File No. 1855   ▲Page top
pendulum
[penʤələm/-djʊ-]

振り子

  • The pendulum clock was invented in the 1600s.
  • The pendulum becomes shorter and swings faster in summer than in winter.

重力の影響によって往復運動をするものを指し、時計などの「振り子」という意味があります。また、2つの対象の間で揺れ動くものという意味でも使われます。さて、振り子時計と言えば、「おじいさんの古時計」。英語でも、a grandfather clock で、床に置く大きな振り子時計のことを言います。ちなみに、その由来は、昔、二人の兄弟が経営していたホテルの大きな床時計だとか。兄弟が生きている間はいつも正確だったが、兄が亡くなると時間が狂うようになり、弟が死ぬと、とうとう時計が動かなくなり、誰がどんなに修理してもダメだったということです。語源はラテン語の pendulus 「ぶら下がっている」。


File No. 1854   ▲Page top
capstone
[kæpstoʊn]

冠石(上に乗せる石)、最高点、絶頂、最後の仕上げ

  • The capstone was the last thing to be placed on the pyramid.
  • This project was something like the capstone to my career.

ピラミッドや石塔などの頂点に乗せる石のことで、建造物などがほぼ完成した段階で、完成のけじめをつけるために乗せるのか、その言われについてはわかりませんが、気持ちとしてはわかるような気がします。文章の最後に「。」をつける、プリンやケーキの上にぽつんとさくらんぼやイチゴを乗せる、服を着て最後に帽子をかぶるなど、達成感や満足感を感じるもので、「最初に帽子をかぶったら、タートルネックのセーターが着れません」ということになるため、やはり、「最後」というのがポイント。その他、理論などの仕上げをする、仕事のキャリアの総仕上げなど、「最後の仕上げ」という意味でも使われます。


File No. 1853   ▲Page top
ingrate
[ɪnɡreɪt]

恩知らずの人

  • People think he is an ingrate and fraud.
  • Only an ingrate would complain about such a thing.

昔、助けてくれた人々を裏切り、大金持ちになった男がいた。ある日のこと、男が歩いていると、鶴が傷を負って苦しんでいた。「恩返し」を期待して助けてやると、数日後、きれいな女が家にやってきた。「決して部屋をのぞかないでね」と言うのでしばらく外で待っていたが、我慢できずに部屋を開けてしまった。すると、そこには、男の全財産が入った金庫をかかえた大きな鶴が飛び立つところだった。「あ、待て、この恩知らず!」と男が言うと、「お互いさまね。おほほほ…」と言いながら鶴は空高く舞い上がりどこかへ消えていってしまったとさ。語源はラテン語の ingratus 「恩知らずの」。

 同義語  ungrateful, thankless


File No. 1852   ▲Page top
physic
[fízɪk]

医薬(特に下剤)(を飲ませる)、治療する、心理的な影響を与える

  • The old man gave him physic to cleanse his sin.
  • You can use this special technique to physic your opponent out.

薬のなかでも、たいていは「下剤」を意味することが多い単語。と言っても、「先生、お腹が痛いんです」「はい、下剤」「ひどい頭痛が…」「じゃ、下剤」「足を怪我しました」「ふむ、下剤」というわけでなく、浄化作用による治療をするという意味。転じて、physic someone (out) など、相手に対して「心理的な影響を与える」といった意味でも使われます。たとえば、交渉ごとで相手にプレッシャーを与えて精神的に動揺させる、試合などで最初にすごい技を見せて敵方をひるませるといった場合などです。使用頻度の高い単語ではありません。語源はギリシア語の phusike 「自然」の女性形。

 同義語  aperient, cathartic, purgative


File No. 1851   ▲Page top
barrow
[bæroʊ]

塚、古墳

  • During the Middle Ages, they used to bury the dead under barrows.
  • In ancient Japan, powerful leaders used to build tumuli or barrows to bury themselves.

「奥さま、見晴らしの良い素敵なお墓はいかがですか」「宅では、お墓じゃなくて古墳ざます」「はあ… ご先祖代々古墳ですか?」「そうざます。尊徳天皇陵は実は宅の先祖の墓ざます」(架空)「ほう… で、ご主人と奥さまの古墳は?」「今度、富士山を買うざます」てなことで、土を丸く盛って作られた埋葬場所のことで、tumulus (複数形は tumuli)という単語もよく使われます。日本だけではなく、ヨーロッパにもスラブ系の人々などによって作られた古墳があるようです。もちろん、中国や韓国などにも多く見られます。語源は古英語の beorg または beorh で、「丘」「埋葬場所」といった意味。



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