File No. 25   ▲Page top
abject
[æbʤekt]

みじめな、あさましい、下劣な


  • She said that he was an abject liar and pathetic coward.
  • Having lost everything he had, he was living in abject poverty.

「見てみなよ、あれだけ威張り散らしていたのにあのザマだ」 「みじめだね」など、あさましい悲惨な状態を言います。「ほら、また今日も来たよ」 「アリさん~っ、今日もハチ目が素敵だね。女王さまはご機嫌いかが?」など abject flattery (あさましいほどのお追従)。「ふん、さんざんボクたちのことをコケにしておきながら…」「悪かったよ。何でもするからさ~。ボクら食べていくのもギリギリス」など  abject apology (プライドを捨てきった謝罪)。「でさ、最近ではゴキブリのところにも物乞いに行ってるんだとか」 「よくそこまで捨てられるもんだね」ということで、語源はラテン語の「捨て去る」という動詞の過去分詞 abiectus 

 同義語  wretched, miserable, pitiful, forlorn, mean, low


 File No. 24   ▲Page top
pander
[pændə(r)]

悪事(売春など)の仲介をする、弱みにつけ込む、あおる


  • They are low-natured thugs pandering to people's weakness.
  • Many people want to refuse commercial e-mail messages pandering to vulgar desires.

「だんな、今夜はひとつ、欲望に身をまかせてみまへんか?」といったよろしくないお誘いを生業(なりわい)にするとか、「これで、お殿さまの懐にも大判小判がざっくざっく…」、あるいは、「知ってるんですけど、あなたの秘密」など、人間の低級な欲求や弱みにつけこむ、人の好ましくない感情などを不必要にかきたてたるという意味の動詞。IT時代の昨今では、「あ、メールが50件も来てるぞ」と題名にざっと目を通すと、見る目も腐れそうなゴミばかりなど、受信する側のほうが情けなくなってくるもの。語源はイタリアの Boccaccio (ボッカチオ)の作品に出てくる人名 Pandaro 「パンダロ」。

 同義語  indulge, pimp, procure


 File No. 23   ▲Page top
grating
[ɡrtɪŋ]

ギーギーと音をたてる、耳障りな、ギーギーという音


  • The brake of my bike makes grating sound.
  • The sound of scratching glass is very grating.

「ギー、ギー…」 「チーフ、またですかね?」 「うむ。」 「おかしいですね、さっきちゃんとカギまでかけたのに」 「誰もいないのにドアが勝手に開くなんてのはよくあることだ。エレベーターがひとりでにキーキー動くこともある」 (ドア:「ギーギー…」) 「耳障りな音ですね」 「うむ…」 (エレベーター:「キーキー…」) 「なんかイライラしますね」 (「ギーギー…」) 「それより、この仕事の納期は明日の朝だ。今夜中に片付けるぞ」 (「キーキー…」)ということで、ゲルマン起源の「こする」という単語から動詞の grate の「削る、こする」に発展、そこから「耳障りな音をたてる」、「イライラさせる」という意味が派生。

 同義語  grinding, scraping, squeaky, rasping





 File No. 22   ▲Page top
condescend
[kɑndəsend/kɔn-]

しらじらしく機嫌を取るような態度をする、恩着せがましい行動をする


  • Your advice was well thought out and simple without being condescending.
  • Don't try to confront a condescending boss.

人間関係などによく使われる言葉で、「こんなにキミのことを心配してるんだから、いっぺんハラを割って(上下関係も関係なく)話そうじゃないか」と言いながら、実は全然ハラも割っていないし、上司風を吹かせているだけだったり、あまり親しくない知り合いなどで、「そこをなんとか頼むよ。○○さんとボクの仲じゃないですか」など、「え、どんな仲だったけ?」と言いたくなるような「頼みごとをするときだけの一方的な友だち」で、逆にこちらが頼んでも「知らん顔」なんだろうなといった態度が見え見えだという場合などに使われる、なんだかギクッとする単語。

 同義語  deign, descend, patronize


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titter
[tɪtə(r)]

声を押さえて笑う、クスクス笑う、そのような笑い


  • The whole class tittered when he made that stupid wrong answer.
  • He said something that made most people titter with embarrassment.

「笑いは健康に良いので、とにかく笑うようにしています」というのはいいのですが、コメディードラマなら思いっきり笑えるところも、現実世界では微妙な場合も…。「うちの犬が散歩中に棒に当たってしまったんだ」「犬も歩けば何とやらですね、はっはっは…」「キミ、そこは笑うところじゃないだろ!ウチの愛犬は今入院中だ」「あ、すいません…」なんてことで、声を出して大っぴらに笑えないときの笑い方がこれ。「クックックッ…」といった、声を出さずに笑いのこと。何かわざとらしいような笑い、神経質な笑いといった意味もあります。語源は、その笑っている様子を表現したところから。

 同義語  snigger, laugh, giggle, chuckle, chortle (informal), tee-hee, te-hee



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