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 File No. 1210  
mesmerize
[mézmràiz]

魅了する、目をくらます

She mesmerizes people with her beauty.
He mesmerizes people into believing that he is right by using simple and repetitive phrases.

「ヒプヒプシャララ〜」と呪文を唱えるとあら不思議、お客さんはすっかり催眠状態に陥り、どんどん商品が売れる、カリスマ性の強い彼は「会社にすべてを捧げよう」という言葉を繰り返し繰り返し唱えることで社員全員をすっかりその気にさせているなど、相手の目をくらませたり、魅了したり、催眠状態にしたりするという意味があります。ちょっと怖いですね。気持ちよく魅了される前に、相手の求めているものが何かを見極めてからにしましょう。語源は、人を催眠状態にする動物的な体内物質があるという説 (mesmerism) を打ち立てた Mesmer という医者の名前から。


 File No. 1209  
plaintive
[pléintiv]

哀れな、悲しげな

She was silent for a moment and looked plaintive.
He was singing a plaintive song, which I didn't know the title.

いよいよ秋本番。食欲の秋、運動会の秋、そして読書の秋。その一方で、「枯れ葉よ〜」(枯れ葉にはやや早いですが)といった哀しげなメロディーを聞きながらなぜか物悲しくなったりするのも秋。「そういえばワンちゃんが天国に行ったのも秋だったわねえ…」と悲しそうな表情をする彼女。ということで、悲しみや苦しんでいる様子を表す形容詞。メロディーや物語などが哀しげであるとか、悲しそうな表情などをするというふうに使います。語源は中世フランス語の plaintif 「嘆いている」。


 File No. 1208  
scurry
[sk:ri/skri]

あわてて走る(こと)、小走り(に走る)

She was scurrying around making preparations for the meal.
A storm was coming and everyone was in a scurry to get home.

「よし、あの松の木まで競争だ」とか、「自己新記録を出したいですね」といった走り方ではなく、「あ〜忙しい、忙しい」とか「大変だ、時間がない!」といったときの走り方で、日本語では「小走り」などと言います。あわてて食事の準備をするといった状況で、動作も素早く、バタバタと慌てている様子などを表現します。心理的にも冷静で落ち着いているというよりも、興奮・動揺した状態であるのが普通です。語源は hurry-scurry 「大あわて」という表現を縮めたもの。


 File No. 1207  
eddy
[édi]

渦巻き、渦を巻く

There was an eddy in the river.
The wind was eddying around the mountain.

「あなたは誰?」 「何を隠そう、鳴門のエディさ」といった、名前のエディではなく「渦巻き」、「渦を巻く」という意味の単語。で、エディさんのつむじは左巻きの渦巻きです、などとこじつけて覚えれば忘れません(?)。海中や水の渦巻きだけではなく、風や雪などがグルグルと渦状に回っている場合などにも使われます。語源は中世英語の ydy でスコットランド語の方言から。そのまた語源は古ノルド語の itha ではないかと言われています。


 File No. 1206  
bookish
[búki]

本好きの、学者ぶった、机上の、書物上の

She is a bookish and story-loving girl.
A bookish approach doesn't solve any problem.

「ボクは本が好きでね、1日に10冊は読みますよ」という彼は、仕事時間中にもせっせと読んでいるが、一体いつ仕事をするのだろうといった単純に「本が好き」という意味や、彼の知識はすべて書物からで、意見を求めても実現不可能な机上の理論が多いなど、実際の経験から得たものでなく、本を読んで覚えた知識しかないという場合にも使われます。そういえば、最近問題になっているのが「マニュアル社会」。実体験でノウハウや知識を蓄積してきた団塊の世代もあと何年もすれば定年退職。それに続くマニュアル世代に日本の産業をまかせられるのかという懸念があるようです。


 File No. 1205  
census
[sénss]

国勢(人口)調査

The census is a simple questionnaire survey held every five years.
Some people refused to answer the census questions.

「いやあ、始まりましたな、国勢調査」 「調査員さん嘆いてましたよ。拒否や居留守で、やっと出てきた人は外国人。ニホンゴワカリマセンとか言われたりとかで…」 「これは国民の義務だからして、拒否したら10万円以下の罰金ですぞ」 「ふーん、でも飲酒運転より安いかも。で、拒否して罰せられた人っているんですか」 「個人情報の保護かなんか知らんが過敏になりすぎじゃないかね」 「でも、普通のアンケート答えたら景品とかくれるでしょ?協力してくれた人には商品券とかないんですかね?どうせボクらの税金から出るんだろうし」 「ふむ…」 というわけで語源はラテン語の censere 「評価・査定する」。


 File No. 1204  
earful
rfùl]

うんざりするほどの話、小言

He had an earful from his wife before he went to bed.
I got an earful about how lazy and insincere I was.

文字通り耳の中がいっぱいになっている状態で、「あーあ、可哀想に… 山田さんの耳みなよ、課長のくどい小言がどんどんあふれて床にぽたぽた落ちてるぜ」なんてことは物理的にはあり得ませんが、気持ちはよくわかります。それも、どちらかと言うと、怒りやグチ、苦情など「もういい加減にしてくれ」というような内容の話を延々と聞かされる場合によく使います。ということで、実際にあったら便利、「聞いてるフリ」耳栓。聞きたくない声や音をあらかじめ設定しておくとセンサが感知、あなたの耳が「サイレント耳」に。しかも、あいづちを打つタイミングを電子音で知らせてくれるからあなたの耳はいつでも「聞いてる Free 」…。


 File No. 1203  
radical
[rdikl]

根本的な、過激な、根(の)、語根(の)、部首、最高にいい、急進主義者

I know what the radical of the Kanji means, but don't know how to read it.
A root of a number can be indicated by placing a radical sign.

「いや、彼はラジカルだから」というときの「過激な、急進派の」という意味だけでなく、基本・根本となる「根っこ」のような意味あいがあります。言語で言えば「語根」、活用などで変化しない共通・基本の部分のことを表し、漢字なら基本エレメントとなる「部首」という意味になります。その他、radical sign と言えば数学の√記号。また、俗語で radical and cool などと使われ、常軌を逸するほど素晴らしいといった意味になるようです。「根本的に根っこから改革する」という政治的な考え方から、「革新的」という意味が一人歩きし始め、通常より極端にかけ離れているといった意味が出てきたようです。語源はラテン語の radix 「根」。


 File No. 1202  
serif
[sérif]

セリフ(H,I などの上下のひげ飾り)

Times New Roman is a serif font and has small finishing strokes on the characters.
Usually serif fonts are used for titles and san serif for body sentences.

グラフィックデザインなどをやっている人にはおなじみの「セリフ付き」文字。と言っても、文字が何かセリフを言うのか?というようなことではありません。もちろん、セリフの有る無しでそれなりの主張はあるのでしょうが。たとえば、はセリフ付きで、はセリフ無し。なんだ同じじゃないかと言われそうですが、よく見るとセリフ付きには「ヒゲ」のような飾りがついていますね。これがセリフです。日本語の文字で言えば明朝体とゴシック体のような違いです。ちなみにセリフ無しの文字を sans serif 「サン・セリフ」と言い、 sans はフランス語で without の意味。


 File No. 1201  
eclectic
[ikléktik]

折衷的な、折衷主義者

He always had an eclectic taste in music.
The show was an eclectic mix of music, comedy, and talk.

