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 File No. 1425  
bat
[bæt]

まばたきする、色目を使う

She didn't even bat an eye when she was told her husband got killed.
She batted her eyes a few times and said, "Is this seat taken?"

「コウモリさん、コウモリさん…」と言えばやって来る「黄金バット」(昔流行ったアニメ)やこっちは金属の「黄金バット」ですというときの bat とスペルは同じですが、「まばたきする」という意味の別の単語。それもどちらかというと、「目にゴミが入ったのでまばたきしています」というときの状況よりはむしろ、「うっふ〜ん、この席空いてますぅ〜?」と魅力的な(?)女性などが目をバチバチとやるときの「まばたき」で、「色目を使う」とも言います。その他、イディオムとして、not bat an eye  (または eyelash )というと、「あ、そう。それで?」など、「平然としている」という意味で使われます。語源は bate 「羽ばたく」の変形だとする説が優勢。


 File No. 1424  
sear
[sir]

枯らす、表面を焼く、焦がす、焼けた跡

His experience in the war must have seared his soul.
Add flavor and tasty-looking color to the meat by searing.

一口に「焼く」と言っても、「どう焼くか」によって微妙な違いがあるようです。最も一般的なのは burn で、「やけど」から「火あぶり」、「燃焼」といった化学的な意味もあります。また、bake は主に料理で使われ、scorch と言えば「焼け焦げる」など、いろいろあるようです。この sear はどちらかというと、料理などで、高温に熱した器具などで表面を焼く・焦がすという意味もありますが、「枯らす」とか「しおれさせる」というニュアンスもあります。また、比ゆ的につらい経験などで心が「焼ける」(適切な日本語ではありませんが)とか、彼は良心が「麻痺」しているといった場合にも使われます。語源は古英語の sear 「しおれた」。


 File No. 1423  
figurative
[fíjrtiv]

比ゆ的な、寓話的な、例えを使った

Pearls for Swine is a figurative speech to signify you should choose people when you offer something valuable.
A metaphor is a figurative speech to express an idea in other words.

「それはキミ、猫に小判だよ」 「招き猫ってことですか?」 「いや、豚に真珠とも言ってね」 「総務の鈴木女史のことですか?そういえば最近よけいふっくらされたような…」 「それを言うならキミ、馬子(まご)にも衣装だよ」 「ええ?誰のお孫さんですか?」 「キミももっと勉強しないと井の中の蛙(かわず)になるぞ」 「カワズ飛び込むなんとか… 松尾芭蕉ですね」 「う〜ん… とにかく今日は社長もいない、鬼のいぬ間に洗濯ってわけだ」 「え?洗濯たまってるんですか?」 ということで、直接表現するのではなく、例えを使って言うという意味の形容詞。もっとも、相手がわからなければただのすれ違い(?)。


 File No. 1422  
vandal
[vndl]

公共施設・などを破壊する者

They had to fix the damage done by vandals.
Some of the vandals responsible for demolishing the cultural heritage were arrested.

ガードレールにペンキでお絵かき、公園のトイレの落書き、ひどい例になると、世界遺産の遺跡を爆破など、公共の施設、他人の所有物、文化的・芸術的な創造物・建造物などを破壊する者という意味があります。それも、「間違って壊しちゃいました」というのではなく、悪意で破壊する場合を言います。ちなみに大文字で書くと、5世紀ごろローマを略奪したゲルマン民族の一派、ヴァンダル人という意味になります。このヴァンダル人が他の民族に比べてひときわ野蛮だったという確証はないようですが、カトリックの厳しい弾圧を行ったせいか、17世紀ごろから、貴重なものを破壊するという代名詞で使われるようになったようです。


 File No. 1421  
ditsy, ditzy
[dítsi]

エキセントリックな、うわついた、注意散漫の

She played a ditsy secretary who cannot even type herself.
She was furious for being dubbed as a ditzy blonde.

わかりやすい例で言えば、マリリン・モンローさんが演じていたような役柄の女性に対して使われることの多いスラング。いろんな知識や鋭い洞察力を備えているというよりはむしろ、アタマの中の構造はシンプルで、フットワークも軽いがブレインワークも軽いといった「軽さ」がポイントのようです。可愛いとか、癒しがあるというプラスのイメージもありますが、反面、airheaded などという批判も受けたりして、思ったほど「お気楽」じゃないのかもしれませんが、本人はまったく気にしていないのかもしれません。語源は dotty 「アタマの弱い」と dizzy 「目まいがする」のブレンドではないかという説があります。確かにくらくらしそうです。


 File No. 1420  
benedick, benedict
[bénidik/bénidikt]

(長い独身生活の末、結婚した)新婚の男

He was a sworn bachelor like Benedick in the Shakespeare's comedy.
They seem to enjoy playing a Benedick and Beatrice from "Much Ado about Nothing."

新婚男性のなかでも「長い独身生活の後に結婚した」というのがポイントで、それも、「お嫁さん募集中○十年」というのではなく、ついこの間まで「ボクは一生独身で通す」などと言っていたというのが特徴。語源はシェイクスピアの喜劇 Much Ado about Nothing の主人公 Benedick から。そして、そのお相手の女性というのが Beatrice で、たとえ話としてはセットで引き合いに出されます。ケンカするほど仲がいいというのか、お互いに「なによ、あんなヤツ」と言い合っていた二人、「よっしゃ、あの二人をくっつけよう」というまわりの策略(?)に乗せられてみごと結ばれるといった筋書きのようです。


 File No. 1419  
peter
[pí:tr]

しだいに消える、しだいに減る

The rain will slowly petered out during the afternoon.
The crowd has petered down since the opening three months ago.

