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whop
[hwɑp/wɔp]

強くたたく、たたきのめす

  • That team whopped the national team.
  • She whopped the bad guy, and people were happy.

料理を並べていたら子供がつまみ食いをしようと手を出してきたのでピシャリとたたきました、といったちょっとたたく程度ではなく、相手がもう立ち上がれないくらいの強度や回数を伴います。まさに「こてんぱん」にやっつけるというニュアンス。試合などで強豪チームを徹底的に打ち負かすといった意味でも使われます。社会的にも立場が弱く体力も弱いといったフツーの人間を長くやっていると、自分がスーパーマンのような存在だったら、などと思うことがたまにありますが、物事があまり単純に解決してしまうのもおもしろくないかも。語源は中世英語の whappen 「激しく投げる」。主にアメリカで使われる俗語です。

 同義語  wallop, whack, wham


 File No. 514   ▲Page top
argot
[ɑ:ɡoʊ]

隠語、仲間ことば

  • Everybody knows every industry has its own argot.
  • The group was speaking in some incomprehensible argot.

いわゆる「ギョーカイ(業界)」と呼ばれるところでは、「サングラス」は「グラサン」、「ラーメン」は「メンラー」など、普通の言葉を逆にしてしゃべるとか。どこの業界、仲間うちでも多少の「仲間ことば」というものがあり、それによって連帯感や帰属意識を強めるというわけです。他の人にはわからない「秘密言葉」を使って徒党を組んでいるだけの仲間もあるようですが、「隠語」を使うことイコール本当の人間関係とは言えないようです。語源はフランス語。従って最後の t は発音しません。

 同義語  jargon, slang, dialect, vernacular, patter, parlance, lingo


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aberration
[æbərʃən]

常軌の逸脱、精神錯乱、不品行

  • The device features an aberration-corrected transmission electron microscope.
  • Everyone knows whether this kind of behavior is an aberration of rational response.

「昨日も催促の電話をかけたんですが、"ゾウさんのほうがもっと好きでーす"と言って電話を切られてしまいました。」 「うむ。かなり古いな。それで今日は?」 「今日は、担当者が出たとたんに、"この電話は使われておりません"とか言って、やはり電話を切られました。」 「最近のあの取引先の対応は、常軌を逸しているな」というふうに、思考や行動、現象などが普通の状態から逸脱していることを言います。思考が屈折すれば、行動も逸脱し、非行や不品行となります。また、細胞など生物的機能の異常行動、天体や物理の光行差といった意味にも使われます。

 同義語  anomaly, deviation, divergence, abnormality, error





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racket
[rækɪt]

うるさい雑音、大騒ぎ、どんちゃん騒ぎ、不法な商売、仕事

  • There was a racket of hissing, croaking, buzzing, and chirping.
  • They are operating a criminal racket.

ピポポ、ピポポ、プルルルル~ン、パンパカパパパ~ン… などと延々と続き、一日に何度も鳴る近所の車の防犯ブザーの音。あるいは、泣くのが子供とはいえ、これまた延々に続く子供の泣き暴れる声と音。居酒屋で旧友と静かに飲んでいると隣のテーブルで繰り広げられるどんちゃん騒ぎなど、出す側に悪意があるわけでもないが、やはりうるさい騒音。あるいは、「オレオレ」とか「振り込め」など、こちらは悪意たっぷりの「不正な商売」の数々。その他、スラングで「仕事」という意味もあります。語源は不明ですが、テニスをするときのラケットとは別の語源。

 同義語  noise, fuss, disturbance, outcry, commotion, fraud


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peck
[pek]

くちばしでつつく、ついばむ、つつくこと

  • Woodpeckers that peck the wood and termites eat the wood.
  • She would peck at food, but not actually eat.

木をつつくウッドペッカー。ということで鳥などがクチバシでつついたり、虫などをついばんだりする様子を言います。しかし鳥だけではありません。クチバシの無い人間にも使われます。日本ではあまりやりませんが、「じゃあ行って来まーす」などと言って家族の頬に「チュッ」とやるあのキッスの意味や、 peck at food と自動詞として at を伴って使うと、食欲が無いのでグラタンなんかをちょこちょこつついてました、など、食べたくないが食べ物を少しずつついばむというふうに使われます。また、語源も違う別の言葉ですが、重さの単位にも peck というのがあります。

 同義語  pick, bite, hit, strike, tap, poke, jab, prick, nibble



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