File No. 890   ▲Page top
whine
[hwaɪn]

哀れっぽく泣く(声)、犬などが鼻を鳴らす、泣きごとを言う

  • She whined that she couldn't find any solution.
  • Proper training can solve dog problems such as whining, barking and howling.

急ぎの仕事が入ってオーバーフロー状態。そこで、仕事仲間のアメリカ人、僕が何とかしてあげよう、と知り合いのアメリカ人に電話をかけた。さすがにネイティブ同士で会話も弾む、日本人にわからないと思ったのか、「会社の日本人が困って whining してるんだ」などと言っている。そんなに「哀れっぽさ」を出していた覚えはないが…。困った様子の甲高い声を上げたり、きゃあきゃあと文句を言ったり、犬などがく~んという鳴き声を出したり、北風などがピューピューと音をたてたりすることを言います。名詞としても使われます。語源は古英語の hwinan 「ヒューという音を出す」。

 同義語  wail, whimper, sniffle, snivel, grumble, gripe (informal), bleat, grizzle (informal)


 File No. 889   ▲Page top
apathy
[æpəθɪ]

無感動、冷淡、無関心

  • The government tries to change the apathy of people towards the political process.
  • Those suffering from apathy feel condemned to their fate by forces beyond their control.

「最近の若者は無気力、無感覚、無関心」だなどと言われて久しく、その若者が中高年になり、「最近の若者は…」などと言う時代になりました。何となくクールで、限りなくエンプティーに近いように見えてしまう若い世代に対して心配する親心か。そんな若者が電車などで、ちょっと照れながら(?)お年寄りに席を譲ったりするのを見ると、心が温かくなる。彼らも彼らなりにちゃんと考えているわけです。そのスタイルが違うだけかもしれません。ということで、感情や感動、興味や関心などが不在である様子を言います。語源はギリシア語の apatheia 、否定を表す a  と「感情」を意味する pathos 

 同義語  disinterest, impassivity, indifference, insensibility, lassitude, lethargy, stolidity, unconcern


 File No. 888   ▲Page top
verve
[və:(r)v]

芸術的な熱情、力、活気

  • This painting has a verve that still feels fresh today.
  • The show lacks the verve and energy that set the tone throughout the series.

「松茸も食いすぎたりやもう秋も飽き」(一句) 「おおっ!さすが社長。力強いインスピレーションがっ…」(??) ということで、芸術作品などに表現されている、情熱、活力、エネルギー、たくましい想像力、あふれるような情感などを言います。どちらかというと動的で熱が入っているのがポイント。語源はラテン語の verba で「言葉」を意味する verbum の複数形。やはり、活気は言葉からということか、ある年齢を過ぎると、椅子から立つときなどに「どっこいしょ」と言ってしまうのも無理はありません。

 同義語  dash, pep, sparkle, zip, vitality, vigour, zea, brio, vivacityl


 File No. 887   ▲Page top
malapropism
[mæləprapɪzm/-prɔp-]

音の似た語を取り違えたユーモラスな間違い

  • A malapropism is the striking misuse of a word or phrase that sounds somewhat similar to another word or phrase.
  • Some people would argue that it is a malapropism rather than a miss spelling.

ちょっと天然の入った女性秘書が言うには、「今日、社長はゴルフのコンパに行ってます」。頑張って日本語を覚えようとしている外国人社員、「進捗状況」を聞きたいところを「シンチョウ状況はどうですか」と言ってしまい、「178センチです」などという答えが返ってきた。というふうに、発音が似た言葉を意図せずに間違えてしまい、その結果、ふっと笑ってしまうような間違いを言います。わざとやらない、偶然の産物というのがミソです。語源は、R. B. Sheridan という人のコメディに出てくる Mrs. Malaprop で、よく言葉を間違うという人物。


 File No. 886   ▲Page top
leniency
[li:nɪənsɪ]

寛大さ、情け深さ

  • He asked for leniency in his upcoming trials.
  • However, the court showed leniency to the other three convicts for being juveniles.

あくどい(?)方法でお金持ちになった人たちのお金をほんの少しいただいて、恵まれない人たちに分けてあげました、といったタイプの犯罪は洋の東西を問わず、支持されるような傾向があるようです。ということで、ここで言う「寛大さ」とは、何でも手当たり次第買い与えたり、何をやっても咎めないといったものではなく、法律などで、罪を犯した人に対して、その状況や背景などを鑑みて、罰を軽くする、緩めるというときの寛大さを言います。いわゆる情状酌量というわけです。語源はラテン語の lenire 「柔らかくする」。

 同義語  mercy, compassion, clemency, tolerance, lenity




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