名前の「ピーター」と同じスペルですが、out  down などを伴い、だんだん無くなる、消える、弱くなるといった動詞として使われます。激しい雨が徐々に小雨に変わるとか、客足がオープン当時に比べるとだんだん減ってきた、財産がしだいに無くなってきたといった場合に使います。語源は不明ということですが、そもそも peter out 「尽きる、使い果たす」という意味はアメリカの鉱山労働者のスラングが起源で、鉱山で使用していた火薬 (saltpeter) が爆発しないで消えてしまったときの表現から来ているとか、あるいは、キリストの弁護に向かったはずが結局弁護できなかった聖ペテロ(ピーター)が起源だといった説があるようです。


 File No. 1418  
duck
[dΛk]

ひょいと頭を下げる、水にもぐる(らせる)、隠れる、かわす

He ducked the question, saying he would do what he could do.
The hero ducked his head as the bullet came toward him.

彼のあだ名は「アヒル」ですというときの duck だけでなく、「おーい、こっちだ」と叫んでひょいとテーブルの下に頭を引っ込めるなど、小さい頃から隠れるのが得意だった彼、今もそれは変わらない。「じゃ、今日中にやってもらう仕事は山田くんに…」 「さっきまでいたんですけど… いつの間にかホワイトボードに"終日打ち合わせで外出"とか…」 なんてことで、夫婦ゲンカをしても飛んできた皿をよけるのがうまいらしい。頭を引っ込めたり、よけたりしてかわす、隠れる、水にもぐるという意味があり、あくまでも「ひょい」という不意さがポイント。また、そういったことを行うことという名詞としても使われます。語源は中世英語の douken 「もぐる」。


 File No. 1417  
streamer
[strí:mr]

吹流し、飾りリボン、紙テープ、射光、大見出し

You can see many carp streamers flapping in the sky at this season in Japan.
Streamers and baloons are indispensable party items.

今日は子供の日。そして、気持ちよさそうに空で泳いでいるのが鯉のぼり。「でさ、あの鯉のぼりの上のほうで泳いでるタコみたいなの何ていうんだっけ?」 「う〜ん…タコのぼり?」 ということで、鯉のぼりは carp streamer 、いっしょに泳いでいるのは「吹流し」で、やはり、streamer 。要は長い旗状のもので、流れるように風に吹かれるものを言います。その他、舞台の上にいるスターなどに投げたり、パーティなどで飾ったりする紙テープやリボン、また、オーロラなどの光の帯などを指します。アメリカでは新聞のページ全体に渡る大見出しという意味でも使います。なお、「吹流し」は5色で構成され、中国の五行説に基づいているのだとか。


 File No. 1416  
croon
[kru:n]

小声で歌う、甘くささやくように歌う

She used to croon old songs while she was cooking.
He crooned to the boy and said, "Don't worry, you are safe now."

ハワイ行きが決まって楽しそうなおばあちゃん、♪あ〜あ、あこがれのハワイ航路…♪などと口ずさみながら家事をやっているなど、マイクを片手に演歌を絶唱するというよりは、小さな声でささやくように歌うという意味の単語。子守唄を歌うときもそうです。大きな声で歌われたのでは眠ろうにも眠れません。また、愛のバラードなどをささやくように歌う甘いマスクのシンガーの歌い方、これも、「男○○節」といったノリとは違います。その他、怖い思いなどをして興奮している子供などに向かって「もうだいじょうぶだからね」と優しく話しかけるといった場合にも使います。語源は中世オランダ語の kronen 「嘆く」。


 File No. 1415  
diaphanous
[daifns]

布などが透き通って見える、透明な

He said he saw a diaphanous figure deep in the forest.
A portrait of a woman in diaphanous dress was decorated on the wall.

きめ細かな織りの布などが薄くて透き通っている様子を言い、優雅な貴婦人が着ているドレスや、妖精など、この世のものとは思えない存在が身に着けているような布地を思い浮かべることができます。「透明」といっても身に着けるわけですから、もちろん、全くの「透明」では困ります。それこそ、裸の王様になってしまうわけで、どちらかと言うと「半透明」といったほうが正確でしょう。また、「まぼろし」的な意味合いもあり、やはり、この世のものとは思えない存在である幽霊なども薄くて半透明の状態をしているようです。見えるような見えないような、形が繊細ではっきりしていないのが特徴。語源はギリシア語の diaphanes 「透明な」。


 File No. 1414  
glare
[ler]

きらきら輝く(光)、照りつける、にらみつける(こと)、けばけばしさ

She glared at him as she shut the door in front of him.
He woke up from the nap to glaring sunshine in the afternoon.

真夏の照りつける太陽のもと、頭のてっぺんから足のつま先までいわゆる光モノを身に着けたゴージャスなおばさまたちが歩く。思わず「うわっ、すげえ、まぶしい!」と言ったら、「なんやねん!文句あんの?」とにらみつけられたといったシチュエーションに3回使える単語。太陽など「光」を放つものが、まぶしく輝く、照りつける、けばけばしく目立つ、人がにらみつけるといった意味があり、いずれにしろ、目に対する刺激が強いことが特徴です。語源は中世英語の glaren 「輝く」。


 File No. 1413  
tot
[tt/tt]

加える、合計する、合計になる

The figures were calculated by totting up the items shown in the table below.
All this tots up to $10000 before tax.

