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 File No. 158  
evict
[ivíkt]

追い立てる、立ち退かせる

The most effective long-term solution for evicting bats from roosting or hibernating in one's home is to prevent them from getting there.
There are many reasons why your landlord might want to evict you.
3,000 police evict the students after nine month occupation.

何ヶ月も家賃を滞納していた隣の部屋の住人が、とうとう立ち退きを食らったとか、学生運動で大学構内に立て篭もっていた学生100人を機動隊が立ち退かせたといった、法的に正当な理由を持って立ち退かせることを言います。また、法的にどうかはわかりませんが、古い家の屋根裏などに住みつき、夜になると運動会をしているネズミを追い出すといった場合にも使われます。少なくとも、人間の視点からみると、正当な処置だと思われますが、果たして、ネズミにとってはどうなのか?せっかく住み慣れた家を追い出されて、行くあてもなく… なんてことをあまり考えすぎても、世の中、生きては行けません。


 File No. 157  
spook
[spu:k]

おびえさせる、お化け

Young FBI agents Fox "Spooky" Mulder and Dana Scully take on the "X-Files."
The movie was spooking its way onto the covers of both Time and Newsweek.
This spook is a friendly ghost. Perfect for those young trick or treaters who don't want to be scared.

日本で最も「出そうな」季節は8月のお盆シーズン。西洋では10月のハロウィーンの季節。この世のものではない何かが出てきそうな予感。ちょっと驚かしただけで「キャー」と叫ぶ人は easily spooked (怖がり屋)で、X-Filesの主人公のモルダー捜査官は spooky (気味の悪いヤツ)、 UFO に誘拐された人が増えているというニュースが広まって、人々を怖がらせているなどというときの表現です。「怖い」というのも、理解できない事やモノであるために怖いのだとも言えます。お化けや幽霊に味方するわけじゃありませんが、わざわざ出てきていらっしゃるのには、何か深いワケがありそうです。


 File No. 156  
covey
[kvi]

一群、一団

California quail are highly gregarious birds, gathering into groups, called coveys.
Young families with coveys of children, new houses are everywhere in the village.
While the kids are in school, coveys of women cloister themselves in a friend's home and play the game for hours.

秋は絶好の遠足シーズン。今日も朝からピーキャーはしゃぎの可愛い(?)幼稚園児の「群れ」と電車に乗り合わせて… といったこともここしばらく続くでしょう。子供たちの声もいわば、拡声された小鳥の声(?)なのかもしれませんが、「鳥の群れ」という意味で使われるのが最も一般的です。鳥以外の人間などに使われる場合は、ちょっとおどけたり、親しみを表したりする意図が働いています。日本語でも、喫茶店などで、コーヒー一杯でねばる「おばさん軍団」とか、コンビニ前で路上すわりしている「カラーヘッドたちの群れ」などいろんな表現に展開しますが、なんとなく、そんな感覚だと思われます。


 File No. 155  
flout
[flaut]

あなどる、軽蔑・軽視

Too many people on bikes flout the rules of the road and take unnecessary risks.
You can flout convention and you can flout authority, but you cannot use flaunt for flout.

「赤信号、みんなで渡れば怖くない」。どうしても「軽視」されてしまう路地の赤信号。「ルールは破るためにあるのさ」と言っては決まりごとに従わない。「悪いのは世の中だ!」とお上にたてつく。 このように、法律や規則、権威などを小ばかにしてあなどることを言います。また、日本人にとっては、そんなにポピュラーな言葉じゃないので、どう混乱するのかわかりませんが、英語圏では、先日紹介した flaunt(「見せびらかす」)という単語と間違えて使う人が多く、違いを説明したサイトもよく見かけます。ちなみに flout の語源は、中世英語の「フルートを吹く」という言葉だとか。


 File No. 154  
confluence
[knfluns]
[knfluns]

合流、集合

St. Louis is home to one of America's great natural and historical wonders, the confluence of the Missouri and Mississippi Rivers.
She is confluence of beauty, intelligence, talent and creativity.
A confluence of factors presents an unusual window of opportunity.

川などの合流、またはその地点を言います。まさに「川」は生命の源、異質の文化の息吹を運び、合流することで、また新しいものを作り出します。川だけではなく、いろんな人々が集まっている様子や、思想的な流れ、要素など、2つ以上のものが、ひとつのポイントに集中して流れ込む状態を表現します。また、昔から才色兼備とか言いますが、ひとりの人間で、いろんな才能や特質などを兼ね備えていることを言う場合にも使われます。


 File No. 153  
flaunt
[fl:nt]

見せびらかす

She ever miss an opportunity to flaunt her silks.
It's fun to flaunt it in such a way that people aren't certain you're flaunting it.