おいしいパンも食べたいけど、暖かい味噌汁とごはんも捨てがたい。それでもって納豆なんかも食べたいし、コーヒーも飲みたい。ということで、トーストに納豆をサンドして、スープは味噌汁、おにぎりをつけてコーヒーで食べるといった、いろんなスタイルや方法、考え方、教義などの優れていると思われるところを選んで取り入れる「折衷的な」という意味があります。俗に言う和洋折衷といった混合型スタイルのことで、日本人は得意な分野と言えそうです。語源はギリシア語の eklegein 「選ぶ」。もっとも、その選び方と組み合わせ方がポイントでやり方によってはわけのわからないものになりそうです。


 File No. 1200  
peeve
[pi:v]

いらいらさせる、いらいら(の種)

"A pet peeve" means a thing that annoys you more than anything else.
What peeves me is young people taking seats and old people standing in the train.

電車で言えば、並んでいるのに割り込んで先に乗る人、女性専用車両に乗って騒いでいる酔っ払いのおやじさん、短いスカートで足を投げ出して床に座り込んでいる女子高生、座席に座って鼻をほじっているおじさん、靴をはいたまま座席の上に乗っている子供とその保護者、化粧する若い女性… など、いらいらさせる、見ていて嫌な感じにさせるという動詞です。名詞として使うとそういったいらいらのもと。慣用句で one's pet peeves 「とくにイライラさせるもの」という意味で、pet は「お得意の」といったニュアンス。語源は以前取り上げた peevish 「気難しい、怒りっぽい」から逆に派生。


 File No. 1199  
infest
[infést]

横行する、はびこる

She is fighting against cockroaches infesting her home.
The land is infested with noxious weeds.

「チーフ、これ何ですか?なんかベタベタするんですけど」 「うむ。粘着性ネズミ捕りだ。最近ネズミがはびこっていて困るんだ」 「これ、暴走族にも使えませんかね」 ということで、ゴキブリやネズミ、雑草、恐ろしい病気、強盗などの良からぬ賊など、好ましくないものが横行している、はびこっているという場合に使われます。語源はラテン語の infestare 「攻撃する、悩ませる」。そういえば困るのが姿の見えない迷惑メール、待ってもいないのに「お待たせしました!」とか、問い合わせてもいないのに「お問い合わせの件」といった件名で無差別にやってきます。Internet 空間ネズミ捕りなんてのができないですかね。


 File No. 1198  
exemplary
[izémplri]

模範の、見せしめの

She has praised her husband as an exemplary father of their children.
Punishment sometimes serves as an exemplary warning to other people.

「チーフ、知ってます?営業部の野中さん、今度、模範社員として表彰されるんですって」 「彼はゴマすりがうまいからなあ」 「ところで、どうしたんっすか?このゴキブリの死骸…」 「うむ。他のゴキブリへの見せしめにしようと思って置いているんだ」 ということで、「模範」または「見せしめの」という意味の形容詞。うがった見方をすれば、良くも悪くも、ひとつの「例」として提示することで、提示する側にとって都合の良いような結果を人々に期待しているとも言え、昨日の「模範」が明日の悪い例になったりすることもある今日この頃です。語源はラテン語の exemplaris 「見本になるもの」。


 File No. 1197  
huff
[hΛf]

怒らせる、憤慨する、はあはあ息を吐く、不機嫌

He was huffed because nobody was listening to him.
He was in a huff and huffed up the slope to his home.

暖かいご飯を「はふはふ…」など、日本語として発音するといい感じの単語ですが、英語では「怒らせる」という意味。人間ですから腹の立つことはいろいろあります。腹が立つとつい鼻息が荒くなったりして「はあはあ」言いながら文句を言ったり、まさに怒るということはしんどいことかも。 be 動詞を使ってbe huffed 、また、名詞として使えば be in a huff で「怒っている」というふうに表現します。形容詞は huffy で「怒りっぽい」。むっとして黙っているというよりは、興奮した怒りの状態を披露(?)したり、爆発させたりという感じがあり、語源はそのときの息の荒さを真似た音から。


 File No. 1196  
egregious
[irí:ds]

実にひどい、とんでもない(悪い)

The operation against the nation is an egregious violation of international law.
He made an egregious error when he made that assertion.

「確かに彼のやり方は良いとは言えません」 「良いとは言えないどころの騒ぎじゃないよ。まったく、最悪だ、実にひどい」というわけで、ただの「悪い状況」ではなく、「群を抜くひどさ」で、その悪さの程度が際立っている、目立って悪いという意味合いがあります。どうせ目立ったり、際立ったりするのなら良い意味でそうありたいものですが…。語源はラテン語の egregius で、接頭辞の ex 「〜を出る」と grege 「群れ」を組み合わせたもの。


 File No. 1195  
relevant
[rélvnt]

関連性のある、妥当な

She complained that the story was not relevant to the subject matter.
The automation of the assembly process is a relevant cost savings measure.

「では、売上を増やすための具体策として何か案はありませんか?」 「あの、最近、社員旅行や健康診断が行われていないんですが…」 「あー、その件は本件とは関係ありませんので」 「ですから、まずこういった基本的なことをきちんとやって、それが売上増につながると思うんです!」 「いやしかし、売上アップのための具体策としては妥当とは言えませんな」 ということで、その時点で検討されていたり、問題になっている事柄に対して「関連性がある」、「もっともらしく、妥当だと思われる」という意味で使われます。語源はラテン語の relevant で、relevare 「起こす」の現在分詞。


 File No. 1194  
contemporary
[kntémprèri/-prri]

現代の、〜と同時代の、その時代の

He is contemporary with the artist.
This is a contemporary art gallery.

同じ時代に存在していたり、起こったりする出来事、あるいは人間などに対して使います。たとえば、ダビンチとミケランジェロは同時代の芸術家であるなど、同じ時代に生きていたというニュアンスがあります。しかし、同じ時代だからとはいえ、江戸時代のような長い時代の場合、1600年代の人と1800年代の人を比べて「同時代」というのはちょっとムリがあるような気がします(人間の寿命が何百年ということであればそれも可能かもしれませんが)。また、今の時代の特徴を表現しているという意味で、「現代アート」という場合にも使います。語源は接頭辞 com- 「〜といっしょに」+ ラテン語の tempus 「時間」。


 File No. 1193  
stupefy
[stjú:pifài]

無感覚にする、思考を麻痺させる、呆然とさせる

He thought the woman was stupefied by drinking.
He remains stupefied for a few blank seconds.

酔いどれ気分でつい大はしゃぎ、テーブルの上で踊っていたら、突然、すべって床の上にドシン。でも不思議と痛くない。「痛くな〜い、痛くな〜い」などとごきげん。ある夜のこと、ピンポーンとベルが鳴るので出てみたらエイリアンが立っていた。あまりのショックに思考が停止してしまった。というふうに、感覚や思考を麻痺させたり、呆然とさせるという意味の動詞です。語源は中世フランス語の stupefier で、そのまた語源はラテン語の stupefacere 「無感覚にする」。


 File No. 1192  
intact
[intkt]

そっくりそのままで、損なわれない状態で

In the village, the old tradition is left intact.
The car was intact after such a big accident.

