File No. 1935   ▲Page top
caiman, cayman
[kmən]

カイマン(中南米のワニ)

  • He keeps a baby caiman as his pet.
  • Alligators and caimans are small species of crocodilians.

ワニはワニでも中南米に生息するワニで、アフリカやオーストラリアにいるクロコダイルとは違う種類。北米のアリゲーターとは同じグループだとか。じゃあ、クロコダイルとどう違うのかというと、外見上はクロコダイルのほうが首が長く、頭部も軽い、そして、口を閉じたときに牙が見えるといった違いがあるようです。また、カイマンの種類のなかでは Spectacled Caiman というのが有名で、両目の間の隆起している部分のため、メガネ (spectacles) をかけているように見えることからこう呼ばれます。全長はオスで2~2.5、メスでは1.4メートル程度。語源はカリブ語の acayuman からできたスペイン語の caimán 


 File No. 1934   ▲Page top
wastrel
[wstrəl]

浪費家、のらくら者

  • He thinks his wife is a wastrel.
  • They had a hard childhood because their father was a wastrel.

「ハニー、今月もカードの引き落としがすごい額なんだけど…」「あら、最近は100均でしか買い物してないのよ」「100均のものを一体何個買ったの?」「3個よ」「おかしいな… この300万円ってのは…」「だから100万円均一のお店で(架空)3個買ったんだってば」てなことで、無駄使いする人という意味。とは言え、普通に生活している人なら、それほどすさまじい浪費家にはならないもので、ギャンブルに凝ったり、稼いできたお金はすべて飲み代に消えるなど、怠け者、あるいは放蕩者といった意味でも使います。語源は wast(e) 「浪費する」に scoundrel 「ならず者」の語尾のような -rel をつけたもの。

 同義語  loafer, waster, idler, spendthrift


 File No. 1933   ▲Page top
declivity
[dɪklɪvəti]

下り坂、下り傾斜

  • A little way down the declivity, there was a cottage.
  • We used to enjoy skiing down the declivity of a hill.

「あの頂上あたりに住んでいたんだが、あの下り坂があるだろう?」「え?違うよ、登り坂だよ」「おかしいな、下り坂だよ」「いや、登り坂だ」なんてことで、あくまでも出発点から見てのことで、同じ坂でも、すいすい爽快に降りてきた「下り坂」も帰りはゼイゼイハーハーの「登り坂」になるわけです。ということで、「下り坂」を意味する単語。反対の「登り坂」は acclivity 。とは言え、「あー、もうオレも下り坂だよ」「ふーん、ラクでいいじゃないですか」とはいかないようでちょっと寂しいのが人生の下り坂ですが、きっと、あきらめたときに「下り坂」になるのかもしれません。語源はラテン語の declivis 「下方向に傾斜する」。

 同義語  downslope, declination, declension, decline, fall, descent


 File No. 1932   ▲Page top
carousel, carrousel
[kærəsél]

メリーゴーランド、円形ベルトコンベア

  • He was happy seeing his sons riding on the carousel.
  • He picked up the wrong baggage from the carousel.

遊園地のメリーゴーランド(merry-go-round とも言う)のことで、綿菓子などを食べながら、なんとも微笑ましい乗り物ですが、もともとは戦闘訓練用の装置だったとか。十字軍でアラブ地域に遠征していたヨーロッパ人が、アラブ人の乗馬競技を見て、それを持ち帰ったのが起こり。フランスでは、馬に乗ったまま、輪に槍を通すという競技が行われており、イギリスでは、上下に動く木馬を上から吊るした装置が作られ、これがベースになっているようです。語源はイタリア語の carosello 「槍付き競技」。また、空港で引き取り用の荷物が乗ってくる円形のベルトコンベアの意味でも使われます。

 同義語  merry-go-round, roundabout, whirligig


 File No. 1931   ▲Page top
chav
[ʧæv/ʧɑv]

チャブ、UK版ヤンキー(?)

  • A stereotype chav would wear Burberry pattern and cheap golden jewelry.
  • Associated with chav culture, Burberry suffers from a damaged image.

yob と類語で、もっと新しいのがこれ。迷惑なブルーカラーの若者という意味に加えて、安っぽい(まがい物が多い)スポーツウェアやゴールドのアクセサリを着用し、しかも、アメリカのポップヒップ・カルチャーの影響が強いらしい(詳細は下記のサイトへ)。なかでも、イギリスの一流ブランドである Burberry (バーバリー)のチェック模様が特徴。いまや Burberry 模様と言えば chav なんてことで、「Burberry 模様お断り」といったパブなども多いとか。困ったのは Burberry chav お気に入りの野球帽を商品ラインから外すなど反撃を展開しているようですが…。語源は、ルーマニア語の chavi 「子供」というのが優勢。
https://en.wikipedia.org/wiki/Chav




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