File No. 570   ▲Page top
par
[pɑ:(r)]

同等、標準、基準

  • His performance was on a par with a pro.
  • The common stock has a par of $1.00.

ゴルフで「基準打数」を意味する par の他にも、ジャンケンでは「紙=パー」「ハサミ=チョキ」「石=グー」など、同等・同位といった意味があります。私の英語はネイティブの5歳児と同等だとか、キュウリを焼酎につけるとメロンと同じ味になるなど、比較して「同レベル」という意味に使われます。また、 be under (above) par で水準やいつもの調子以下(以上)という意味になります。その他、株などの「額面」といった意味も。語源はラテン語の par 「同等のもの」。

 同義語  average, mean, median, norm, equality, equation, equivalence, parity


 File No. 569   ▲Page top
ingenuity
[ɪnʤənju:əti]

創意、器用、巧妙さ

  • He was a man of ingenuity; had invented a variety of new products.
  • The contest focuses on testing students' ingenuity in solving environmental challenges.

器用貧乏という言葉もあり、成功するかどうかは別にして、「ええ?こんなこと、よう考えなはったなあ」といった、創意や技巧に優れていることを言います。履くだけで勝手に歩いてくれる「自動歩行靴」、一粒飲むだけで胃の中でステーキやパスタに変身する未来の食べ物「後から美味しい」、自分に代わって上司にお付き合いしてくれる「ごますりくん」など、あったら便利なものからあっても役に立たないものまで、良くも悪くも、とにかく斬新さや巧妙さが売り。語源はラテン語の ingenuitas 「生まれつきの高貴さ」ということで、奴隷ではなく自由の身分で生まれたという意味。

 同義語  inventiveness, knack, resourcefulness, originality, genius


 File No. 568   ▲Page top
empathy
[empəθi]

感情移入、心を通わせること

  • I think we should have empathy towards anyone.
  • Some children cannot establish empathy, show affection, and bond with others.

この灰色の空は自分の心を表しているようだ、といった自然や物体に感情を投射するという意味。しかし、最も一般的な用法は、人間や動物など生きているものに対して心を通わせること。悩んでいる人などの話をじっくり聞き、相手の気持ちや感情を想像力によって自分も体験し、共有すること。また、その能力を言います。要は他人の立場になって考えるということですが、口で言うほど簡単なものではありませんね。語源はギリシア語の empatheia 「情熱」で、em  (~にする)+  pathos (感情)。





 File No. 567   ▲Page top
valedictory
[vælɪdɪktəri]

告別の(辞)、別れの(辞)

  • He was selected to give a valedictory address at the ceremony.
  • The latter delivered a valedictory eulogy at his funeral.

学校生活においては「送辞」とか「答辞」とか呼ばれるもので、意地悪をされた先輩に対しても「暖かくご指導いただき」とか、転勤になって去っていく先生に対しても「寂しくて心にぽっかり大きな穴が…」など大人が考えた文章を読みながら、最後は「きれいごと」でまとめるもんなんだと悟った子供時代。その他、お葬式での「告別の辞」など、人生の節目の最後の時に言うスピーチのことです。名詞・形容詞の両方で使われます。語源はラテン語の valedicere で、 valere (be well) + dicere (say) 。やはり、最後くらいは立派な心になって、良いことを言いましょうということか。

 同義語  farewell, leaving, parting, last, final, going away, departing


 File No. 566   ▲Page top
tog
[tɔɡ/tɑɡ]

りっぱな服を着せる、正装させる

  • My father is togged out in an expensive, gold-trimmed velvet suit.
  • Everyone is encouraged to get togged up in fancy dress and join in the fun.

be 動詞や oneself を使って、晴れ着・正装などの立派な服装をするという意味で使われます。is togged up (out) というふうに up  out を伴うのが普通です。晴れ着やドレスばかりではありません。クリスマスなのでサンタの格好をしましたとか、私はトナカイの服装をしましたなど、何かの目的に合わせた服装をするという場合にも使います。語源は名詞の togs で、ある目的・用途のためのコスチューム一式を意味します。その  togs の語源は隠語 tog(e)man を省略したスラング tog 「上着」。




 A Word a Day in the Past  これ以前の過去の単語



 英単語リスト 

 ページリスト 
 ページリスト

 これまでの今日の英単語 
Page113 |  Page112 |  Page111 |  Page110 |  Page109 |  Page108 |  Page107 |  Page106 |  Page105 |  Page104 | 





▲Page top