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race
[reɪs]

レース、突進する、心臓がどきどきする

  • My heart was racing, and I felt like everything inside me was vibrating.
  • He was weak and was born with a racing heart.

ウチのお父さんは競馬が大好きというときの「競争(する)」という意味や、流れや動きのスピードが速いという意味だけでなく、馬が走るのを見ると「ドキドキする」など、心臓の鼓動が早くなるという意味もあります。 My heart is racing というふうに heart を主語に使う口語的な表現です。マンションの上の階に住むオーストラリア人からチャットに招待されたが、少しだけ操作を覚えたところへ「音声チャットにご招待」などというメッセージが表われ、何をしてよいかわからず心臓がドキドキ… といった場合に使えます。語源は古ノルド語の ras 「突進」。


 File No. 1124   ▲Page top
downtime
[dntm]

(機械の)運転休止期間、休養時間、故障時間

  • The extended downtime has constrained operational efficiency.
  • He enjoys some time with his family during his downtime.

機械で言えば、次の仕事の段取りのためにセットアップしている時間や修理をしている時間を意味し、文字通り機械が止まっている時間のこと。また、人間を対象にして、仕事の合間などの休憩・休息時間を言います。生身の人間には休養が必要ですが、機械にはそれが許されません。生産現場などでは、生産効率を高めるために、いかにしてこの「運転休止時間」を減らすかということに取り組んでいるようで、機械もなかなか大変。そのうち、意識を持ち始めた機械たちが反乱を起こし… といったSFならではのストーリー。やはり、普段から機械にも優しくしておいたほうがいいかも。


 File No. 1123   ▲Page top
tress
[tres]

髪の房、巻毛 、編んだ髪

  • A tress refers to a braid or curl of hair.
  • She gathered up the heavy hair tresses and confined them beneath her cap.

昔見た怪談映画。お岩さんが髪の毛を梳かすと櫛に髪の房がごそっとくっついて抜け落ちる。それを見たお岩さんが「ぎゃーっ」と叫び、それを見ている自分も「ぎゃーっ」と叫ぶ。ということで、髪の毛のひと房。男性の短い髪の毛の束(短すぎると房になりませんが)というよりも、女性の長い髪の毛の房を指すことが多いようです。もともとは三つ編みとかポニーテールの髪という意味があったようですが、今では結んだりしていない、ほどいた状態のものを言います。語源はフランス語の trece 「三つ編み」で、もっと遡ればギリシア語の trikhos 「髪」という説があります。


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rapt
[ræpt]

心を奪われた、夢中の 、運び去られた

  • He was rapt in profound thoughts when Jane approached him.
  • Inspired by his performance, the audience was rapt.

「世界のお宝探し」(架空)というゲームにのめり込んでいる彼は、部屋にこもりっきりで一歩も外に出ない。話題の韓国ドラマにはまっているお母さんはなんとかジュンとかいう俳優に夢中だ。というふうに、何かに心を奪われ、何をしていても考えるのはそのことばかり、寝る時間も惜しい、ごはんを食べるのもめんどうくさい、というくらい夢中になっている状態を言います。まさに自分の心を運び去られたという感じで、奪われた心を取り戻すのはなかなか大変だったりします。語源はラテン語の raptus rapere 「つかむ」の過去分詞。

 同義語  spellbound, enthralled, fascinated, preoccupied, ecstatic, charmed


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welter
[weltə(r)]

ころげ回る、のたうつ 、まみれる、浸る

  • He was thrown from the horse and weltering in the mud.
  • He was wounded and weltered in his own blood.

液体状の場所に浸る、まみれるという意味がありますが、その中に入ってじっと寝転がっているというより、その中で起き上がったり沈んだり、転げまわったり、のたうち回るという様子に対して使います。子供が泥の中に入ってはしゃぎながら泥んこ遊びをしているといった無邪気なものでもなく、怪我をして大量に出血し、血まみれになった状態で苦しみながらもがいているといった場合によく使われます。語源は中世オランダ語の welteren 「転がる」で、古高地ゲルマン語の walzan 、ラテン語の volvere なども同族です。

 同義語  flounder, wallow, jumble



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