File No. 1120   ▲Page top
quill
[kwɪl]

羽ペン、羽軸、ヤマアラシの針

  • The most important tip to remember when using a quill is to write lightly.
  • The quills of young porcupines are soft at birth but harden within one hour.

「じゃ、電話番号を言いますので…」 「あ、ちょっと待ってくださいよ」と言うと彼は鞄から羽ペンと羊皮紙、インクのつぼを取り出した… などという人は今どきおりませんが、昔西洋で使われていた「羽ペン」。pen という単語をつけて a quill pen とも言います。日本で言えば筆のようなものかもしれません。また、ヤマアラシの身体に生えている針のことも言います。その他、糸巻きのような器具を指してこう言うようです。語源は中世高地ゲルマン語の kil 「大きな羽」。やはり大きくなければペンにはならず、ヒヨコの羽ではちょっと文字が書けません。


 File No. 1119   ▲Page top
morbid
[mɔ:(r)bɪd]

病的な、不健全な

  • Some people have a morbid fascination with death.
  • This level of obesity is morbid because it is linked to severe diseases.

「みてみて!あたし、こんなに痩せたわよ!」と喜ぶ彼女を見てビックリ、そこには服を着た歩く骸骨が…。彼のグルメ嗜好も困ったもの、普通の料理では飽き足らない。「みてくれ、ボクの今日のおかずだ」と開けた冷蔵庫にはヘビやトカゲのまるごと冷凍肉、から揚げにしたネズミの尻尾などが…。ということで、程度や趣味などが異常で病的、ちょっと危ないのではと思わせるような程度を表現します。こういう場合、ひとりで家に閉じこもっていると余計エスカレートするもの。外に出て人と触れ合う機会を増やしましょう。語源はラテン語の morbidus 「病気の」。

 同義語  gruesome, dreadful, ghastly, hideous, unhealthy, grisly, macabre, grim, glum


 File No. 1118   ▲Page top
pine
[paɪn]

やつれる、思い焦がれる、切望する

  • Unfortunately, he didn't find the success he pined for.
  • Gradually she pined away, and he beauty dried up.

我が家の庭には立派な松の木があります、というときの pine ではなく、活気を失い、体調もおかしくなり、げっそりと痩せてしまうという意味や、とうてい手に入れることのできないようなモノなどを切望するという意味。文学的な表現でよく使われます。テレビドラマのヒロインに恋をしてしまった彼。彼女こそが自分にとって永遠の女性だ!現実にはとてもかなわぬ思いだと知りながらも思い焦がれて、そのうちげっそりと頬もこけ、体調も崩してしまいましたといった様子にピッタリです。語源は古英語の pinian 「苦しむ」。思春期の夢を壊すわけではありませんが、経験上、永遠のロマンスなどというものは存在しないようです。

 同義語  waste, decline, weaken, sicken, fade, decay, dwindle, wither, wilt, languish, droop


 File No. 1117   ▲Page top
outage
[tɪʤ]

停電時間、目減り

  • There will be some residual heat in the building during the outage.
  • A power outage is the loss of the electricity supply to an area.

何かのサービスや機能が中断したり停止したりすることを言います。なかでも最もよく使うのは、電力会社によるサービスの中断ということで停電。特にパソコンで作業中にブレーカがバチンと落ちたりすると青ざめます。また、オイルやウイスキーなどが輸送中などに少し減っているという「目減り」という意味で使われます。これは何も、輸送スタッフが、ウイスキーをちょっと一杯というようなことではなく、いろんな条件でそういう現象が起きるということ。語源は short  age をつけて shortage 、じゃあ、out  age をつけたら outage というノリで出来たようです。


 File No. 1116   ▲Page top
hiss
[hɪs]

シューという音(を出す)、シーッと言う(声)

  • Suddenly he began to hear a hissing sound from the machine.
  • She hissed at the dogs in the yard.

静かにして欲しいということで「シーッ」と声を出す彼女。しかし、なかなか聞いてもらえないのでとうとう大きな声で何度も「シーシー」言い始め、アンタのその声のほうがよっぽどウルサイなどということに…。その他、蒸気などがシューシューと音をたてる、家の庭でデートしているネコに向かって「シッシッ」という声を出して追い払う、反対や抗議の意味をこめて出す音など、鋭い「歯擦音」(歯茎と舌先を狭めて出すサ行の音)が特徴。語源は似た音から。

 同義語  whistle, wheeze, rasp, whiz, whirr, sibilate, mock, ridicule




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