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scallop
[skæləp/skɔl-]

半円の連続模様の飾り、襟・袖口・すそ飾り(をほどこす)

  • The plate is circular in shape with a slight scallop decoration around the edge.
  • This feminine cardigan with a scalloped collar is perfect for a young lady.

今日のスパゲッティの具は帆立貝です、というときの scallop だけではなく、円を描くように丸くなった襟、袖、裾などの処理を言います。たとえば a scallop collar のTシャツなどと言われると、どんなデザインだろうと思わず期待が高まったりしますが、写真を見ると何のことはなく、首の部分を丸くカットしたどこにでもあるTシャツだったりします。要は「半円」の形の意味で、 scallop decoration と言うと、半円をいくつも連続させて構成している模様のこと。語源は中世フランス語の escalope 「貝殻」。動詞としても使います。


 File No. 614   ▲Page top
valance
[væləns]

天蓋、垂れ布

  • She lifted up the bed's valance and dragged out the dusty box.
  • Valances are the shorter curtains at the top of the window.

「女王さま、朝がまいりました」と召使。「おーほっほっほ…」と言いながらベッドから起き上がる女王。そのベッドを見てみると、天井からひらひらフリルの付いたカーテンのようなものが…、そう、これが「天蓋」というものです。いっぺん寝てみたいですね、こんなベッド。その他、ゴージャスなカーテンなどで、レールの部分を隠すように、上からもうひとつ短いカーテンのようなものがふりふりと下がっています。これも valances と言われるものです。いや、ゴージャスなスタイルもいいもんですね。対して、うちのカーテンには valances ではなく、洋服ダンスに入りきれないコートやジャケットがぶら下がっていますというのも寂しい。


 File No. 613   ▲Page top
wand
[wɔnd/wɑnd]

魔法使いの杖、指揮棒

  • When he waved the wand, a pink rabbit appeared.
  • So let your mouse be the conductor's wand and play Mozart for a while.

「新聞を幾つにも折り曲げて、水をかけると、あ~ら不思議!なかから白いハトが…」というときにマジシャンが使う細い棒のようなモノを言います。同様に、魔法使いが「てくまくまやこん」とか言うときに振る杖のようなものを指します。しかし、考えてみるに、どうしてあの杖や棒のようなものを振らなければならないのか、今いち疑問が湧いてきます。また、管弦楽の指揮者の持っている棒という意味もあります。やはり、振ると調子が出るっていうわけでしょう。語源は古ノルド語の vondr 

 同義語  stick, rod, cane, baton, stake, switch





 File No. 612   ▲Page top
tongs
[tɔ(:)ɡz]

はさみ道具、~ばさみ

  • Tongs are just extensions of your fingers, making it easier to grab things.
  • They always used tongs to pick up fruit garnishes.

熱い炭をつかんだり、氷をつかんでグラスに入れる、サラダをつかんで器に入れる、あるいは、道をきれいにしましょうということで、吸殻などをつかんで拾うなど、2つの断片がある一点で蝶番(ちょうつがい)のようなもので固定されていて、そこをテコにして一定の角度間を動かせるという道具の総称。つまり、人間の指の延長というわけで、素手でつかむのはちょっとどうかと思われるものをつかむための便利な「~ばさみ」というわけです。当然、1つの片だけでは何もできませんので、常に複数扱いになります。ゲルマン語系の語源で「噛み付くもの」といった意味の単語から発展。


 File No. 611   ▲Page top
skillet
[skɪlɪt]

フライパン、長い柄のついた鍋

  • The eggs can be cooked in a skillet.
  • We bought a skillet to bake our bread in.

「フライパン」も英語ではバリエーションがあるようで、まず、最も一般的なのは文字通り a frying pan 。それを縮めて a fry pan とも言いますが、いずれもニューイングランド地方の用語で、ニューイングランドを含む大西洋岸の州で使われます。a skillet は、もともとミッドランド地方やアッパーサウス地方の用語。今はマーケティングの影響もあって、こういった地域的な差は少なくなって来ているようです。また、今ではあまり使われませんが、a spider と言うと、フライパンに長い足がついていて、燃料の上に置いて調理するための鍋。 skillet の語源は中世英語の skelet 



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