「えーと、利益だけを読みますので入力してもらえますか」 「よっしゃ」 「200、1000、300、2000…」 「おお!スゴイじゃないか、今月の利益合計はなんと1億?」 「それはあり得ないです。だって売り上げの合計が10万円ですよ」 「え?だって200万、1000万…」 「違いますよ!200円、1000円…」 「なんだ、万円が省略されているんじゃないのか」 ということで、「合計」の意味の total を縮めた表現で、「合計する」、「合計になる」という意味で使われます。また、語源も異なる別の言葉ですが、同じスペル tot で、「小さな子供」、「少量の」といった意味の単語もあります。


 File No. 1412  
windfall
[wíndf:l]

風で落ちた木の実、思いがけない授かり物、棚ぼた

The company get their windfall profits because of a lucky shift in prices.
She received a windfall inheritance from her aunt.

「美味しそうなりんご…」と頭上の木をながめていると、いきなり風が吹いてきてぽろっと一個、木から落ちてきたとか、「甘いもの食べたいなー」と歩いているといきなり上にあった棚から「牡丹餅(ぼたもち)」がボタッと落ちてきたなど、思いがけず幸運なことが起こるわけですが、日英の発想の違いが面白いです。比喩として、宝くじが当たって大金が入ったとか、思わぬ遺産が入ってリッチになった、会社などが予期しない利益を得るといった場合に使います。windfall の同義語として、godsendbonanzajackpot などがあります。


 File No. 1411  
Latino
[lætí:nou]

ラテン系アメリカ人、ラテンアメリカ人

He says May 1 will be called "A Day Without Latinos."
Juan is a Latino immigrant who runs a Mexican food restaurant.

広い意味では、スペイン、ポルトガルからの移民であるラテンアメリカ人を指しますが、合衆国ではもっぱらメキシコやプエルトリコなど、スペイン語を話す移民のこと。いま、移民問題で揺れ動くアメリカでは、A Day without Mexicans という映画がリバイバルヒット。なんでも、ある日突然、エイリアンのしわざか、カリフォルニアからメキシコ人がすべていなくなってしまい、レストランも営業できない、ゴミさえ捨てられないといった大変な状況になるのだとか。それをもじって、5月1日には A Day without Latinos ということで、ラテン系移民たちによる一斉ストライキやデモが行われるようです。ちなみに、この映画については下記のサイトへ。
http://www.adaywithoutamexican.com/dos.html


 File No. 1410  
sequel
[sí:kwl]

続編、後編、結果として起こること

This course is a sequel of the other two courses given last year.
The production is planning to make a sequel to the mega-hit movie.

「山田くん、キミの今四半期の計画書だが、肝心の"売り上げ計画"以降のページが抜けているぞ」 「あ、それは"続編"のほうで言おうかと思いまして…」 「で、その続編はいつ出せるのかね?」 「まあ、映画でも最低半年ですからねえ、3ヶ月ってとこですかね」 「キミ、それじゃあ今四半期が終わってしまうじゃないか」 というのは無理のある設定ですが、映画や物語の「続編」。大ヒットした映画はたいてい「続編」があり、その「続編」よりもたいていは「第1作目」のほうがよかったなんてことに…。その他、「〜の結果として起こること」という意味でも使います。


 File No. 1409  
condyle
[kndail]

顆(か)、関節丘

A condyle is a round bump on a bone where it forms a joint with another bone.
A fracture of the lateral condyle is the most common case.

「いや、骨折しましてな」 「へえ?で、どこの骨でっか?」 「大腿骨の顆(か)ですわ」 「"だいたいこつのか"でっか…」 「ほれ、ありますやろ、骨の先っちょのまあるくなってる場所が。」 「いや、"ありますやろ"言われても、まだこの年になって骨の実物は見たことありまへんがな」 「関節のところにありましてな、こう、指の節なんかでもグリグリと丸くなってまっしゃろ、その丸い突き出た部分を専門用語でそう言うんですわ」 「まあるい部分でんな」 「ま、言ってみたら、ボールとソケットの関係で、隣の骨とこう、つながってるわけですな」 「なんやようわからんけど、ややこしいとこ、骨折しはりましたなあ。」 語源はギリシア語の kondulos 「関節」。


 File No. 1408  
tip
[tip]

チップ、ちょっとしたアドバイス、裏情報

Here is a tip on how to make an unforgettable password.
He gave the informer a tip to get a tip from him.

「チップはずんどくぜ」というときの「チップ」の他に、「便利なヒント」とか「得する情報」、あるいは新聞記者や刑事などが欲しがる「裏情報」という意味があります。どちらかと言うと「ちょっとした情報」というのが特徴で、ダンボール箱一杯の資料を渡されても大変です。ちなみに裏の世界では、情報屋も「チップ」をもらわないと「チップ」をくれなかったりするので、やはり、「チップにはチップを(?)」というのがお決まりのようです。また、日本語の発音に影響されて chip などと言ってしまわないように注意しましょう。「(ポテト)チップなんかもらってもね… それとも半導体のチップ?」といったことになりかねません。


 File No. 1407  
doodle
[dú:dl]

いたずら書きをする、ヒマつぶしをする

He was engaged in doodling during the class.
When he was a boy, he doodled all over the walls in the house.

けだるい午後の授業、となりのAくんはせっせと教科書に書込みをしているので、熱心だなあと思って覗いてみると、とある歴史的人物の肖像画にメガネとヒゲが… あるいは、退屈な会議でメモするふりをして配布資料に部長の似顔絵なんか描いていたら、「社外秘なので資料は回収します」なんてことに。彼の家の壁という壁には子供たちの落書きが… というふうに、自由時間にきちんとスケッチブックなどに絵を描くというのではなく、こんなとき、こんな場所にはダメでしょうというのがポイント。その他、あてもなく暇つぶしをするという意味もあります。語源は英語の方言で「時間つぶしをする」。


 File No. 1406  
fumigate
[fjú:mièit]

殺虫・消毒する、いぶす、薫蒸消毒する

The company supplies a variety of fumigation products.
We couldn't go inside because they were fumigating the room.

