もはやビジネスに国境はなく、そこにはいろんな異なる業界があるだけ。英語で自分のビジネスを紹介する、会社案内やカタログを英語で翻訳してみる、業界の動向を英語で深く語る―そんなとき欠かせないのが専門用語。ここでは、製造業関係の英語用語を集めています。

製造業英語用語集

Manufacturing Terms



Last update April 21, 2021





 た行 


               

日本語 英語 備考
 た 
タイムバケット time bucket 日や週など、生産管理スケジュールを立てる際に1ユニットとなる時間の単位。MRPの精度に大きな影響を及ぼすファクタ。
ダウンタイム downtime 停止時間。
多段取ただんど multiple tool settings  
多品種少量生産たひんしゅしょうりょうせいさん high-variety low-volume manufacturing; low volume production of a wide variety of products  
段取り替だんど が retooling; set-up; (equipment) changeover and/or set-up 別の工程および別の商品を生産するために、ラインを調整したり、器具を入れ替えたりすること。
段取り替え削減だんど が さくげん reduction of retooling time; set-up reduction; changeover time reduction  
 ち 
中間原料ちゅうかんげんりょう middle material  
チョコてい brief (short) stop 「ちょこっと停まる」の意味で、本格的な故障ではないが、一時的なトラブルのために設備が停止することで、設備稼働率が低下する。
 て 
DFMでぃーえふえむ Design For Manufacturing (DFM) 製品の組立や分解までも考慮に入れて行う設計のこと。
TFT基板てぃーえふてぃーきばん TFT(Thin Film Transistor)substrate  
DMUでぃーえむゆー Digital Mock-Up (DMU) 複雑な組立製品のモデルを仮想的に組み立て、製品構成に関する種々の技術検証を実物に先駆けて行うこと。
TOCてぃーおーしー Theory of Constraints (TOC) 制約条件の理論。イスラエルの物理学者エリヤフ・ゴールドラット博士により提唱された米国製造業復活の決め手となった理論で、「鎖」全体の強度は、その中の一番弱い「輪」(=制約条件)によって決まるという考え方。つまり「制約条件」とは、企業が目標に到達するのをはばむ要因のこと。SCM の考え方のバックボーンともなっている。→参考
停止ていし stoppage  
DCSでぃーしーえす Distributed Control System (DCS) 分散制御システム。
停止時間ていしじかん downtime  
ディスクリート型(系)製造業がた けい せいぞうぎょう discrete manufacturing 独立したカタチあるもの(鉛筆、電球、電話、自転車など)を生産する製造業。プロセス型の逆。
定性的ていせいてき qualitative  
DBRでぃーびーあーる Drum Buffer Rope (DBR) ドラム、バッファ、ロープ。TOC 理論の手法で、ワークフローを計画、コントロールするために使われる要素。ドラムは全体を決定するボトルネックを表し、バッファはボトルネックの機能低下となる要因を防ぐために設けられるもの、ロープはボトルネック自体の機能低下を防ぐものという考え方。
TPMてぃーぴーえむ Total Productive Maintenance (TPM) 生産効率を最大限に高めるための生産革新活動のことで、1971年に提唱。初期は単純に生産性向上がテーマであったが、最近では技術部門や事務関連部門までもを含め、災害や不良品、故障などの阻害要因を徹底的に排除し、極限までの生産効率をめざすと同時に、働く人たちの考え方・行動パターンまでもを改善する狙いがある。
 と 
統計的管理とうけいてきかんり SPC (Statistic Process Control)  
ドラム Drum TOC 理論の手法である DBR のうちの1つで、全体が目標に到達するのを阻むボトルネック(制限資源)を表し、進行速度をボトルネックに合わせることで全体最適を実現する。つまり、詳細基準生産計画を表し、生産システム全体の速度を決める要素。太鼓の音(ドラムビート)に合わせて進むというところから。