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cull
[kʌl]

より抜く、劣等なものを抜く、外された劣等品

  • You should cull inferior plants in the garden.
  • Lobsters that have lost one or both claws are called culls.

良くも悪くもグループの中から選ぶという意味。作品や商品など、たくさんある中から「最も良いものを選びました」という場合と、家畜や植物など、他のものに悪い影響を与えるので「質の悪い、価値のないものを選んで処分しました」という場合に使います。また、名詞で a cull というと劣等品。「質が悪くて価値がない」などと判断された側はたまりません。サバイバルの掟は厳しいものです。語源はラテン語の colligere 「まとめて束にする」。

 同義語  select, choose, pick, thin out


 File No. 554   ▲Page top
swill
[swɪl]

がぶ飲みする、洗い流す、豚の餌、残飯

  • People swilled beer in the afternoon sunshine.
  • Get sponges and clean water to swill down the tables and seats.

いろんな意味がありますが、まとめて言うと、「水(液体)」、「流れる」、「豚(あるいは家畜)」まわりの単語。肉体労働で疲れた夕方はビールやワインを「がぶ飲み」した後、シャワーを浴びて酒臭い汗を「洗い流し」て、ついでにお風呂も「洗ってきちんと排水」させる。ついでに、飼っている「豚も洗って」、「残飯」に水やミルクを混ぜて作られた「豚の餌」を「食べさせる」。豚の餌は pigswill とも言い、残飯は slop とも言います。語源は古英語の swillan 「洗う、うがいをする」。

 同義語  gulp, swig, guzzle, slops, mash, hogwash


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telling
[telɪŋ]

効き目・効果のある、無意識に感情を表現する

  • That delay itself is telling evidence of our inability to manage time.
  • He puts a telling smile after everything went as he conceived.

tell 「言う」の現在進行形としてお馴染みですが、それだけでなく、ダジャレばかり言って、いつもみんなの「笑い者」になっていた赤い鼻のおじさんが、その年のクリスマスの日、自分の生い立ちを語った。あー、あの話は効いたなあ、ということで効き目がある、印象的だという意味があります。その他、年末ジャンボ宝くじで小金を当てて、思わず笑み (a telling smile) がこぼれますといった、知らず知らず、意識しないうちに出てしまう感情などを表現します。

 同義語  effective, striking, influential, decisive, impressive, forceful





 File No. 552   ▲Page top
dogma
[dɔ(:)ɡmə]

定説、独断、教義

  • At work, efficiency was his dogma.
  • Many of his innovative and radical ideas are now established dogma.

「男は仕事、女は家庭」、断固として譲らないアタマの硬いお父さん。「勉強の嫌いな子は良い子ではない」という絶対的な考えをもつお母さん。こういったあまり根拠のない独善的な考え方や視点を言います。また、科学の世界などで、「地球は回っている」とか「光は音より速い」といった「定説」を指します。その他、教会などが正式に発表する「教義」といった意味もあります。語源はギリシア語の dokein、英語の seem 「~らしい」の意味。

 同義語  tenet, doctrine, creed, philosophy


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heed
[hi:d]

注意(を払う)、留意(する)

  • She actually warned the group, and they indeed heeded her warning.
  • Take heed of calls for evacuation in case of emergency.

「あなたの健康を損なう恐れがあります」といった注意書きなどに対して留意するという意味。何か怖いものや危険に対して警戒体制をとる「注意」や、悪い行いを「注意」するなど、日本語の「注意」というのはいろんな意味がありますが、この場合は、ちょっとニュアンスが違います。どちらかというと、アドバイスや警告内容をまじめに受け止め、意識のなかに留めておくという意味。普通に日常会話などではあまり使われず、文書や注意書きなど「書かれたもの」に使われることが多いようです。語源は中世英語の hedan 「注意を払う」。

 同義語  pay attention to, mind, regard, attend, note



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