File No. 2180   ▲Page top
dismal
[dɪzml]

陰気な、うっとうしい、憂うつな、お粗末な

  • You only can get dismal products for that price.
  • We have dismal weather at this time of the year.

うっとうしい天気が続く季節に、「雨止まないよ~!明日は遠足なのに」「…」「お父さんのウソつき!てるてる坊主なんか効かないじゃないか~」「よし、まかせなさい。人間てるてる坊主だ!」てなことで、「あら、山田さんのご主人、何してらっしゃるの?物干しなんかにぶら下がって…」「いや、その…」てなわけであくる日。ザーザー(雨の音)「やっぱりお父さんの言うことはあてにならないね…」「いや、そんな… (憂うつ)」ということで、陰気、憂うつという意味の形容詞。また、品質などがお粗末という意味でも使われます。語源はラテン語の dies mali (= bad days) で、「アンラッキーな日」という意味。

 同義語  cheerless, depressing, dispiriting, gloomy, melancholy, bleak, blue, dark, desolate, dreary


 File No. 2179   ▲Page top
carefree
[k(r)fri:]

気楽な、のんきな、心配事のない

  • He was carefree and happy in childhood.
  • He knew he couldn't lead a carefree life anymore as now he had a family to feed.

care 「注意」が -ful 「いっぱい」の careful と対照的に、注意が -free 「ない」ということで、心配事や責任がない状態を表わします。なかには、問題が山積み、責任もあるはずなのに「お気楽」な人というのもいますが、要は、その人の頭の中での問題なのかもしれません。とくに、大人になれば、そういうわけにはいきません。子供の頃はよかったなあ… などと思ったりするものですが、「お父さんって気楽でいいよね。ただ会社に行ってればいいんだから…」「そんなことないさ、お父さんも会社辞めたいよ」「じゃ、ボクも学校辞めてもいい?」など、子供には子供の心配事があるのかも。

 同義語  untroubled, careless, buoyant, airy, cheery, breezy, blithe, insouciant, light-hearted


 File No. 2178   ▲Page top
anodyne
[ænoʊdn]

鎮痛の、当たりさわりのない、鎮痛剤

  • The plant can be used as anodyne to relieve the pain.
  • Trying to please everyone present, he expressed anodyne opinions.

「あ、頭痛がする。ほれ、あれ持ってきてくれ。オロナイン(?)…」「へ?」「あ、違った。なんだっけ、えっと、セメダイン(?)…」「だから、それって接着剤ですやん」「じゃなくて、アノダイン」てなことで、単なる語呂合わせですが、「痛みを和らげる」という意味の形容詞。あるいは名詞として「鎮痛剤」という意味もあります。具体的な薬の名前というのではなく、あくまでも一般的な種類としての言い方。また、「当たりさわりのない、適度の、ほどよい」、「癒しのあるもの」といった意味でも使われます。語源はギリシア語の anodunos 「痛みのない」で、an- 「~が無い」+  odune 「痛み」。

 同義語  painkiller, narcotic, palliative, analgesic





 File No. 2177   ▲Page top
fug
[fʌɡ]

むっとした空気

  • I went out for fresh air because the fug in the closed room made me feel sick.
  • Fug refers to a dense, stale atmosphere of an overcrowded, poorly ventilated room.

閉め切った狭い部屋。今の時代タバコの煙はないにしても、整髪料の香りや強すぎる香水の匂い。しかも、大勢の人たちがうようよ。外から入ってきた人が思わず「うわっ、臭い」と「むっ」とする(怒っているわけではありません)空気のことで、主にイギリス方面で主に使われます。「すいません、ちょっと窓開けて換気しませんか」と言っても、冬場は「え~、寒いからいやだ」、夏なら「クーラーかけてるからダメ」なんてことで、ますます密度が濃くなり、新鮮ではない空気が充満した環境のことを言います。語源はおそらくイギリスの俗語 fogo 「悪臭」の変形ではないかと言われています。

 同義語  stink, reek, staleness, fustiness, fetidity, fetor, frowst


 File No. 2176   ▲Page top
patina
[pəti:nə/pætɪnə]

緑青(ろくしょう)、(青銅などの)青さび

  • Patina refers to coating of oxides or carbonates formed on the metal surface.
  • He collects many ancient coins covered with various shades of patina.

銅などの金属の表面にできる薄い青さびのことを言い、長年、空気にさらされることで酸化してできたものを言います。ちなみに、鎌倉の大仏さんやアメリカの自由の女神の青っぽい色はこの青さび。青さびができることで、これ以上酸化するのを防ぐというメリットもあるようです。ですから、間違っても「自由の女神を磨いて真っ白に…」というのはいけませんね。また、骨董品らしい雰囲気もあるのか、コインなども青さびがついているほうが価値が高いものもあるようです。とは言え、青さびがついた10円玉はやはり10円。語源はイタリア語の patina 




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