「24時間営業ってけっこう疲れるよな」 「ちょっと店閉めて息抜きしようや」 「もう理由がないよ、"店内改装"も"棚卸し"も使い古したしなあ」 「"バルサン焚いてます"ってのはどうかな」 ということで、害虫駆除や殺菌などの目的でいぶし消毒をするという意味があります。あくまでも煙を出すというのが特徴で、当然のことながら、消毒している間はドアを締め切って中に入らないということが大事。「ちわーっ」などとドアを開けてしまうと、「おおっ!助かった、今のうちに逃げようぜ」なんてことになってしまい、虫たちにとっては非常にラッキーな展開になります。語源はラテン語の fumigare 「煙を出す」。


 File No. 1405  
solid
[slid/sl-]

固体の、堅実な、信頼できる、充実した、完全な、立方体

They had a solid evidence that he supplied the competitor with classified materials.
I've been too busy to take a solid mean for a month.

分子構造も隙間なくきっちり並んでいる「固体」という意味のほかに「堅実な」、「しっかりした」、「充実している」という意味があります。つまり、中身がきちっと詰まっているとか、ある状態が完全な様子を表し、たい焼きで言えば尻尾まで餡(あん)が入っている、金ならメッキではなく純金といったイメージ。また「信頼できる」という意味でも使います。かっては堅実だった企業も、固体的発想で時代の波に乗り遅れ、やる気が液体化した分子が心ゆらゆら、気体になって飛んでいくものも増えているのに、依然として固まったままの経営者… なかなかむずかしいものです。語源はラテン語の solidus 「堅実な」。


 File No. 1404  
purr
[pr:]

ゴロゴロ(のどを鳴らす音)、のどを鳴らす、エンジンなどがうなる(音)

The cat purred and went to sleep.
He loves riding and the purr of the engine makes him feel good.

今日もマシンは絶好調、うなるエンジン生きてる証(あかし)というのか、真夜中に世間を騒がすような「ほえる」音ではなく、どちらかと言うと、ソフトな振動音。また、ネコが満足して喉を鳴らす(あるいはその音)という意味もあり、これもどちらかと言うと、「ちょっとぉ、昨夜はオタクのネコのゴロゴロ言う音で眠れなかったわよ〜」なんてことはありえません。機械の回る音などにも使いますが、冷蔵庫も長年使っているとゴロゴロどころではなく、グオーンとかガオーンなどと…。その他、おどけて、人間が満足しているという場合にも使うことがあります。語源は音が似ていることから。


 File No. 1403  
cinch
[sint]

確かなこと、朝めし前、確かだと保証する、(馬の)腹帯

He said the test was a cinch.
The candidate has won enough votes to cinch a victory.

「英語の試験、シンチ(楽勝)でした。」 「ほう、で、合格しそうか?」 「はい、シンチ(確か)です」 「ふむ。オレもそんなハンチ (hunch) (予感)がするよ」 「さすが、パンチ (punch) の効いたシャレですね。ところで、もうこんな時間、行きますか、ランチ (lunch) 」 「いま小遣いピンチ (pinch) なんだ」 「じゃあ、何か買ってベンチ (bench) で食べましょう…」 語源はラテン語の cinctus 「ベルト」ということで、カンタンなこと、確かなことといった意味のほかに馬の腹帯、くら帯という意味もあります。


 File No. 1402  
conjure
[kndr/kn-]

魔法で出す、魔法を使う、よみがえらせる、呼び出す

This old book conjured up memories and experiences in the past.
The wizard conjured a limousine out of a pumpkin.

カボチャを見るとよみがえってくるあのときの思い出。おばあさんがやってきて杖を振るとたちまちカボチャはリムジンに早変わり。たまたまそこにいたネズミは運転手の姿になって、あたしのボロな服はシャネルのドレスに。舞踏会に着くとそこにはステキな王子さまがいて、踊ったり笑ったり、妖精やこっくりさんを呼び出して遊んだ。でも、楽しすぎて12時を過ぎるたのも忘れちゃって、気がついたら、すべてが元のままに戻り、王子さまはカエルに戻っていた。ということで、魔法で何かを行うとか、霊などを呼び出す、あるいは、何かが思い出などをよみがえらせるという意味で使います。語源はラテン語の coniurare 「ともに誓う」。


 File No. 1401  
feral
[fírl]

野生の、野生化した、凶暴な

It is difficult to distinguish feral dogs from domestic ones.
These cats are the offspring of stray or abandoned domestic cats and they are feral.

「おいおい、見てみろよ、あの格好」 「ったく、耳に赤いリボンなんぞつけられて情けないったら」 「ところでオマエ、どこの出よ?」 「ボクは捨て犬」 「アタイは迷子」 「ワシは家出じゃ」 「けっ、オレなんかオオカミと張り合ってた正真正銘の野生だぜ」 というわけで、かっては飼われていたのが捨てられたり、迷子になったりして野生化したり、人間に育てられた後、野生に戻されたり、もともと野生の環境で生きている動物などに対して使います。もちろん、野生ですから、尻尾を振って「クゥーン」などと言ってはいられません。「凶暴な」というニュアンスもあります。語源はラテン語の fera 「野生動物」。


 File No. 1400  
dodo
[dóudou]

ドードー鳥、古臭い、まぬけ

The dodo bird is an extinct fligtless bird native to the island of Mauritius.
He was very angry, because she called him a dodo.