公園のベンチに100万円の札束を置き忘れたので戻ってみたらそのままの状態で残っていたとか、息子のために朝ごはんをテーブルに準備して出かけたお母さんが午後になって家に戻ってみると、置いたのとまったく同じ状態で残っていた、あるいは、自転車に乗っていてよそ見をした途端に崖からまっさかさま… 骨折はするし、全身あざだらけなのに、自転車は傷ひとつなかったというように、ある初期の状態がまったく損なわれずに、手付かずの状態でそのまま残っていることを表す形容詞。 intact bike など、名詞の前にくっつけて使うことはありません。語源はラテン語の intactus  in-  「否定を表す」+  tactus 「触られた」。


 File No. 1191  
sill
[sil]

ドアの敷居、窓敷居、土台

The stranger was standing half across the sill of the door.
The strong flood forces dense water to flow over the sill.

「二度と家の敷居はまたぐなと言われたんですけど、お宅の敷居ってどれですか?」というときの敷居。モダンな家ではあまり見かけませんが、玄関などの戸口の下に水平方向に渡してある横木のこと。a threshold とも言います。「じゃあ、窓から入ればいいんですか」という問題でもありませんが、ドアの敷居だけでなく、窓の敷居(下のレールがついている部分)を言う場合にも a sill を使います。その他、たとえば、湖と川を隔てている部分で、ちょっと盛り上がったうねのようになっている箇所を指して言うときにも使います。語源は古英語の syll 「梁」。


 File No. 1190  
gulf
[Λlf]

湾、深い割れ目、深淵、障壁、溝

A big gulf between the management and the shop floor is a big problem.
You may fall into a gulf in which there is no solution.

お兄さんはメキシコ湾で大きな魚を釣り上げ、お父さんは哲学を思索しすぎて深淵にはまり、お姉さんとお母さんは結婚前の彼氏との旅行をめぐって大ゲンカ、超えられない世代のギャップを感じている。ということで、「○○湾」というときの「湾」の他に、先日紹介した abyss という意味や、超えられないような大きな「障壁」、「溝」という意味に使われます。語源はラテン語の colpus で、そのまた語源はギリシア語の kolpos 「胸」。


 File No. 1189  
abyss
[bís]

深淵(えん)、奈落(ならく)、底なし地獄

Japan once fell into an abyss like economic slump.
Sometimes alcohol is like an abyss.

何とも得体の知れない不気味なところのようです。「私は借金地獄という奈落の底から這い上がって来ました」 「ほう… ところで奈落というのはどんなとこですかな?」 「言ってみれば底なし地獄のようなもんですわ」 「でも、あなた、さきほど奈落の"底"って言いましたよね?底はあるんですか?」 「いや、あるような、ないような… とにかく深いところですわ」ということで、底が見えないような、混沌とした、深い穴のようなものを指します。あまり行きたくないですね。語源はギリシア語の abyssos 「底のない」。


 File No. 1188  
banshee
[bni:]

家族の死を予告する妖(よう)精

A banshee is a sort of phantom-woman, who appears outside a house and wails.
The baby screamed like a banshee when he looked at his father in a Halloween costume.

アイルランドやスコットランドなどのゲール文化にはいろんな妖精がいます。そのひとつがこれ、バンシー。なんでも女の妖精で、家族の誰かが死ぬときに現れ、手をたたいたりしながら泣きわめき、それを知らせるのだとか。また、バンシーが集団で現れ、コーラスで泣いたり、歌ったりする場合は、高貴な人の死を知らせると言われています。ちなみに、like a banshee は、ヒステリックに悲鳴を上げたり、音をたてたりする様子を表すときに使う熟語。語源はゲール語の ban (bean) 「女」と sídhe (sìth) 「妖精」。


 File No. 1187  
emulate
[émjulèit]

競う、〜と張り合う 、熱心に見習う、模倣する

He writes stories and tries to emulate fiction writers.
The software emulates an automated music playback in every way.

「できました。称してワインドーズ・コンピュータ。調子が悪いときは再起動すればすべて直ります」など、既存の製品などを模倣して競い合うとか、ライバルの洋子さんが英会話を習い始めたので私は中国語を習っていますとか、彼はロック歌手の○○さんを見習って作曲などをやっているなど、同じようなことをして同等のレベルに到達しようとか、あわよくばそれを追いこそうとしているといった場合に使います。その他、コンピュータ用語でエミュレートという意味があります。語源はラテン語の aemulus 「競い合った」。


 File No. 1186  
plangent
[plndnt]

鳴り響く、物悲しく響く

I heard plangent sound of whistle in the distance.
She had a plangent, vibrating and beautiful voice.

夏の終わりに田舎などに行くと聞こえる「コロコロ…」といった虫の声、革ジャン姿のちょっと寂しげなお兄さんなどが吹く哀しそうな口笛、ピロロロ…といったクラリネット、ポロロンといったピアノの音など、どちらかと言うと鳴り響く音。耳元でささやくような音ではありません。また、そのトーンやメロディーも「ポンキッキ」とか「ドラえもん」といった楽しげなものではなく、どこか物悲しいのがポイント。秋によく似合う(?)少しセンチメンタルな響きを言います。語源はラテン語の plangent  plangere 「悲しむ」の現在分詞。


 File No. 1185  
stunt
[stΛnt]

発育を妨げる(こと)

Digging under the crop can cause it to have its growth stunted.
Young children should not be allowed to watch television, because it will stunt the development of their brains.

空を飛ぶヘリコプターから指1本でつかまるシーンはスタントマンを使っていますというときの「スタント」と同じスペルですが別の単語で、成長や発達、進行を妨げるという意味があります。将来の夢を抱きながら頑張ろうとしている子供に対して「しょせん私らの子供やで」などと言い続けて成長を妨げるとか、生まれたときからテレビにお守りをさせるのは子供の発育によくないとか、これ以上伸びるとよくないので茎や葉っぱを切り落としていますなど、相手にとっては非常にかわいそうな状況のこと。語源は古英語の stunt 「短い、愚かな」。


 File No. 1184  
creek
[kri:k]

小さな入り江・湾、小川

She lost her bag and is up the creek now.
There used to be a creek behind the garden.

イギリスでは小さな「入り江とか湾」という意味で使われることが多いようですが、アメリカでは「小川」で、大きな川の支流などを指すようです。ちなみに熟語で be up the creek というと「困った状況にある」という意味。creek の代わりに river を使うこともあります。また、up the creek の後に with no paddles 「かい(オール)なしで」というのをつけたりもします。きっと向こうの小川はボートなしでは渡れないようなビッグなものなのかもしれません。語源は古ノルド語の kriki 「曲がり」。


 File No. 1183  
blasphemy
[blsfmi]

冒涜(ぼうとく)、不謹慎な行為

A suicide bombing is a blasphemy against God.
Swearing and using blasphemy is usually a taboo.

隣の犬は散歩のときに神社の鳥居のところで必ず用を足すとか、初詣で賑わっている神社仏閣を見ると「賽銭でもうかってるんやろーな」という彼は、子供のころ、神社の床下にもぐって落ちているお賽銭を失敬した経験があるなど、聖なる存在を粗末に扱ったり、侮辱するような言葉や行い、態度などを言います。また、「神さまのお告げがあった」などと言って高価な商品を押し売りしたり、よからぬことをしたりというのも blasphemy と言うことができるでしょう。


 File No. 1182  
stub
[stΛb]

吸殻、使い残り、切れ端、半券、つまづく、押し消す

A stub is a very short article, generally of one paragraph or less.
Smokers should stop throwing their cigarette stubs everywhere.

