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standoff
[stændɔ(:)f]

離れていること、反撃・拒絶、行き詰まり

  • The standoff distance is the minimum guaranteed distance between the blast source and the target.
  • There has been a severe standoff between the two nations for a long time.

辞書によると「離れていること」とか「よそよそしさ」といった意味が一般的ですが、むしろ、2つの国や人の間で深刻な standoff があるといった使い方をする場合が多いようです。ただ距離を置いて知らん顔しているだけならたいした問題にもならないのでしょうが、何度も話し合いを持っても結局合意に至ることができず、交渉自体が行き詰っているような状態を表します。もっとも、話し合いの余地がないからお互い「知らんぷり」状態になり、距離が「離れて」いくのも事実。その他、物理的に「離れている状態」という意味や、ゲームなどでの「引き分け」といった意味もあります。

 同義語  tie, draw, deadlock, stalemate


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cyme
[saɪm]

集散花序

  • This flower is characterized as having a cyme inflorescence.
  • The inflorescence is a cyme of 4 to 6 flowers, with the center flower opening first.

春になって野も山も花盛り。そもそも「花序」は(英語では inflorescence )、花の付き方や配列状態のことで、「集散花序」というのはその「花序」の種類のひとつ。花の軸の先端が花になってまず最初に咲き、その先端の花はそこで成長が止まりますが、花軸から出た側枝の先端がまた花になり、そこからまた側枝が出てその先端が花になり… ということを反復するような花の付き方を言います。代表的な例はアジサイ。語源はギリシア語の kyma 「膨らむ、波、キャベツの芽」。


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howl
[haʊl]

遠吠えする、(泣き)わめく、ハウリングする

  • I heard dogs howling in the distance.
  • When he was about to talk, the microphone started howling.

うちの犬は救急車のサイレンが聞こえると音に合わせて「ホーッ」と鳴きます、などイヌ科の動物が「遠吠えする」、あるいは、「みなさん、こんにちは」としゃべり始めたときに、その場をしらけさせる「キーン」という音のように、マイクやスピーカーが「ハウリングする」という意味の動詞。うるさい音を出すのは何も犬やオーディオ機器だけでなく、人間も負けてはいません。泣いたりわめいたり、浮かれ騒ぎをしたりなど、感情を抑制できずに大きな声を出すという意味でも使われます。語源は中世英語の houlen、鳴き声に音が似ていることからできたという説があります。

 同義語  cry, shout, scream, roar, yell, wail, shriek, bellow, bawl


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ware
[weə(r)]

製品、陶器、商品

  • Many people are selling wares in the square.
  • There is a notable difference between Yayoi and Jomon earthenware.

アンダーウェア underwear というときの「ウェア」ではなく、製造された物(製品)、あるいは販売するための物(商品)という意味で「総称」として使います。倉庫のことを warehouse というのもここから来ています。最近は IT の進歩によって、ware という言葉を使った「○○ウェア」というのが流行っており、ハードウェアにソフトウェア、スパイウェアなど、接尾辞的に他の単語の後にくっつけて一語として使われています。その他、瀬戸物や陶器といった意味もあります。語源は古英語の waru で、中世高地ゲルマン語の ware も同源。


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impend
[impend]

差し迫っている、今にも起ころうとしている

  • They were aware of an impending crisis of social security.
  • He would just run when real danger impends.

「社長、大変です。天井から大きなヘビがぶら下がっていて、今にも飛びかかろうとしています」「コピー機の前でトラが虎視眈々とこちらの様子をうかがっています」「うむ。それこそが厳しい時代にふさわしい新コンセプトの"サファリ・オフィス"だ。危機感を持って仕事ができる」「あ、社長の背後にライオンが…」「ガオ~ッ!!!」「あ~れ~っ…」なんてことで、危険や危機などが「差し迫っている」という意味で使われる動詞。今か今かとチャンスを狙っているような、抜き差しならない様子を表します。語源はラテン語の impendere  in-  「~に向かって、~の中へ」 +  pendere 「ぶら下がる」。

 同義語  brew, hang over, loom, lower, menace, overhang, threaten



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