かってマダガスカル沖のモーリシャス島に生息していたドードーという鳥で今は絶滅。翼は退化しており、飛べなかったとか。一説には体重が20キロくらいの巨体で、17世紀頃を境に、入植してきた人間が持ち込んだ家畜などの餌食になって滅びてしまったようです。比喩的に服装や考え方が古臭い人を呼ぶときにも使われ、「まぬけ」といった意味もあるようです。こういった不名誉な代名詞として使われているドードーですが、飛びぬけて知能が低かったといった証拠はなく、むしろ、絶滅に追い込むようなことをする人間のほうが「まぬけ」だと言えるかもしれません。語源はポルトガル語の dodo 「まぬけ、あほう」。


 File No. 1399  
loop
[lu:p]

輪、環(状のもの)、湾曲部、ループ、輪をつくる

The plane made a loop in the sky.
She couldn't stop thinking about the same thing like computer in a loop.

紐状のもので輪を作ったり、飛行機などが宙返りして輪を描くという意味の単語。なかでも困るのが終わらないループ。ワードのマクロで「まわる」という言葉をあるだけ検索するという「ループ」を作ったら、最後の「まわる」を検索するとまた最初の「まわる」に戻って延々と検索し続け、今日でもう3日めですとか、何度もループし続けるおばあさんの話、今もまだ「私が若い頃は…」という話をし続けています、あったら怖い止まらない環状線の電車、「すいません、山手線がループしていて会社には行けません」など、やはり、「強制終了」の方法を覚えておく必要があります。語源は中世アイルランド語の lub から来た中世英語の loupe 


 File No. 1398  
conjoin
[knd in]

結合する、結びける、結びつく

Stuck On You is a film about conjoined twins.
Love conjoined with wisdom generates spiritual power.

con 「いっしょに」 +  join 「つなぐ」ということで、合体する、結びつくという意味があります。conjoined twins と言えば「結合双生児」のことで、最近では「シャム双生児」 Siamese twins という呼び方よりこちらのほうが定着してきているようです。そういった conjoined twins を主人公にした Stuck On You というコメディー映画。それなりに楽しい映画にはなっていますが、心底笑えない部分もあり、コメディーのテーマにするには無理があるという意見もあるようです。しかし、視点を変えれば、物理的にも心理的にもいつも「いっしょ」というのはどういう感覚なのだろうといったことを考えさせられました。語源はラテン語の coniungere 


 File No. 1397  
fetter
[fétr]

足かせ(かける)、束縛(する)

To be creative, you should be free from fetters of conventional ideas.
Life is hard to live fettered by various kinds of stress.

「飛び込み営業でもして仕事を取ってきたらどうかね」 「きょうびそんなカンタンに仕事なんかくれませんよ」 「うむ。そんな考え方が足かせになってるんじゃないかね」 「じゃあ、この間提出した新規事業プランは検討していただいたんですか」 「う〜ん、何しろ前例がないからねえ」 「そういった古い発想こそ足かせじゃないですか」 「いや、会社としてはみんなにのびのびと仕事をして欲しいんだ」 「それには売り上げノルマとかいった足かせを外してもらわないと…」 ということで、物理的に行動を制限する「足かせ」だけでなく、心理的、精神的な意味で自由を妨げたり、束縛するという場合にも使います。語源は古英語の feter 「足の鎖」。


 File No. 1396  
banal
[bn:l]

陳腐な、平凡な

The story is banal and the dialogue is banal.
In a banal meeting, there are banal questions and answers exchanged.

「もうかってまっか」 「ぼちぼちですわ」 といった会話から、「しかも今回はもうひとつお付けして○○円」といったテレビショッピングの売り文句、「逃亡する犯人を刑事が追うという斬新なストーリーです」 「どこが斬新やねん?」など、別に目新しくもない、どこにでもありそうで、反応や結末が手に取るように見える状態を言います。ちなみに発音には、バリエーションがあるようで第1音節の「バ」にアクセントを置く人もいるようです。しかし、大半がここに紹介した発音をするようですし、語源のフランス語もこれに近い発音です。人によって違うのでめんどうだし、あまり使わないようにしていますという人もいるようです。


 File No. 1395  
awash
[w/w]

水面すれすれの、波間に漂って

The internet is awash with information about various things.
He is awash with pain and anxiety.

もともとは沈みかけた船などが海面すれすれにあるとか、波に洗われているという意味の単語で、大雨のおかげで庭が水浸しだとか、水道が壊れて風呂場に水があふれているという場合に使います。また、水だけでなく、喜びや苦悩、借金、お金など、いろんなものに対して、あふれている、そういったものに浸っている様子を表し、be awash with など、with の後にあふれているものを持ってきて表現することができます。名詞の前につけて awash water といった使い方はしません。最近ますます良くないことがあふれる世の中になってきましたが、それは人間の心の中が良くないことであふれているからかもしれません。


 File No. 1394  
prone
[proun]

傾向がある、〜しがちである、うつぶせの

He is prone to do things himself than asking others' help.
The region is prone to heavy rains and floods.

「彼には営業まわりをやってもらおうか」 「喫茶店や映画館でサボる傾向が…」 「じゃあ、残業の多い製作部門はどうかね」 「う〜ん、ますます遅刻が増えますねえ」 「じゃあ、経理なんかは?」 「いや、会社の金で飲みに行かれちゃ困ります」 「ううむ…」 ということで、is prone to の後に動詞や名詞をつけて「〜する傾向がある」とか「〜の状態になりやすい」といった意味で使われます。しかし、彼ならうまくやってくれるだろうといった良い意味では使われず、好ましくないことに対する傾向として使います。その他、「うつぶせ」になっているという意味もあります。語源はラテン語の pronus 「前に傾いている」。


 File No. 1393  
kilter
[kíltr]

好調、良い状態 (out of kilter) 

He felt enormous anger and something was out of kilter.
My sleep pattern was out of kilter and used to feel tired all the time.