「吸殻は吸殻入れに」というときの「吸殻」や鉛筆、ろうそくなどの使い残り、チケットを切った後の半券など、メインの部分を切り離したり、消費したりして残った部分を指します。その他、動詞として、何かに「つまづく」とか、火などを何かに「押し付けて消す」という意味があります。歩きながらくわえタバコ、灰皿がないのでベンチにタバコを押し付けて火を消し、そのままポイ… いけませんね。また、記事などで「短い、不完全なもの」といった意味でも使われることがあります。語源は古英語の stybb 「切り株」。


 File No. 1181  
meander
[mindr]

曲がりくねっている、当てもなくさまよう、曲がりくねり

The river meanders through the valley floor.
With nothing to do, he meandered through the streets of his town.

道や川などが曲がりくねって流れている様子を言います。乗り物酔いに弱い人にとっては、ちょっとツライ進路。その他、人間が当てもなくうろうろさまようとか、とりとめのない話をするという意味で使われます。目的地に直線コースで速やかに到達するというのではなく、目的地も決まっているのかいないのか、うろうろ、くねくねしている状態をがポイント。語源はギリシア語の maiandros で、くねくねと蛇行している小アジアの川の名前から。


 File No. 1180  
bluff
[blΛf]

虚勢(をはる)、はったり(をかける)

Nobody knew he was bluffing.
He said the threatening letter was nothing but a bluff.

「や、やれるものならやってみろ!」と言って立ちはだかった彼の足は小刻みにガクガク震え、「お、オレは本気だからな」と凄みのある声で怒鳴っている男の手にはおもちゃのピストルが… など虚勢やはったりをかけるという意味があります。また、「弊社ですべてできます!」と実際の能力を何倍にも拡大してアピールするのが上手な人は営業向きですが、後で社内で「誰がやんねん?」などと問題になることも。ぶっつけ本番の一か八かの賭けとも言える「はったり」、しょっちゅうやってるとただのほら吹きになります。語源はオランダ語の bluffen 「自慢する」。


 File No. 1179  
relief
[rilí:f]

安堵、安心、息抜き、救援、レリーフ

Many people are engaged in relief activities after the disaster.
In the wall there is a relief of a warrior holding a sword.

応接間には有名な芸術家のレリーフが飾ってありますというときの「レリーフ」の他に、苦しみなどからの解放という意味があります。ツライ仕事から解放されてほっと「安堵」するひととき、「息抜き」のつもりがのめり込んでしまって目や肩が疲れるパソコンゲーム、いけませんね。また、アメリカでは、カタリーナ・ハリケーンが大惨事を引き起こしています。被害に逢われた方が少しでも早く日常の生活に戻れるよう祈るばかりですが、そういった災害などの救援という意味でもよく使われます。語源は古フランス語の relever 「解放する」。


 File No. 1178  
embellish
[imbéli]

飾る、(話などを)潤色する

They embellished the interior of their new house.
Whenever she talks she embellishes her story.

「何だろう?とおじいさんが切ってみると、何ということでしょう、中からかぐや姫と桃太郎が次から次へと出てくるではありませんか!」など、ちょっと例が適切かどうかは別にして、話などにいろんな詳細をつけたりして飾り立てることを言います。特に自分のサクセスストーリーなど、思いっきりドラマチックに語りたいという気持ちはわからないではありません。その他、部屋を飾るとか、クルマを飾るとか、物理的に装飾を施すという意味があります。語源は中世フランス語の embelir 「美しくする」ということで、飾り立てても美しくなければ意味がありません。


 File No. 1177  
cohesion
[kouhí:n]

粘着(性)、結合(力)、結束性

We have often had to overcome the resistance and the lack of cohesion of the members.
Cohesion of particles impairs the efficiency of the mixing process.

「我が社はこの新しい粘着テープ"おハナサン"を使って一気に巻き返しを図る。全社結束して頑張ろう」と檄(げき)を飛ばす社長だったが、居眠りをしている者、パソコンゲームで遊んでいる者、テレビドラマの話をしている者など、社員は各自バラバラで結束力がない。ということで組織などの結束力、分子などの結合力、また文章全体が焦点を絞ってまとまっている様子を表す結束性という意味があります。やはり結束させるにはそれなりの粘着的な要素が必要なようです。語源はラテン語の cohaerere 「粘着する」。


 File No. 1176  
blemish
[blémi]

傷、しみ、あざ、欠点、汚す、損なう

The friendship was blemished when he didn't return the money he borrowed.
A blemish on the skin will be removed in the final photo.

夏はシミなどができるとイヤなのでマスクをかぶって外出しますとか、お顔のシミ、傷などは修正した美しい写真をお届けしますといった物理的な傷、あざ、しみなど、それがなければ完璧なのにといった外観を損なうようなものを指します。また、履歴書にキズがつくのがいやなので、いったん会社に入ったら3年はいることにしていますとか、彼はあのことで我が社の名前を汚したといった比ゆ的な「傷」を表現する場合にも使われます。動詞として使えば「汚す、(完全性や美しさなどを)損なう」という意味になります。語源は中世フランス語の blesmir 「青ざめさせる」。


 File No. 1175  
suffrage
[sfrid]

(賛成)投票、選挙権、参政権

Citizens having suffrage are entitled to vote for parliamentary elections.
By the time of the Civil War the principle of unrestricted white male suffrage was established.

「誰がなっても変わらないじゃん」 「選挙どころか、大事な案件を抱えているんだ」など、日本ではプライオリティの低い選挙。当日には「みなさん、選挙に行きましょう」といった宣伝カーが町中を走って呼びかけをしていたり… その昔、すべての人に平等に与えられていなかった選挙権。その権利を求めて一生懸命努力した人たちがいます。わかっちゃいるけど、イマイチ、その気になれないとか諦めムードというのが蔓延しているようです。語源はラテン語の suffragari 「支持投票する」。


 File No. 1174  
wage
[weid]

(戦争などを)行う

The country waged the war against the enemy.
He waged the campaign for boycotting imported products.

「賃金」という意味の他に、戦争やキャンペーンなどを「行う」という意味の動詞です。歴史的に見ても戦争というのは欲しいものを獲得するための手段であることが多く、ある地域の石油や地理的条件を手に入れたいがために、「あの国のやり方は人権を無視している」といったそれなりの理由をつけて攻撃します。いっそのこと、各国ローテーションを組んで1年ごとに地球上を移動するというのもいいかもしれません。来年は現在の中国大陸が「日本」になりますが、さ来年は今のロシアあたりになります… とか。語源は古北部フランス語の wage 「抵当」。


 File No. 1173  
vendetta
[vendét]

復讐、あだ討ち、宿恨

After he became the king, he waged a vendetta against his brothers.
Some say the war is a personal vendetta by the president of the nation.

