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wick
[wɪk]

ろうそくの芯、灯心

  • When you light the wick of a candle, it causes the candle to melt.
  • The wick has many properties that affect the way the finished candle performs.

リラックスしたいときにアロマテラピー。いい香りのするカラフルなキャンドルのゆらゆらする炎を見ながら「お、このキャンドルの芯の燃え方は効率がいいぞ」などということはあまり考えないものですが、「"ドーナツろうそく"(架空)いかがですか?熱を加えると、ほら、蝋が溶けます」「火はつかないんですか」「つきません、コストダウンのため芯を省きました」というのでは用をなさないわけで、たかが「芯」といって侮ってはいけません。「芯」は、毛管引力などを利用して溶けた蝋をいかに効率よく燃やし蒸発させるかといった、まさにキャンドルの「コア」的な役割をしているのです。語源は古英語の weoce 


 File No. 869   ▲Page top
stingy
[stɪnʤɪ]

けちな、乏しい、貧弱な

  • He was a stingy billionaire holding on to most of his wealth until he died.
  • A stingy person would reuse even the water used in laundry.

「ケチの美学」を実践しているという彼は、いろんなノウハウを持っている。光熱費がかかるので味噌汁は水に味噌を溶かしただけで、おかずは沢庵一枚。水道の水は蛇口をギリギリまで絞ってちょろちょろと出す。買い物はもちろん100円ショップ。ということで、お金を使わない、持っているものなどを出し惜しみして人と分け合わないという意味。あまり度を過ぎると考えものですが、不況時代には生活の知恵かもしれません。語源は古英語の stingan 「刺す」。

 同義語  hard-fisted, mean, miserly, parsimonious, penny-pinching, penurious, meager, scanty, skimpy


 File No. 868   ▲Page top
abstain
[əbstn]

やめる、慎む、棄権する

  • He says he has abstained from alcohol for ten years.
  • The insider has abstained from voting, attempting to influence the voting.

冬の寒い夜もベランダで「蛍族」をやってきたお父さんもとうとうタバコをやめることを決意。一気飲みで救急車で運ばれた経験を持つ息子はそれ以来、一滴もアルコールを飲まない。最近ますます太ってきたお母さんは甘いものを控えるようになったなど、まさに我が家は禁○家族。自分から進んで、行動や習慣などをやめることを言います。また、今度の日曜日は温泉に行くので選挙は棄権します、といった投票するなどの権利を放棄するという意味もあります。語源はラテン語の abstinere 「差し控える」で、初期の頃はもっぱら禁酒の意味で使われていたようです。


 File No. 867   ▲Page top
xenophile
[zenəfl]

外国(人)好きな人

  • A xenophile is a person attracted to that which is foreign, especially to foreign peoples and cultures.
  • She is a xenophile who worships anything foreign.

外国語を勉強している人はたいてい当てはまると思われます。自ら進んで、外国語を学ぶということは、異質な文化、考え方に惹かれるということで、好奇心が強い、自分と違ったことに興味があるといった傾向があるようです。なかには、どうしても必要だからということでイヤイヤ勉強している人もいるかもしれませんが、そういう人も好きになればもっとやる気が出るはずです。もっとも、だからと言って、自分の文化や習慣などを否定してしまうと、ただの「外国かぶれ」になってしまいます。語源はギリシア語の xenos 「見知らぬ人」+「好き」を意味する phile 


 File No. 866   ▲Page top
umbrage
[ʌmbrɪʤ]

怒り、不快、影、木陰(こかげ)

 If you refuse his offer, he will take umbrage.
 He said sternly with both eyebrows elevated in umbrage.

「イカリを沈めたら船長が怒り、その不快感は深いかん… な~んちゃって」と上機嫌の社長に「しょうもない冗談はやめてください!」とたしなめた彼は社長の怒りを買ってしまった。自分のことを侮辱されたり非難されたり、軽くあしらわれたりしたことで感じる怒りや不快感を言います。通常、 take umbrage at (対象となるもの)で「気にさわる」「不愉快に思う」といった意味になります。もっぱら「怒り」系の意味のほうが一般的で、現代では「陰」のほうはあまり使われません。しかし、語源はラテン語の umbra 「陰」で、傘を意味する umbrella とも親戚関係です。




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