単独で使われることは殆どなく、out of kilter という熟語で「バランスを失った、故障した、不調の」といった意味になります。 もともとは「良い状態、好調」という意味の単語 kilter  out of がついてできたようです。機械などが故障しているという意味の他に、昼と夜が逆になって生活リズムが「狂っている」とか、ストレスが重なって彼は少し「おかしくなっている」など、いろんなものが望ましい状態でない様子を表現します。もっとも、あくまでも口語表現ですので無理に使う必要もありません。out of order (control, balance) という普通の表現で十分でしょう。


 File No. 1392  
ripple
[rípl]

さざ波(をたてる)、小波、波紋(が広がる)

A breeze forms tiny ripples on the lake surface.
There was a ripple of laughter after his joke.

さすがに風のないところには波はたたず、風力1(地上での風速0.3〜1.5m/s)のときにさざ波が立つのだとか。また、水面だけでなく、旗などが小刻みに揺れ動いているといった、小波のような動きを表現する場合にも使います。その他、比喩(ひゆ)として、小さな波紋を呼ぶという意味合いで使われます。ふとしたすれ違いで両者の関係にさざ波が立つとか、笑いの渦を期待して、一晩寝ずに考えたスピーチのジョークだったが、いざ本番では、ざわざわというさざ波程度に終わったなど、笑いのさざ波といった意味でも使われます。語源は中世英語の ripplen 「しわ、折り目」、スカンジナビア語から来たという説があります。


 File No. 1391  
permutation
[pr:mjutéin]

順列、入れ替え

He showed a permutation model of staff members for a more efficient result.
A permutation is an ordered sequence containing each element from a set once and only once.

「こんなんどうでしょう?社長を含めてすべての役員の総入れ替えというのは…」 「うむ。ワシは辞めたくない」 「では、役員ローテーションで行きましょう。3つの役職に対して順列を出して、山田、沢田、島田…」 「それではワシが入っていないじゃないか、順列になっていない。役職を4つにしよう」 ということで、複数の要素を総入れ替えするとか、その順列という意味があります。A〜Cの3つの要素があればそれをすべて1回だけ使って並べ替えることが条件になり、つまり、「A,B」とか「C,A,A」などというのではなく、「A,C,B」とか「C,A,B」などはOKだというわけです。語源はラテン語の permutare 「完全に変える」の過去分詞。


 File No. 1390  
petal
[pétl]

花びら、花弁

Falling cherry blossom petals represent the fragility of life in the mind of Japanese.
The plant has five-petalled flowers in spring.

花見というと、当然、見に行くのは「花びら」。とは言え、木や枝に咲いているからより美しいわけで、そこに花びらだけが固まって存在していてもさまになりません。とにかく、日本人ならこの季節になると気になってしかたがありません。今年はとうとう花見に行けなかったとなると妙に残念だったり、罪悪感すら感じたりします。しかし、美しい花というのは万国共通で、日本に来ている外国人などもお花見をするようで、花見の人気スポットである東京のとある墓地、異国の人たちは外人墓地のエリアで花見をしていました。やはり、何か呼ぶものがあるのかもしれません。語源はギリシア語の petalon 「葉、花びら」。


 File No. 1389  
forelock
[f:rlàk/-lk]

前髪

She placed a red ribbon on the forelock of her horse.
He told his hairdresser not to cut his forelock and sideburns.

「前髪、どうしときましょ?」 「顔にかかってうっとうしいので短くしてください」 「後ろに流すときれいですよ」 「いや邪魔になるんで」 といった美容院での会話。他の部分をカットしながらかなり時間が経ってから「前髪、行っときますか?」(どう行くねん?) 「切ってください」(さっきからそう言っている) 「ウェーブかけてますからそんなに邪魔にはならないと思うんですけどね」 「それ、切らないほうがいいってことですか?」(切りたくないんかい?) 「ええ、この髪型は…」(切りたくないってことやな) などと、たかが前髪というわけにはいかなりらしい。馬の前髪という意味でもよく使われます。


 File No. 1388  
pinch
[pint]

つねる、摘み取る、締め付ける、苦しめる、切り詰める

He is a money pincher and seldom pays his drinks.
She couldn't walk because her new shoes pinched her feet.

つねったり、指などをはさんだり、いかにも痛そうな単語ですが、新しい靴や無理して身に着けた服などが締め付けるという意味でも使われ、これもまた痛そうです。その他、芽を摘むとか、寒さや苦難が人を苦しめるなど、やはり辛そうな単語です。日本語でも「ピンチヒッター」とか、「今、金がピンチなんだ」というふうに使い、もちろん、「苦境」という意味もあります。また、経済状態がピンチかどうか知りませんが、俗語で、親の財布などからちょっとお金を失敬(いけませんね)するという意味や、お金にケチケチする pinch penny (money) などというふうに使います。語源は punctiare 「突き通す」という説があります。


 File No. 1387  
incubate
kjbèit]

卵をかえす、孵化する、培養する、卵がかえる

The premature baby was incubated and given emergency care.
The scientists incubated the cell samples for three days.