「○○エッタ」などと語尾につくと何となく可愛い女性の名前かなと期待してしまいますが、これはちょっと怖い意味で、復讐とかあだ討ち。それも食べたかったパイを取られたので復讐にアイスクリームを取ってやったといった短期間で完結するものではなく、どちらかというと、根が深いようです。家同士の何世代にも渡る復讐とか、民族同士の宿根など、やられてはやり返しといった「繰り返し」的な意味合いもあります。過去を水に流せと言ってもなかなかむずかしいようで、困ったものです。語源はイタリア語で、そのまた語源はラテン語の vindicta 


 File No. 1172  
ideograph
[ídirf/-rf]

表意文字

Chinese character is an ideograph.
An ideograph is a graphic symbol that represents an idea instead of a word.

昔々、文字がなかった頃、記録を残したいとか、手紙を出したいと思ったときは、やはり絵を描いて伝えようとしたのかもしれません。しかし、絵というのも人それぞれ好みがあったりして大変。なかには凝る人もいて、鳥の羽などを必要以上に細かく描いてみたりします。しまいには色までつけたりして、これじゃ時間がかかってしかたありません。そこで文字の登場か(?)。ということで、その文字自体が意味を持つ「表意文字」という単語。ideogram とも言います。漢字もそうですし、古いところでは甲骨文字やヒエログリフなども。逆にアルファベットやカタカナ、ひらがななど意味を持たない文字は表音文字。


 File No. 1171  
murky
[mr:ki]

暗い、不透明な、いかがわしい、霧などが濃い

The ship emerged from the murky fog.
His comment on the issue was murky and unclear.

森を歩いていたら濃い霧に包まれた沼地のようなところに出た。沼の水は濃い緑色に濁っていて底が見えない。いきなり沼のなかから老婆が現れ、手に大きなバッグを持っている。「この1億円入ったバッグ、お前のものかえ?」と聞くので、「違う」と答えると、「正直者だ。よかろう、持って行くがいい」とその大金をくれました、という彼の供述。水の色や霧などが濃くて暗い・不透明な様子、また、話や説明がいかがわしい・不明瞭だという意味があります。murk 「暗黒、陰鬱」の形容詞で、murk の語源は古ノルド語の myrkr 「暗闇」。


 File No. 1170  
replenish
[ripléni]

補充する、継ぎ足す

He left his seat and replenished his cup with coffee.
You should replenish your body with nutrients within one hour after a long bout of exercise.

「まあ、今日は仕事のことは忘れて。ささ…」など、一口飲めば一口注ぎ、二口飲めば二口というように、まったくグラスの中身が減ることがない「注ぎ殺し」状態。「太りすぎ、少しは運動しなくっちゃ」というのはいいが、ちょっとやっては「あ〜疲れた」と言ってはジュースやチョコでエネルギー補充… というわけで、文字通りの意味は「再び一杯にする」。もともと何らかの量が入っていたものに対して、量が減った時点で注ぎ足して一杯にするという意味があります。語源は古フランス語の replenir で、re- 「再び」+  plein 「満杯」。


 File No. 1169  
unceremonious
[nserimóunis]

儀式ばらない、くだけた、無作法な、ぶっきらぼうな

The way the talk seemed to me too unceremonious.
He left the town after his unceremonious firing.

わざわざ集まってくれたお客さんたちを前に「あまり形式ばらずにくだけた会議と行きましょう」と始めたのはいいが、「山田さんなら愛称ヤマちゃんかなー」とか「あ、そこのメガネン、意見があるなら堂々と言おう!」などとエスカレートし、「なんて礼儀知らずなヤツだ」と大ひんしゅく。上司に呼ばれて「キミは明日から会社に来なくていい!」と突然の解雇を言い渡されてしまった… などと笑えない話に。ということで、「くだけた」、「無作法な」という意味や、いきなり会社や役職などを辞めさせられる場合に an unceremonious dismissal (firing) というふうに使います。


 File No. 1168  
waive
[weiv]

権利を放棄する、要求などを差し控える

He waived the right to refuse the assignment.
They decided to waive the request for information.

「おめでとうございます!」など、なにがめでたいのか、いきなり送られてくるメール。「100万円が当たりました!」(なんで?当たるような覚えはない)「URLにアクセスしない場合は権利を放棄されたものとみなします」(どうぞどうぞ、みなしてください)ということで、「権利や要求などを放棄・差し控える」という意味で法律などでよく使われます。もちろん、実際に法律関係で使われる場合は、放棄すればよいと言うものではありませんが、特典があたったとか、特別に選ばれたとかいうセールス関連の権利は差し控えたほうがよさそうです。語源は古フランス語の weyver 「紛失した、持ち主不明の」。


 File No. 1167  
mortgage
[m:rid]

抵当(権)、抵当に入れる(こと)、抵当証書、抵当額

A mortgage is a device used to create a lien on real estate by contract.
He wanted to mortgage his home but he couldn't.

「1000万円貸してください」と言われて「オーケー!」とホイホイ貸してくれる人はいません。そこで、もし返済できない場合は、持っている土地や家などを代わりに渡すという「抵当」という意味の単語。こればかりは「私が信用できないんですか!」などといきまいてもしかたありません。まじめな良い人であってもお金が返せるかどうかは別問題であり、ここに借金問題の悲劇があります。先祖代々からの土地や家屋をすべて失ってしまったというのはたいていこのケースです。ご利用は計画的に、抵当も計画的に。mortgage  t は発音しません。語源は古フランス語で mort 「死んだ」+ gage 「誓約・抵当」。


 File No. 1166  
impetuous
[impétus]

猛烈な、急速な、(感情が)激しい、衝動的な

True love is not an impetuous passion.
Soon it began to rain hard followed by an impetuous wind.

「火星のように燃えるボクの心は鉄のように溶けて溶岩になった」などと訳のわからないメールを彼女に送っている彼。暑い夏によけい暑苦しいが、気持ちはわからないでもない。ということで、感情、情熱、気質などが猛烈で激しい様子や行動や動きが過激で力の入っている状態を表します。頭を冷やして考えればとてもできないようなことで、衝動的であるとも言えます。語源はラテン語の impetus 「攻撃」。どちらかと言うと若い人にありがちな特徴で、年を取ってくると血圧が気になったりして、どうしても静かで涼しげになってくるようです。


 File No. 1165  
extricate
[ékstrikèit]

危険、苦境、困難から脱出させる

Emergency personnel extricated her from the car and got her to the hospital.
He was trying to extricate himself from the relationship with the group.

困っていること、悩みなどを抱えている人にとって最も必要なのがこれ。どこかのヒーローが現れてここから救い出してくれないかなと思ったりするものです。しかし、頑張れば自分で脱出できる場合も多く、extricate oneself で「脱出する」という意味になります。むずかしいのが感情が絡んでいる場合。悪い彼女に引っかかって、古い言い方をすれば「アッシーくん」や「貢くん」にされたり、自分でもわかっちゃいるけど「好きだから離れられない」といった若い人たちの悩み相談。いくら周囲が脱出させようと思ってもまず本人が決断しなければうまくいきません。語源はラテン語の extricare  (ex-  「〜出る」 +  tricae 「困惑」)の過去分詞。


 File No. 1164  
stagger
[str]

よろよろ・ふらふら歩く、たじろぐ、びっくりさせる

The terrible news staggered her.
His gait is staggering and his face and clothing are covered with mud.

