File No. 1870   ▲Page top
deluge
[delju:ʤ]

大量のもの、大洪水、豪雨

  • With his mail address exposed, he began to have a deluge of spam.
  • The storm caused a deluge of rain and trouble on the region.

台風やハリケーンがもたらす豪雨や洪水。通常、「洪水」というときは flood を使いますが、deluge のほうは、降ったり、押し寄せたりする水の量が莫大なものといった意味合いがあります。また、the Deluge と大文字で使うと、「ノアの箱舟」に出てくる「洪水」のこと。その他、水だけでなく、a deluge of ... で、大量のいろんなものを表現するときに使います。とは言え、「口座のお金がどんどん増えていくぞ!」「現金書留も次々と来ています!」「ポチも金貨をざくざくと掘っています!」(?)など、多すぎるのも困るかと言うと、モノによってはそうでもないようで、でも、場合によっては怖いかも。語源はラテン語の diluere 「洗い流す」。

 同義語  alluvion, cataclysm, cataract, downpour, flood, freshet, inundation, overflow, torrent


File No. 1869   ▲Page top
chauffeur
[ʃoʊfə:(r)/ʃfə]

おかかえ運転手(を勤める)、おかかえ運転手として運ぶ

  • He chauffeured the VIP guests to notable seeing spots in the city.
  • Jim has been working as a chauffeur for a company CEO.

「息子や、ちょっと病院まで送っとくれ」という場合は、たまたま運転するというだけで、職業ではありません。また、不特定多数のお客さんを運ぶ taxi driver や、競技に出場する race driver でもなく、お金持ちの人や組織の偉い人などに雇われている「自分専用」の運転手のことで、特定の人だけを運ぶことが職務。したがって、いつも「ケルソン家」じゃ飽きるので、たまには「ギャルソン家」にしようとか、「奥さま、シートベルトを。それ!」「あ~れ~っ!スミスや、ヘアピンカーブよ~っ!」などというのでは勤まりません。語源は古フランス語の chaufer 「こすって熱を出す人」(蒸気エンジンを運転する人)。


File No. 1868   ▲Page top
peignoir
[peɪnwɑ:(r)]

ネグリジェ、ドレスガウン、化粧着

  • A peignoir is a long outer garment for women worn after a bath.
  • She put on a pink peignoir and looked into the mirror.

その昔、タブーという音楽に乗って、赤いネグリジェを着たオヤジさんが「ちょっとだけよ~」なんていうお笑いコントがありましたが、やっぱりオジサンが着るのはタブーでしょう。ということで、女性用のゆったりしたドレスガウンのこと。シフォンなどの軽くて薄い、透き通った素材でできており、お風呂あがりなどに着用。下着とのセットで販売されることも多いようです。いわゆるネグリジェ (negligee) も夜間着ですが、丈の長いものを指し、ミニのタイプは babydoll というなど、いろんな種類があるようです。語源はフランス語で、髪を櫛(くし)で梳(と)かすときに着るものという意味で、ラテン語の pectinare 「髪を梳かす」から。


File No. 1867   ▲Page top
footpad
[fʊtpæd]

徒歩の追いはぎ、こそ泥

  • He was stopped and robbed by a footpad.
  • A "footpad" is "a thief" who has no horse.

「新しいマウスパッドだ」「オレはこれ、足パッド」「何に使うの?」「足音を消してひと稼ぎさ」(いけませんね)というわけで、「足パッド」の他に、「追いはぎ」という意味があります。昔話などに出てくる「追いはぎ」ですが、旅行者を狙った強盗の類で、馬に乗っている「追いはぎ」は、a highwayman highway は幹線道路)と言い、それに対して、馬を持っておらず、歩いて追いはぎをやるのが a footpad 。もちろん、徒歩ですから、狙う人も歩行者ということになります。その他、足音が立たないように足パッドを履いて、よその家などに忍び込む泥棒を指すという説もあるようです。現代では、極めて頻度の低い単語です。


File No. 1866   ▲Page top
sedulous
[seʤələs/-djʊ-]

熱心で忍耐力がある、念入りな

  • She is sedulous in whatever she does: cooking, cleaning, and raising her children.
  • Only sedulous readers can finish this book.

うだるような暑い夏に元気なのがセミ。「今日は暑いし、鳴くのやめないか」「そうだな、人間にはうるさいって言われるし、バカバカしくなっちゃったよ」というのではなく、まじめで勤勉な様子を言います。「昨日はやる気十分だったんだけど、今日はなんとなく…」といった熱しやすく冷めやすいタイプでもなく、忍耐を持って努力を続けるというところがポイント。また、「こんなもんでいいや、手抜きしよう」といった中途半端でもなく、徹底して行うというニュアンスもあります。語源はラテン語の sedulus で、se- 「~が無い」+  dolus 「ごまかし」でできた語。何事においても、「本物」になるには徹底した努力の継続が必要なようです。

 同義語  persevering, diligent




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