鳥などが卵を抱く・かえすという意味で、brood も同義語ですが、さらに広い意味で使われます。研究のために細菌などを「培養する」とか、未熟児を「保育器で育てる」(保育器は incubator)、また、ベンチャービジネスなどの起業家を育成する機関も incubator と呼ばれます。ちなみに、鳥やペンギンなどの世界では、卵をかえすのは雌(めす)だけの仕事ではなく、雄(おす)も卵を温めたりするのだとか。なかには体重が半分に減るほど、飲まず食わずでずっと温め続けるけなげな雄もいるようで、人間も学ぶところがありそうです。また、実際に卵がかえることは hatch 。語源はラテン語の incubre 「横たわる」。


 File No. 1386  
mess
[mes]

混乱、散らかす、めちゃめちゃにする、失敗する、大勢でいっしょに食事をする(こと)

He always messes up and gets fired or quits.
The soldiers had a party at a mess hall on that day.

部屋や家、生活、精神状態などが混乱したり、散らかっていてきたない状態を表します。また、動詞としてそういった混乱状態を作るという意味でも使われ、たとえば、ご機嫌ななめで八つ当たりしていた彼が、あとで「さっきは(荒れてて)ごめん」 (Sorry I messed up) などと言ったりします。また、お父さんのギターをちょっといじってみるとか、異性に「ちょっかいを出す」(不倫関係)、その他、軍隊、学校などの食堂のように、いっしょに食事をしている集団、あるいはそういったところで出される食事という意味もあります。語源は中世英語の mes 「会食する集団」、もっと遡れば、ラテン語の mittere 「置く」の過去分詞。


 File No. 1385  
coo
[ku:]

クークーと鳴く声、優しくささやく

The baby was cooing and smiling happily in the bed.
She cooed at the cats purring at her feet.

外では鳩がククルク、家のなかでは赤ん坊がクー、ということで、鳩の鳴き声、赤ん坊が満足して出す声、あるいはそういった声を出すという動詞としても使われます。いわゆるソフトで優しい、可愛い声ということになり、聞いているだけでやすらぎや癒しを感じるものです。また、赤ん坊をあやしたり、可愛い動物に対して話しかけるときに、低音の魅力や脅すような怖い声で話しかける人は、まず、いません。どっからそんな声を出しているのかと思われるような高音で優しい声になります。ということで、愛情を感じる相手などに対して、優しく甘くささやくような声を出すという意味でも使います。語源は音が似ていることから。


 File No. 1384  
lousy
[láuzi]

ひどい、いやな、シラミだらけの

The service at the hotel was lousy and the food was bad.
In spring and autumn the city is lousy with tourists.

lice 「虱(シラミ)」という単語の形容詞ですが、先進国ではほとんど見られないシラミ、口語ではもぱら「ひどい、いやな」という意味で使われます。彼はひどい服装で現れたとか、あのレストランのサービスはひどい、いやな鼻づまりなどというふうに使います。その他、lousy with... で「有り余るほどたくさんある」という意味があります。ただし、「わが国は豊富な資源が…」など良い意味ではなく、あくまでも「ありすぎてうんざりしている、もてあましている、ありすぎて困る」場合に使います。


 File No. 1383  
crib
[krib]

ベビーベッド、人のアイデアなどを盗む(こと)、カンニングする

He doesn't think on his own but always cribbed ideas from somewhere.
Never leave crib rails down when the baby is in the crib.

学校で試験の答案を返してもらったら隣同士のA君とB子さんの答案が全く同じ。いやあ、こんな偶然ってあるんですねーとか、売れない作家の彼がやっと書き上げたミステリー小説、ところが、全く同じストーリーの小説がすでに本屋の店頭に…。またまた、これもなんという偶然、というわけで、人のアイデアなどを盗むという意味があります。また、主にアメリカ方面でベビーベッドとか、小さな小屋、スラングで自分の家という場合などにも使われるようです。語源は古英語の cribb 「飼い葉おけ」。


 File No. 1382  
broody
[brú:di]

考え込んでいる、めんどりが卵を抱きたがっている、女性が子供を欲しがっている

The hens are broody and are sitting on their eggs.
She admits she was more broody than ever after some of her friends had babies.

鶏小屋の前でじっとたたずんでいる彼女、なにやら考え込んでいる様子だ。小屋のなかをのぞけば、めんどりがじっと卵を温めている。何を考えているのかと聞いてみると、めんどりを見ていたら自分も子供が欲しくなったのだと言う。しかし、子供を産んだら仕事を辞めなければならないだろうし、たとえ続けようと思っても今の社会のしくみでは… というようなことをまた考え込んでしまう… そして、めんどりは卵を温め続ける… というわけで「考え込む」、「めんどりが卵を温めようとしている」、あるいは、主にイギリス方面での口語で、女性が「子供を欲しがっている」という意味があります。


 File No. 1381  
ingrained
[inréind]

深くしみこんだ

That sweet memory is ingrained in my heart.
This product easily removes stubborn stains and ingrained dirt and keeps your house ever clean.

良くも悪くも深くしみ込んでいる状態を表し、10年も使っているとカーペットの生地にしみ込んだ汚れは落ちないとか、夜に口笛を吹くとヘビがやって来るといった迷信が深くしみ込んでいる土地柄、あるいは、あの美しい歌声が心の奥深くにしみ込んでいるなど、物理的に繊維や組織のなかに深く浸透している場合や、目には見えないが、考え方や心理、心のなかにずっと居座っている状態を言います。なかでも良くない風習や偏見などがしみ込んでいる場合は本人もまわりもちょっと気の毒な状態に。いっそのこと、心や精神をすっかりきれいにしてくれる「精神洗剤、ニュービーイング、アタマアタック、すずらんの香り」…。


 File No. 1380  
felicitate
[flísitèit]

祝辞を述べる、祝う

He felicitated the team on achieving their business targets in the project.
We also would like to felicitate our two colleagues who have just had their first child.