慣れないハイヒールでよろよろ歩く夜道。突然、歩道のタイルの間に挟まったヒールがポキッ。困っていたところへさっそうとやってきた一人の男性が… 「どうしたの?」と覗き込む彼の息はまるで「福○さん」。「あなたは…」と見つめる目と目…。次の瞬間、よく見るとトイレで手を洗わないことで有名な○○課長。「ぎゃ〜〜っ」と心のなかでびっくり仰天。「ワシの肩につかまるか?」 「い、いえ、結構です」ときっぱりお断りしてよたよた歩きで立ち去った。ということで、酔っ払いの足どりのように、歩き方がふらふら、よろよろと安定していない様子や、たじろぐ、驚愕させるという意味があります。語源は古ノルド語の stakra 「何度も押す」。


 File No. 1163  
dodge
[dd/dd]

ひらりと体をかわす(こと)、巧みに逃げる(こと)、策略、ぺてん

She dodged bullets and ran into the building.
He dodged the question and diverted the conversation to another subject.

子供の頃、よくドッジボールなどというものをやらされましたが、文字通り「ひらり」とかわしてボールを避けるか、キャッチするしかありません。一度や二度うまくかわしてもそのうち当てられると思うと落ち着かず、どうも好きになれないゲームでした。ボールでこれだけ苦労するのに、アクションドラマなどのヒーローはなぜあんなに巧みに弾をかわせるかが不思議です(ま、フィクションだからですが)。ということで「動きでかわす」、「巧みに逃げる」という意味があります。その他、「社長、今後の我が社の方針は?」と聞かれて「もう夏も終りよのう…」などと巧みに(?)話題を変えたりする場合にも使います。


 File No. 1162  
bet
[bet]

かけ(金)、予想、見当、賭ける

My bet is the boss doesn't care about his people.
After losing the game he couldn't pay the bet.

「ま、カタイところでは子飼いの加藤さんかな」 「ボクは大穴狙いで田中さんかな」 「う〜ん、あり得ねーな」 「いっそのこと黒田女史ってのも…」 「あるある、積極的に女性を登用しているっていうアピールにもなるし」 てなことで、人事異動の前になるとざわざわする社内。時期○長などを予想して「賭け」が行われたりします。しかし、日本ではたいてい口だけで実際にお金のやりとりはないようです。bet は「賭け金」という名詞の他に「予想、見当」、動詞として「賭ける」という意味があります。My bet is... 「私の予想では」とか I bet... 「きっとそうでしょう」といった表現もあります。


 File No. 1161  
underfoot
[ndrfút]

足の下に、地面に、踏まれそうでじゃまになっている

He didn't see the cat underfoot and stepped on its tail.
My husband just retired and is underfoot like wet dead leaves.

日本の家は狭いせいか、子猫かハムスターかと思わせるような小さな犬などを飼っている人を見かけます。いっしょに散歩していて踏んづけたりしないのかなとハラハラしたり… ということで、足元に花が咲いているとか草が生えている、または、小動物がうろちょろしていていて踏まないように気をつけないとならないような場合に使います。単純に「ジャマになる」という意味でも使われ、定年退職した世の夫族を称して足元にまとわりついてジャマになる「濡れ落ち葉」と言ったりしますが、長年、家計を支えるために、ひたすら頑張ってきたわけですからあまりジャマにするのもいかがなものかと。


 File No. 1160  
bolt
[boult]

ボルト(で締める)、かんぬき(をかける)、稲妻、1巻き、ぱっと逃げる、かまずに飲み込む

He was struck by a bolt of lightning, but still alive today.
When people attempted to get to close the deer bolted away.

お父さんが機械の「ボルト」を締めているといきなりピカッと「稲妻」。こりゃ危ないということで金具を放り出し、急いで家に入って「かんぬきをかけ」た。馬もびっくりしていきなり「駆け出し」、ウサギは「逃げ出す」。家の中で遅い朝食を食べていたお姉さんもびっくりして食べ物を「かまずに急いで飲み込み」、お母さんは服を新調しようっていうので広げていた「布の1巻き」を急いで片付ける。ということで、「」内のいろんな意味のある単語です。語源は古高地ゲルマン語の bolz 「弓矢」。矢の動きの速さから「急いで逃げる、いきなり駆け出す」とか「稲妻」という意味が発生したようです。


 File No. 1159  
brim
[brim]

縁、へり、帽子のつば

She wore her hat with the brim held up.
Place your nose above the brim of the glass and gently smell the aroma.

しゃっくりを止めるには、水を入れたコップを手に持ち、上体をややかがめて(かがめないと飲めません)、自分から反対側(遠いほう)のコップの縁からゆっくり水を飲むと止まります。また、真夏の暑い昼下がり、帽子のつばを折り曲げてかぶったおばさんが自転車で「早く家に帰りなさい!」と怒鳴りながら走っているなど、コップの縁、帽子のつばという意味があります。語源は高地ゲルマン語の brem 「端」。ちなみに、しゃっくりが出てきて困った場合は、前述の方法を試すと効果てきめん。90%止まります。


 File No. 1158  
slouch
[slaut]

前かがみ(に座る)、だらしない格好(で歩く)

He always walks with a slouch.
She is no slouch at cooking.

暑い夏は、そこに存在しているだけでもだるい感じがします。そんなときの歩き方がこれ。前かがみになって、筋肉にも力が入らず、わかっちゃいるけどだらしない格好。そのうち小石があるわけでもないのに、何気ない歩道の段差でつまづいて転びそうになる… ということで、前かがみになって座ったり、だらしない格好で歩いたりするという意味の単語。また、そういった「だらしない人」という意味もありますが、否定形で is no slouch at ...ing などのイディオムで使うと「上手だ、よくできる」という逆の意味になります。


 File No. 1157  
chum
[tΛm]

仲良し、同僚、仲間、仲良くなる

He went out drinking with his chums that night.
I had chummed up with a young teacher and we went sightseeing together.

親しい友だち、仲間という意味の単語。動詞として「仲良くなる」という意味もあります。生きていると当然のことながらいろんな人に出会います。しかし、だんだん年齢を重ねてくると利害関係のある出会いのほうが多くなり、なかなか親しい友だちにまで発展することがないようです。また、お互い第一印象が良くても必ずしも親しい友人になるかといえばそうでもなく、最初は嫌いだと思っていたのが、何かをきっかけに親友になったというのもよくあることです。語源はルームメイト(部屋を意味する別の単語 chamber から)が変化・省略されたものという説があります。


 File No. 1156  
exhilarate
[izílrèit]

気分をうきうきさせる、陽気にさせる

The song exhilarates her.
The experience was a challenge, but it was exhilarating.

「チーフ、なんで水戸黄門の音楽なんすか?」 「うむ。この"あとから来たのに追いこされ"というところが妙に感じるものがあってな」 「そう言えば、チーフより3年後に入社した○○さん、先に部長になっちゃいましたね。でも、もっと気分をうきうきさせる音楽のほうが… マツケンサンバなんかどうですか?」 「うむ。」 というわけで、気分を高揚させたり、楽しい気分にさせるという意味があります。語源はラテン語の exhilarare の過去分詞。 exhilarare をさらに分解すると ex-  「〜から外へ」+  hilarare 「喜ばせる」。


 File No. 1155  
needy
[ní:di]

暮らしに困っている、かまってやらなければならない

He is a needy boy who is just starved for human attention.
She said that her husband was needy and childish.