「あら〜、アタクシなんか○カラットのダイヤざあますのよ。ほーほっほっほ…」と手の甲をひらひらさせるといった「ひけらかす、見せびらかす」というときの表現。もう、誰かに自慢したくって、できる事なら、「私はこんなの持ってます!こういうことができます!」とプラカードでも掲げて町中をパレードしたい。といった人間の奥底に潜む「自慢したい」という心理が表面に出てしまっている状態を表現します。自慢されている側は面白くないもので、負けずに「みせびらかし」返し、それにまた、相手が「ひけらかす」という応酬のようなものが、リッチな奥さま方の間で繰り返されたりするのは、今も昔も変わらないものです。


 File No. 152  
concede
[knsí:d]

認める、権利を与える

They may sometimes give you a chance, as long as you are ready to humbly and willingly concede that he is your superior.
I willingly concede that the idea isn't original.
To avoid a costly court battle, many fathers concede custody right from the beginning.

何かの権利を与えるということですが、よく使われる意味が「認める」。自分の意見と同じだから「賛同して認める」というよりも、むしろ「無理やり認めさせられた」とか、あまりしつこく言うもんだから「しぶしぶ」とか、「こういう状況になると認めざるを得ないでしょうな」といった場合が多いようです。 willingly concede というと、自分の落度などを「ええ、それは自分でも認めています」、ガンコ親父さんなどが「わかった。もう反対はしない。快く認めてあげよう」という場合ですが、本来の自分の考え・気持ちとは違うが積極的に認めようというニュアンスも含まれているようです。


 File No. 151  
pernicious
[prs]

有害な

Stereotypes are mostly dangerous and pernicious.
The mosquitoes there are pernicious and aggressive.
We face a very powerful and pernicious cultural discrimination.

青少年にとって有害な本であるとか、社会に悪い影響を与える思想であるとか、精神面に作用し、人々の考え方や習慣に影響を及ぼしてしまうような「害」を表すのに使われます。この種類の「害」は、例えば、光線を浴びて「うわーっ!」といきなり、体が変形したり、「悪の化身」になったりという「即効的」で目に見えるものではなく、徐々に、じわじわと見えない形で進行していく「潜行性」のものを言います。それだけにたちが悪いというわけです。また pernicious anemia といえば、「悪性貧血」、ビタミンB12の不足が原因らしいです。


 File No. 150  
jot
[dt]
[dαt]

ちょっとメモする

Get your pen and paper out and jot down these addresses to be a part of the club.
Jotting down an outline before you actually write your essay can be very helpful.

テレビショッピングで次々に紹介される便利そうな商品の数々。しかもあれも、これも、お付けして9800円。「こりゃお得」とついついだまされてフリーダイヤルを急いでメモする。というような場面にピッタリの単語です。その他、「ちょっと携帯の番号教えてくれる?」とサラサラと書き留めるとか、社長などエライ人のご挨拶、いちおう敬意を示して、プリントの端なんかにちょこちょことメモを取ってみる、といった「ちょっとメモ」感覚に使う言葉です。そういえば、発音も「ジョット」で「チョット」に似てるといえば似てますね。


 File No. 149  
prowl
[praul]

うろつく、あさりまわる

Coyotes are on the prowl and the police tell children to stay indoors.
Constantly on the prowl for news and feature stories, he travels many cities.
The couple used to have a big fight, and whenever the wife left the husband, the husband was on the prowl again.

猛獣などがエモノを求めてうろうろ、「うまそうな奴がいたら食っちゃろ!」という下心がある場合を言います。散歩のように、ただ単純にうろついているのではなく、「あわよくば…」という魂胆がもれなく付いて来ます。新聞記者が「ネタ」を求めて三千里とか、泥棒がどの家にしようかと近所をうろつき回っているとか言う場合です。また、怒鳴り声が飛ぶ、モノが飛ぶ、激しい夫婦ゲンカのあげくに、ダンナが「出て行け!」と叫べば、奥さんが家を出て行き、そのあとで必ず奥さんの名前を叫びながら on the prowl するダンナの姿が… というふうにも使われます。


 File No. 148  
seep
[si:p]

染み込む、染み出る

The toxic chemical has already seeped into the river from the waste pile.
Doctors believe that the blood began to seep out of the heart into the sack that surrounds this vital organ.

