言いたいことを短い「キャッチフレーズ」感覚で表現してみようという「最大5ワードで話すタコ式英会話」のコーナーです。



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Last update January 2, 2019
 Case M005   電車でだいたい1時間ほどです。「山田駅」で降りてください。

Around one hour by train.
Get off at Yamada Station.

ウンド・ン・ウア・バイ・トイン。ゲット・フ・アット・ヤダ・スイション。
(赤字の部分は強く読みます。)

 Listen!  
(発音サンプル:読み上げソフトを利用したものです。)

 Words 

赤字の部分は単語のアクセント(強勢)のある箇所です。
英単語 発音の目安 意味
around ウンド だいたい、およそ
one 数字の1
hour ウア 時間
by ~によって
train イン 電車
get off ゲット・ 乗り物などから降りる
at ット ~において、~で(場所)
station イション 駅。





 解説 

上の音声を聞きながら、強弱やイントネーションをまねて発音しましょう。読み上げソフトを利用したものなので、どことなく機械的な読み方になっていますが、そこは、たっぷりと感情や臨場感を込めて発音してみてください。

この表現は、目的地を教えてあげた後などに使う表現です。当たり前のことですが、駅の名前など、外国人にとって日本語の名前はわかりにくいので、ゆっくりはっきり発音します。鉄道の路線図などがあれば、それを見ながら教えてあげるとわかりやすいでしょう。ここの「ヤマダ」は、日本語の名前ですので、すべて同じ強さで「ヤ・マ・ダ」と発音してもかまいませんが、英語風にアクセントを「マ」のところに持ってきています。

「時間」を意味する hour ですが、発音は「アウア」となり、頭の「h」は発音しません。英語にはこのように、スペルと発音が合致していない単語がたくさんあります。

「ゲット・オフ」は「ゲット」と「オフ」と離して発音するのではなく、「ゲットフ」のように一気に発音してください。アメリカ英語では「ゲロフ」のように聞こえますが、発音はあえて真似をする必要はありませんが、それぞれの音を出すのタイミングとして参考にしてください。英語の「ゲット」には日本語の「ト」 (to) のように余計な [ o ] の音がないため、[ t ] の音が軽くなってこのように聞こえます。

また、「トレイン」の発音も日本語式に「to-re-i-n」とならないように注意しましょう。そうなると別の発音になってしまいますので、その時点で通じません。「トレ」は、余計な [ o ] の音を入れずに [ t ] だけを発音しながら→ベロ巻き[ r ] の音に移行し→母二人「えい」を発音し→ [ n ] の音につなげます。

言葉がわかるわからないに関わらず、ジェスチャーは言葉を助けます。ジェスチャーを活用しながら、あくまでも相手に通じることをめざしましょう。また、相手が地図などを持っていればそれをいっしょに見たりして、指差してあげるのもわかりやすいでしょう。要は、道を教えてあげるというのは、小さなボランティアですから、サービス精神を働かせて相手にわかる工夫が大切です。


 発音レベルアップ 

ちょっとした発音のポイントを押さえるだけで、ぐんと英語らしくなります。それぞれの発音のポイントの説明は「発音なんてタコ」のコーナーをご覧ください。

ベロ巻き 「アラウンド」の「ラ」、「トレイン」の「レ」がこの音になります。
母二人「おう」 「アラウンド」の「ラウ」、「アウア」の「アウ」は母二人「あう」、「トレイン」の「レイ」、「ステイション」の「テイ」は母二人「えい」、「バイ」は母二人「あい」の音になります(いずれも母二人「おう」のページをご覧ください)。
タコぐち 「ワン」の「ワ」、「ウォーク」の「ウォ」がこの発音になります。
口噛み 「ゲット・オフ」の「フ」がこの発音になります。「口噛み」の息だけパターンです。
シーシーS 「ステイション」の「ショ」がこの発音になります。「シーシーS」の息だけパターンです。
スイスイS 「ステイション」の「ス」がこの音の息だけパターンになります。

 また、「ゲット・オフ」の「フ」も、日本語の「フ」 (fu) にならないよう、「口噛み」の息だけパターンの [ f ] の音だけを発音するようにしましょう。
 その他、「アラウンド」の「ド」は、日本語の「ド」 (do) にならないよう、[ d ] の音だけを発音するようにしましょう。詳しくは [d]、[t] の発音のしかたを参照ください。
 同様に、「ステイション」の「ス」も日本語の「ス」(su) ではなく、「スイスイS」の息だけパターンである [ s ] の音だけを出すようにしましょう。