日本語 |
英語 |
説明 |
E
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enclitic |
前接語・辞(の) |
前の語と発音上密接につながっていて、強勢がなく直前の語の一部分のように発音される(語)。 |
endophora; endophoric |
内部照応(の) |
話の中に登場するものを参照することで、前方照応 (anaphora) と後方照応 (cataphora) がある。 |
ergative case |
能格 |
能格・絶対格言語において、他動詞の主語を表す格。あるいは、他動詞の主語となる名詞の語形。 |
ergative-absolutive language |
能格・絶対格言語 |
名詞が自動詞の主語となる場合と、他動詞の動詞となる場合とでは格が異なり、自動詞の主語となる場合と他動詞の目的語となる場合に同じ語形になるような言語を言う。バスク語などがこれにあたる。 |
exclamation point (mark) |
感嘆符 「!」 |
説明参照 |
exophora; exophoric |
外部照応(の) |
話の中には直接登場しないが、脈絡や状況からわかるものを参照すること。たとえば、This pen is better than that one という場合、下線部は話者と聞き手の間で了解できるものであるとする場合の参照。 |
(syntactic) expletive |
虚辞 |
英語の it や there is の there など、文の中に用いられるそれ自体は意味のない語のこと。 |
F
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felicitous |
表現として適切 |
「表現のうまい、表現として快適で適切である」という意味だが、よく用例の解説などで、文法的に正しいとか、表現として成り立つといった意味でも使われる。 |
feminine gender |
女性 |
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functional |
機能的な |
定冠詞の the など、文法的な役割を持つだけでそれ自体意味を持たないこと。それに対して、語彙としての意味を持つことを lexical という。 |
fusional language |
屈折語 |
屈折を特徴として持つ言語で、基本的にインド・ヨーロッパ言語がこの屈折語である。an inflection language ともいう。 |
G
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gender |
性 |
man, king は男性で、woman, queen は女性といった名詞の性。 |
generative grammar |
生成文法 |
言語学者チョムスキーによって提唱された、生まれつき備わっている母国語の文章を正しく構成する知識について研究する言語学理論。 |
genitive case |
属格 |
「名詞A の 名詞B」などの帰属関係における帰属元(名詞A)を表す格。あるいは、帰属元となる名詞の語形 |
gerund |
動名詞 |
~ing 形の動詞で文中で名詞的に用いられる。 |
grammatical |
文法上の、文法的な |
たとえば a grammatical word というと文法のルールとして使われる意味を持たない語ということであり、語彙として意味のある場合は lexical を使う。 |
grammaticalization (grammaticalize) |
文法化 |
going to... が「~へ行く」という意味から、「~する」という未来の意味を持つようになるなど、ある言葉がその本来の意味をなくし、抽象的な意味の表現として使われるようになること。 |
H
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head-initial; head-final |
ヘッド・イニシャル、ヘッド・ファイナル |
ここで言う head とは、1つの句の中でその文法的カテゴリーを決める語のことで、たとえば名詞句の head は名詞。head-initial は英語のように、その部分が最初に来て後に修飾句などが続くが、head-final とは日本語のようにその部分が後に来ることを言う。 |
homophora; homophoric |
同質照応(の) |
exophora の一種で、文化的な知識や特定の脈絡や内容の知識によってわかるものを参照すること。たとえば、イギリスのことを述べている脈絡において、the Queen といえば誰のことかがわかるというような参照をいう。 |
hypothetical form |
仮定形 |
日本語文法で、動詞や形容詞などの活用のひとつで、「~ならば」のような仮定の条件をつくる。 |