水が地面に徐々に染み込んでいく、包帯を通して、血がじわじわと染み出てくるといった、何か液体のようなものが毛穴のような微細な表面から時間をかけてゆっくりと染み込んで行ったり、染み出てきたりというときに使います。物語に例えれば、恐怖や疑惑などが少しずつ広がっていくサスペンスのようなもので、最初からギャー!といった「怖さ」や「おどろおどろしさ」が噴出してくるスリラーとは違います。思想や考え方などにも使われますが、これも、「素晴らしい!ブラボー!」的に一気にブームになるのではなく、じわじわと浸透していく場合を表現します。ストレスのたまりきった体内においしいワインでも飲みながら、「ああー、五臓六腑にしみわたる」といったあの感じです。


 File No. 147  
backlash
[bkl]

反発、反動

Backlash against the attacks can strike anywhere: in the school yard, in the grocery store, in a house of worship.
These reels instantly sense loose line on the spool and automatically apply just enough spool control to prevent backlash.

社会的に大きな事件が起こって、容疑者と同じ民族であるというだけで、罪のない人たちに対してあちこちで起こっている「反感運動」や、子供達がひとり立ちして、やれやれ、ゆっくりできるかと思っていた親が、ひどい落ち込みを経験するとか、機械などが、動きだすと、部品間でギシギシという音をたて始めたという場合、釣りのリールを巻くときに、その勢いで糸が絡まって鳥の巣状態になってしまうなど、何かの事象が発生し、それに対して起こるネガティブな事象を表現します。文字どおり、 back は「後ろ」、 lash はむちなどで「打つ」というわけです。


 File No. 146  
byzantine
[bízntì:n/bizntain]

複雑な、込み入った

Designing databases is often very byzantine.
In a byzantine plot such as this story, you need attractive characters to catch imagination of the readers.

世界史でおなじみのビザンチン帝国と言えば、東ローマ帝国のこと。そのビザンチン帝国ですが、建築様式などがよほど複雑で精妙に出来ていたらしいです。転じて、小文字で byzantine という場合は、迷路のように込み入った複雑な様子を表現します。宝石細工や工芸品などが非常に細かいところまで念入りに作られていて、いわゆる「いい仕事してる」というわけですが、登場人物などがたくさん出てきて、それらが様々に絡み合う人間模様をなしている、込み入ったストーリー仕立てといった場合にも使われます。水戸黄門やスーパーマンなどのような単純な話では物足りないという人には、byzantine なストーリーがおすすめ。


 File No. 145  
noticeable
[nóutsbl]

一目瞭然の、顕著な

The quality of the new product is noticeably better than the old one.
The performance was excellent without any noticable error.

バイオリンの演奏などで、「あ、なんかおかしな音だ」と明らかにわかるような場合や、いろんな商品が並んでいる陳列棚、一見して、これがいちばん品質が良さそうだとか、触ってみてすぐわかる「これは、皮じゃなくてただのビニール製品」。一口食べてみて「これはトマト味」といった、「違い」のわかる人や鑑定団を動員するまでもなく(?)、見た目などで即わかるような場合、noticeable + 名詞、noticeably + 形容詞などと言います。


 File No. 144  
stall
[st:l]

引き延ばす

"I'm not sure I know what you mean," I replied, stalling for time.
The point is whether my customer is deliberately stalling payment or not.

あれやこれやと言い訳をしては支払いなどを引き延ばす、聞かれた質問に答えずに「え?それって、どういう意味?」など、相手の気を逸らすようなことを言ったりして、時間稼ぎ (stall for time) をするというときに使われます。ゲームなどでも「時間稼ぎ」がひとつの作戦になる場合もありますし、経済不安から国民の目を逸らせるために、大義名分を見つけて、どこかの国と戦争しようとしたりというのも、古今東西の昔からの慣わし。また、やる気の起こらない仕事などがあると、ついつい必要のない片付け物や整理をしたりして、ずるずる遅れてしまうというのもよくあることですね。


 File No. 143  
pristine
[prísti(:)n]

純粋無垢の、未踏・未開の、まっさらの状態

Enjoy Active Tours and Vacations in the Pristine Nature and Wilderness of Alaska.
Within 15 minutes of downloading the software, the virus was gone and my computer was restored to its pristine state.

