File No. 1960   ▲Page top
mercurial
[mə:(r)kjʊərɪəl]

移り気の、気が変わりやすい、メルクリウスの、水星の、水銀の

 This substance has a mercurial nature.
 He is a mercurial person and who knows he is really serious about this.

昨日までは中国語をやっていたのに、今日は韓国語を勉強していますなど、気が変わりやすい、移り気という意味の形容詞。というより、やる気の温度が毎日変化するだけですというわけではありませんが、温度計に使われる「水銀」 (mercury) の形容詞としても使われます。また、地球に一番近い「水星」、そして、ローマ神話の神メルクリウス(ともに Mercury)の形容詞でもあります。「まったく、アイツは水銀みたいな奴だぜ」というのか、この「水銀」という物質の名前も、神々のメッセンジャーでもあった、敏捷さと変わり身の速さが特徴のローマ神話のメルクリウスの名前から来ています。

 同義語  capricious, erratic, unpredictable, unstable, unsteady, variable, volatile, whimsical


 File No. 1959   ▲Page top
philippic
[fɪlɪpɪk]

厳しい批判、侮辱するような非難、暴力的な言葉

 A philippic originates from the harsh speech by Demosthenes on Philip II of Macedon.  The president delivered a philippic against the dictator of the country.

「フィリップさん、デモスさんがあなたのことをこんなふうに言ってますよ」「なに?けしからん。これは侮辱だ!言葉の暴力だ!」ということで、その起こりは、紀元前4世紀、アテネの政治家で雄弁家でもあったデモステネス (Demosthenes) が古代マケドニアの王ピリッポス (Philippos) 2世を批判したスピーチから。さらに、紀元前44年ごろになると、そのスピーチを流用して、今度はキケロ (Cicero) がマルクス・アントニウス (Marcus Antonius) に対して厳しい批判を行ったと言われています。特に政治家などに対する言葉による厳しい批判という意味で使われます。

 同義語  diatribe, fulmination, harangue, jeremiad, tirade


 File No. 1958   ▲Page top
bumptious
[bʌmpʃəs]

自己主張の激しい、強引な、横柄な、傲慢な

 She is a beautiful, but a bumptious woman.
 He says English-speaking people can be sometimes bumptious.

「なんでそんなにぶつかって来るんですか」「ぶつかって来たのはあなたでしょう」「だから、私のほうが先に並んでたんですよ」「でも、私のほうが先に着いたんですってば」「強引ですね」「まったく、あつかましい!」というわけで、おそらく、bump 「ぶつかる」と presumptuous 「ずうずうしい」という単語をくっつけて作られたのではないかと言われています。まあ、自己主張が激しいからこそ、ついついぶつかってしまい、その様子が横柄だとかいうことになるのだと言えます。やはり、左右前後を確かめて、ぶつからないようにルールを守って意見することが大切なのかも。

 同義語  arrogant, brash, vaunting, conceited, showy, self-assertive, egotistic, impudent





 File No. 1957   ▲Page top
mojo
[mʤoʊ]

魔力、おまじない、お守り、魅力

 She added a mojo to her cooking to create a special flavor.
 His business needs some mojo to keep growing.

合格するにはやっぱりカツ丼とか、この服は「勝利服」なんで、今回の試験もこの服で臨みますなど、なんだかわからないけど、それによって良い結果がもたらされると信じているようなこと(もの)を言います。日本語で言うところのジンクスのようなものかもしれません。その他、料理にこれを入れるとより美味しくなるといった、秘伝の隠し味のようなもの、あの人が行くとなぜか不思議に話がまとまるといった人間的な魅力、ビジネスを伸ばす秘訣など、不思議な効果のあるものを言います。語源は、アフリカのフラ族の言葉 moco'o 「医者」ではないかと言われています。


 File No. 1956   ▲Page top
sapient
[spɪənt]

賢い、知恵のある

 Maxie is canine-sapient, and indeed he is a genius.
 This is a story about sapient squids who conquer the Earth.

ご存知、人間の学術名は「ホモ・サピエンス (Homo sapiens) 」で、「サピエンス」はこの単語の語源でもあるラテン語の sapere 「賢い」という言葉から来ていますが、人間は他の動物に比べて知性や知恵があるというのが大きな違いというわけです。「だけど、ポチはすごく賢いんだ」「ふ~ん。じゃ、何かやらせて見せてよ」「オーケー。3引く2は?」「ワン」「ほら。しかも、英語で答えるんだよ」なんてことで、よくあるジョークですが、こういう場合にも、おどけて、ウチの犬は canine-sapiens などと言うことができます。ちなみに、ネコなら feline-sapiens 、ウシは bovine-sapiens なんてことで。




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