貧乏で暮らしにも困っており、援助を必要とするような状態を表す形容詞。しかし、人の助けを必要とするのはなにも貧乏だけでなく、寂しがりやだとか、精神的に不安定だとかで、かまってあげなければならないような状態にも使われます。この意味では、うちのワンちゃんは寂しがりやなど動物に対して使うことが多いようですが、なかには、私の彼は a needy guy など、おどけて人間相手に使ったりする例もあります。しかし、寂しがりやの彼、5分ごとに電話がかかってきますというのもちょっと困るかもしれません。


 File No. 1154  
slave
[sleiv]

あくせく働く

I've been slaving away every night and every day to feed my family.
He slaves and saves enough money to bring his fiancee to America from Italy.

「奴隷」という意味だけでなく、(奴隷のように)「あくせく働く」という動詞として使われます。「奴隷のように」というニュアンスが含まれますが、性質(たち)の悪い会社などに「こき使われる」という場合だけでなく、徹夜で資料をまとめたとか、家族を養うために日夜働いているといった、一般的に「大変な思いをして仕事をする」という意味でも使います。その他、「スレーブ」機器など、他のシステムによって制御させるという意味があります。ちなみに語源は中世ラテン語の Sclavus 「スラブ族の」、スラブ人を征服して奴隷として使っていたことから。


 File No. 1153  
vantage
[vntid/v:n-]

有利な地位、優勢

This building has a vantage point from which to see the beauty of Santa Cruz.
She has the vantage point of having been there and done that.

「キミに見せたいものがあるんだ」 映画などでよく出てくるセリフですが、何だろうと期待しているとたいてい隠れたスポット(ビルの屋上などの場合もある)などで、「ここで一番眺めの良い場所なんだ」、そして「疲れたときにはよくここに来るんだ」というのが多い。ということで、街全体が見渡せたり、良い景色が楽しめるといった「最高の場所」という意味があります。その他、彼は「人事担当」という利点を活かし… というときの「有利な地位」や、B社はこの業界での長年の経験があるなど、競争における「優勢」さを表します。vantage point  point をつけて使う場合が多いようです。語源は中世フランス語の avantage 「利点」。


 File No. 1152  
perch
[pr:t]

止まり木(に止まる・止まらせる)、高い場所(に座る・置く)

He placed the bird on the perch.
A huge building is perched the top of the mountain.

「おはよー」とか「こんちわー」などと言っているオウムなどが止まっている木のことで、動詞として使えば、鳥などを主語にして止まり木に止まる、または人間を主語にして鳥などを止まり木に止まらせるという意味になります。どうもあの「止まり木」というのは心地よいものらしく、一度止まってみたい気もしますが、心理的には、人間も高い地位や場所にいると居心地が良いのと同じかもしれません。ということで、比喩的に、人間が高い地位や場所などに座るという意味でも使われます。その他、高い山の上にビルがあるなど、高い場所に設置したり建てたりするという意味もあります。語源はラテン語の pertica 「柱、さお」。


 File No. 1151  
intemperate
[intémprt]

節制・自制できない、過度の

He became an intemperate drinker after that tragic accident.
People say his statement is nothing but an intemperate rant.

「お早うございます」とやってきた彼の手にはしっかりビール瓶が… 今どき缶にすればいいのに、いやペットボトルのがあれば… というようなことではなく、「自制や節制ができない」という意味の単語で酒類に関してよく使います。その他、彼は怒鳴れる相手だと見るとすぐ怒鳴る、それがまたしつこい、というふうに怒りや感情をコントロールできないという場合にも使われます。やはり、人間、自分を制することが一番むずかしいもので、これができる人はそれなりの人物だと言えます。語源はラテン語の intemperatus (in-  「否定」 + temperatus) で、temperatus  temperare 「自制する」の過去分詞。


 File No. 1150  
pen
[pen]

動物などを囲い、檻(おり)(に入れる)

All sheep are expected to be enclosed in the pen with the gate closed.
The dog attacked people so they had to pen him in up.

 This is a pen というときの「ペン」ではなく、「囲い、檻」という意味の単語。動詞として「囲い・檻に入れる」という意味でも使われます。中に入れる対象も鶏などの鳥、犬、ネコ、羊などの動物に対して使われるのが普通で、逃げないように捕えておくため、人に飛びかかったり、噛みついたりするのを防ぐため、あるいは、外敵から守るために中に入れて保護するといった目的があります。語源は古英語の penn (penne) 「囲い」。また、俗語で「刑務所」の意味もありますが、これは厳密に言うと語源が異なるようで、penitentiary 「州立・国立刑務所」を省略したものだとか。いずれにしろ、「動物の檻」を多少は意識しているようですが。


 File No. 1149  
upkeep
[pkì:p]

維持、保持、維持費

The owner must pay the upkeep to maintain the house's value on the market.
The emission test cost the consumer only a little as long as the car is in upkeep.

「で、家のほうはきちんと維持されてますかな?」 「は、5年前に夫婦がケンカして出て行ったときのままを維持しています」 「ということは…」 「はい、壊れた椅子、床の上の割れた皿など、すべてそのままです」というのではなく、建物、家屋、車、機械などを、良い状態に保つことを意味し、わざわざ悪い状態を維持することではありません。良い状態に維持するという「行動」、および、その「状態」を表します。また、良い状態に保つためにかかる費用、つまり「維持費」という意味でも使われます。


 File No. 1148  
welsh
[wel]

借金などを払わない、約束をごまかして果たさない

He welshed on his debts and hotel bills.
The phrases such as "Jew someone down" and "welshing on a bet" should not been used.

前置詞 on を後につけて、ギャンブルなどで賭けた「お金を払わない」とか、「借金を踏み倒す」、組織や個人などが「約束したことを果たさない」といった意味で使われます。語源は Welsh 「ウェールズ人」ということで、じゃあ、ウェールズ人はみんなこんな人間かということになり、これはひとつの「差別用語」ということができます。同様に Jew someone down という表現があり、「値切る」という意味があるようです。ということで、いちおう意味を理解しておく程度で積極的に使う必要はないと思われます。たとえば、jap his life to the company (架空)で「会社に一生を捧げる」などという表現があったらイヤですよね。


 File No. 1147  
obtuse
[btjú:s]

(頭・痛みなどが)鈍い、先が尖っていない、鈍角の

He feels an obtuse pain in the abdomen.
His mother is too obtuse to grasp the implications of his behavior.

連日の残業で疲れている夫、できれば今日のお出かけはキャンセルしたい。「なんだかお腹のあたりに鈍い痛みが…」と言うと、妻が「ラッパのマーク、飲んどく?」。「ひょっとすると、会社のほうから電話があるかもしれないんだ」と夫。「大丈夫。休日に電話してくるような神経の鈍い人はいないわよ」と妻。どっちが「鈍い」んだか、ということで、痛みなどが鈍い、角度が鈍い、相手の気持ちや状況判断する感性が鈍い、問題などを理解する知性が鈍いという場合に使います。語源はラテン語の obtundere  ob- 「〜に対して」 +  tundere 「打つ」)の過去分詞「鈍くする」。


 File No. 1146  
vulnerable
[vlnrbl]

非難攻撃されやすい、弱点のある、誘惑に負けやすい

Being vulnerable is very humiliating for men.
She is vulnerable to compliments.