人間で言うなら「生まれたて」、ヘンな知恵や知識、考えなども入っていない純粋無垢、できればもう一度戻ってみたいような状態。自然で言うなら「人類未踏」、ハイキングコースにもならず、道も整備されず、もちろん空き缶や弁当箱などのゴミもない。パソコンで言うなら、いろんなソフトなどがインストールされていない「初期設定」で、使う側からするとちょっと困る状態。 pristine snow (or ice) というと、雪や氷が出来たままの状態で、例えば、子供の足跡があったり、車のタイヤの跡があったりしていない「さら」の状態。人為的な要素が全く入っていないということで、知性や洗練さもないかわりに汚れや醜さもありません。また、商品の初期モデル pristine model の意味でも使われます。


 File No. 142  
delirious
[dilíris]

精神錯乱、有頂天

The kids will be deliriously happy to see the TV hero at the event.
I was almost delirious with excitement, but frustrated that I could not share this with anyone until my daughter called me.

「精神錯乱」状態という深刻な意味から、日常的な比喩としても使われます。彼女がプロポーズに答えてくれて「天にも昇る気持ち」だといったお目出度いものから、ゲームに無我夢中、まさに「恍惚状態」で、家族が呼んでも全く聞こえていないといったちょっと困った状況など、なんだか「よその世界」に行っておられるような様子を表現します。その他、応援しているスポーツチームがついに優勝、思わず、川に飛び込んでみたり、「食いだおれ」や「ケンタッキーのおじいさん」人形などを担ぎ出したりというファンの熱狂状態もまさに delirious と言えるでしょう。


 File No. 141  
wishy-washy
[wíiwài]
[wíiwi]

優柔不断、水っぽい、中身がない、

Reforms that win the approval of 70% or 80% of the public cannot be but wishy-washy.
Without at least one of these ingredients, the result is likely to just be a wishy-washy soup.
Anything short of a commitment is nothing but a wishy-washy talk.

「無色透明」に近いような、クセもないかわりに個性もないといった状態を表します。ビールなら「さっぱり」系、スープなら「超うす味」。話の内容を言うなら「内容が薄くてくだらない」、人間に使うと「優柔不断で、中身がない」といろんなモノに使える言葉です。かといって、多用するのは考えもの(?)。「あの人、何に対しても、 wishy-washy って言うけど、結局自分が wishy-washy だからそれしか言えないのよねー」などと「逆使用」されるかも。


 File No. 140  
binge
[bind]

やけ食い、やけ酒(深酒)

Most people with Binge Eating Disorder are overweight or obese.
In Japan, binge drinking is reduced in persons who are unable to metabolize alcohol.

英語の方言で「深酒をする」という言葉が語源。会社の帰りにはついつい、ハーゲンダッツに足が向いてしまうとか、「これが飲まずにいられよか」とほんの1杯のつもりが、時計を見たら夜中のニ時。現代人にストレスはつきもの。それを解消するために、やめられない・とまらない「やけ食い」、「深酒」症候群。良くないことだとわかっていながら、今日もまた…。そんなツライ状況が binge です。また、面白おかしく騒いでいるうちに、「いつものように」ついつい飲んでしまって、気がついたら、これまた「いつものように」ベロベロ状態、これも binge と言えるでしょう。


 File No. 139  
glean
[li:n]

少しずつ集める、再利用する

The food that remained in the corners of the field was available for gleaning.
Gleaning money out of school buildings to build that sewer line is not right?
A major part of gleaning information is reading: Magazines, newspapers, local publications, and so on.

語源はケルト語で、ラテン語を経由して入ってきたようですが、聖書にも出て来るこの言葉、「落ち穂拾い」とも訳されています。ミレーの「落ち穂拾い」が思い浮かびますが、もともと、収穫の際に少し作物を残しておいて、貧しい人が拾えるようにしていたそうです。今では、食べ物やいろんなモノの「リサイクル」という意味にも使われています。少しずつ集めてくるという意味では、新聞、雑誌、ウェブなどのソースから、少しずつ情報を集めてくる場合にも使います。いろんなプロジェクトの経費を少しずつ押さえて、手元のお金を残すということも不況ならではの策ですが、大きな企業さんでもこんな状況ですから、小さな会社では「落ち穂拾い」さえも出来ない悲しい現実ですね。



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