「我が社は平均年齢が高いのでそこをつかれると弱い」といった非難や攻撃されやすい弱点を持っている場合や、「彼女は体質的に風邪を引きやすい」など病気・怪我などに対して弱いという場合に使います。体質的なものだけでなく、心理的な意味の「弱さ」にも使われます。彼は髪の長い女の人に弱いとか、甘いものの誘惑に弱い、「あまり褒めすぎるとクセになります」というのも「褒め言葉・お世辞に弱い」というふうに言い換えることができます。語源はラテン語の vulnus 「傷」。


 File No. 1145  
porous
[p:rs]

水や空気を通す

Vinyl is a porous material similar to leather.
The border between the countries is porous when it comes to AIDS.

「毛穴」とか「気孔」という意味の単語 pore がたくさんあるということで、水などの液体を通すという意味になります。年を取ってくるとお肌の毛穴も開ききった状態で汚れが詰まったりするとかで、あまり毛穴が多いのも困りますが、レインコートなどが水を通してしまうというのも困りもの。また、液体を通すという意味だけでなく、国境などのチェック・検問が甘く、簡単に通れるという意味でも使われます。語源はラテン語の porus 「穴、出入り口」。


 File No. 1144  
comfy
[kmfi]

心地よい、安楽・気楽な

The jacket is comfy while working at the computer.
There is a comfy sofa for sleeping extra guests.

a comfy sofa だとか、a comfy room というふうに使われ、comfortable を省略した言葉。もちろんくだけた用法なので正式な文書などでは使いませんが、日常会話や、洋服や家具のカタログなど宣伝広告、雑誌の記事などで使います。確かに長い単語は発音するのも文字で書くのも大変。日本語でもそうですが、短くして簡単に済ましてしまいたいという心理が働くようです。特にIT時代になって簡便性やスピードが増してくると、相手に通じるだろうというのをいいことに info はともかく、 doc, trans, tec, ck... そのうち e メールやチャットなど、使う単語はすべて4文字以下といった風潮になってくるのかもしれません。


 File No. 1143  
crockery
[krkri/krk-]

瀬戸物、陶器

There is crockery, cutlery, and glassware for 8 people, as well as cooking utensils.
Visitors buy some crockeries at this shop for souvenir.

○○鑑定団などで「いい仕事」していると褒められたりする陶器。「陶器」の英語にはいろんな言い方がありますが、これは主に「食器類」としての瀬戸物を集合的に表現するときに使うことが多いようです。自炊ができる宿泊施設などで、5人分の食器も用意していますというふうに使われます。earthenware はどちらかというと「素焼き」、porcelain は白陶土でできた陶器、china  porcelain に似ていますが、食器類や花瓶などの装飾品も含まれ、pottery は粘土をこねて焼いた意味合いが強くなり、食器だけでなく花瓶やつぼなど表す範囲が広いようです。(以上、あくまでも独断による定義で、絶対的なものではありません。)


 File No. 1142  
entreat
[entrí:t]

懇願・嘆願する

He entreated me to go for a drink or two before going home.
She entreated her mother to let her go to the party.

「どうか、ひとつ、ウチの息子を入学させてください」と懇願する親の熱意でめでたく某大学に入学。そして「なんとか卒業させてやってください」でどうにか卒業。再び「どうか、入社させてやってください」で某企業に入社。10年ほど経ったある日、「息子もいい年ですので考えてもらえませんか」ということでめでたく課長就任。(いや、いけませんねえ、こんなことしてちゃ。)ということで、例えは良くありませんが、熱心に、必死でお願いするという意味があります。昔は「交渉する」といった意味があった単語ですが、いまや交渉などという余裕はなく(?)、ただひたすら「お願い」するしかないようです。語源は中世フランス語の entraitier 「待遇する」。


 File No. 1141  
chug
[tΛ]

機関車・エンジンの音(をたてる)

He used to see the locomotive chugged through the hills.
Puff, puff, chug, chug, went the Little Blue Engine.

オノマトペ(擬声語・擬態語)のひとつで機関車やエンジンのたてる音、音を出して進むという動詞でも使われます。英和辞典では「ポッポッ」という音と書かれていますが、発音的に「チャグ」といった音になるのにどう聞いたら「ポッポッ」になるのか不思議。ちなみに puff という単語を引くと同じく「ポッポッ」。 puff のほうは蒸気などが噴出している様子が想像できるので「ポッポッ」で納得できるのですが、 chug のほうは、低くて、響きにくく、認識しにくい音を指すようで、独断的な解釈をすると「ポッポッ」というより「シュッシュ…」という感じかもしれません。英語では chug, chug, puff, puff で、日本語では「シュッシュ、ポッポッ…」というわけです。


 File No. 1140  
mooch
[mu:t]

ぶらつく 、盗む、ねだる、たかる

He mooches everything from rides to cigarettes to meals from his friends.
I was just mooching around the beach without swimming.

電車の切符を買っている人のところに行き、「すんまへん、お釣りもらえまへんか?」、誰かがタバコに火をつけるとすかさず歩み寄って「すんまへん、1本もらえまへんか?」とねだる。ということで、モノやお金をただで手に入れようとするという意味の米俗語。ただでもらえればいいわけで、その手段は特に決まっていません。脅す、盗む、だまっていただく、お願いするといったいろんなパターンがあるようです。スポンジのように吸い取ってしまうというニュアンスがあります。その他、目的もなくぶらぶら歩くという意味もあります。語源は古フランス語の muchier 「隠れる、潜む」。


 File No. 1139  
giddy
[ídi]

目がくらむ、うわついた、目まいがする(させる)

She was a giddy school girl who didn't care about her future.
He felt so giddy as he looked down from the tower.

彼女募集中の外国人の彼が言うには「日本の若い女性は giddy だね」。目もくらむほど美しいのかと思ったら、「うわついていて落ち着きがない」のだとか。で、そういう自分も毎日複数の人との同時チャットなどをやっているらしく、ある日、いつものようにメッセージが来たので真面目に返事を返していたら「あ、勘違い。他の人と話してるつもりだった」とか言う。まったく、「オマエもいっしょじゃ!」と言ってやりたくなるが、国籍や文化にかかわらず若い人の特徴か。「目まいがする」という意味の他に、「軽薄であさはか」という意味でも使われます。語源は古英語の gydig 「取りつかれた、気の狂った」。


 File No. 1138  
pretentious
[priténs]

もったいぶった、うぬぼれた、見栄を張る

Don't try to be something you're not and don't be pretentious.
"Maybe some time in the future" is a pretentious way of saying that it will never happen.

近所のおばさん相手に「おーほっほっほ、ウチの犬でさえ、一日のお小遣いは一万円よ〜」という母が父親に渡す一日のお小遣いは三千円。「あ、大丈夫です。数時間あればできますので」という彼は持ち帰り残業で徹夜したらしい。「エコロジー・チーフ」とか言うので「すごい!」とか思っていたら単なるゴミ当番だった。ということで、実際の姿よりもより良く、大きく、偉大に見せようとする様子を表す形容詞。また、何でもないことに対して大げさで、もったいぶった言い方をしている場合、pretentious な言い方というふうに使います。語源はラテン語の praetendere 「ふりをする」。


 File No. 1137  
waffle
[wfl/wfl]

意味のないこと(をしゃべる)、言い逃れ(する)、躊躇(ちゅうちょ)する

When introducing themselves, they waffled on about their hobbies.
Stop waffling when you hav