「ご令息さまのご結婚、まことに…」といった文面で始まるような、改まったお祝いを述べるという意味があります。とはいえあまり改まった祝辞もどこかよそよそしく、儀礼的なものを感じさせます。英語でも、一般的な congratulate のほうが、con- 「いっしょに」 -gratulate (ラテン語の grtulr )「喜ぶ」で、喜びを共有するというニュアンスが感じられますが、felicitate の語源はラテン語の felicitare 「喜ばせる」というだけで自分もいっしょに喜ぶというまでの意味はないようです。友人が自分にとってもあこがれの存在だった相手をゲットしてめでたく結婚。そんなとき felicitate はできても congratulate はできないよな、というわけです。


 File No. 1379  
gran
[ræn]

おばあちゃん

My Grandfather and Gran moved South with the family 50 years ago.
My mum and gran are cooking a big christmas dinner in the kitchen.

「おばあちゃん」、「ばあちゃん」、「ばっちゃん」、「おばば」(?)などいろんな言い方がある「おばあさん」。英語でも grandma, grandmother, granny, grannie, nan そして、主にイギリス方面で使われる言い方に gran というのもあります。じゃ「おじいさん」は?ということになると、my gran and grandfather などと言ったりして「おばあさん」に比べるとぐんとバリエーションが少なくなります。ちなみに、イギリス英語では「ママ」は mom ではなく、mum というスペルを使うのが普通です。やはり、母や祖母など、女系の家族は子供との心理的ふれあいが大きいということなのかバリエーションが増えるのかもしれません。


 File No. 1378  
ta
[t:]

 ありがとう

Ta very much for sending me flowers.
The baby said "ta" and smiled at me.

 a のたったの2文字ということで、「ターミナルアダプタ」の略かはたまた「金属タンタル」の元素名かなどと思ってしまいますが、thank you の赤ちゃん言葉がルーツで、もちろん意味は「ありがとう」。主にイギリス方面で使われるくだけた表現。 Ta very much for.. など、通常 thank you の使い方と同じです。コミュニケーションも電子化の時代になり、文字を入力するのはめんどうになって、ついつい短くしたくなるもの。なかには、hi ya ta 4 pics(ya = you; 4 = for; pics = pictures) などというのもあったりで、積極的に真似をするような表現ではありませんが、何を言おうとしているのかがわかればよしということで…。


 File No. 1377  
peg
[pe]

木くぎ(で留める)、テントの杭、評価の階級、洗濯バサミ、特定する、せっせと働く

He pegged away and earned a lot of money.
I knew he was trying to take me down a few pegs.

たったの3文字でいろんな意味のある単語。まずは「木でできたくぎ」や「テントの杭」、イギリスでは「洗濯バサミ」という意味もあり、アメリカでは「彼は人道主義者だ」というふうに「特定する」という意味でも使われます。また、そういったくぎや洗濯バサミを使って留めるという動詞でも使います。その他、評価の「目盛り・段階」という意味もあり、評価が go up a few pegs 「少し上がる」とか、take someone down a peg 、相手の「高慢なプライドを落としてやる」というふうに使われます。また、peg away と言えば「せっせと働く」という意味になります。語源は中世オランダ語からきた中世英語の pegge 


 File No. 1376  
reprimand
[réprimnd/-m:nd]

けん責(する)、叱責(する)、懲戒(する)

He received a written reprimand after being late for work three times.
She reprimanded me and told me not to repeat the same error again.

遅刻ばかりしていたらとうとう上司に呼ばれて怒られたとか、冗談で友だちのかばんを池のなかに投げたら先生に叱られた、あるいは、めんどうなので病院に行くのをすっぽかしたら医者に厳しく注意されたなど、怠慢などのしかるべき理由によって叱られるという意味で使われ、正式で改まった叱り方になります。会社などでは、written reprimand あるいは reprimand letter など、文書で行うことが多いようです。もっとも、「オレはアイツが可愛いから叱っているんだ」などと言いながら一挙手一投足に対して怒鳴っているなど、立場によっては八つ当たりか叱責なのか線引きがむずかしいようです。語源はラテン語の reprimere 「抑止する」。


 File No. 1375  
gill
[il]

魚などのえら、あご・首まわり、キノコのひだ

He looked green about the gills from seasick.
Fish take oxygen from the water through the gills.

魚やカエルの「えら」、キノコのカサの部分にある「ひだ」といった意味があります。その他、くだけた言い方で、人間の耳からあごにかけての部分をよぶ場合もあります。また、熟語として to the gills と言えば「満杯」の意味になり、 green about (またはaround) the gills と言えば、「気分が悪い、吐き気がする」という意味になります。後者の表現は、病気の人の顔色を表すのに「緑」という色が使われ、 gills も人間の耳・あごの部分を表していたことからできたようです。色も「緑」だけでなく、昔は白や黄色使われていたのだとか。語源は中世英語の gile でスカンジナビア語源。


 File No. 1374  
strain
[strein]

張り詰める、体・筋肉などを極度につかう(痛める)、漉(こ)す、懸命に努力する、引っ張る

Don't strain yourself trying to get the best results.
Strained bean paste is inside the bun.

「チーフ、苦しいですね」 「誰か言って欲しいよな、あまり無理をしないで休んでくださいとか」 「言うだけだったらカンタンですけど。ところで、アンパン、あるんですけど漉し餡(あん)と粒餡とどっちにします?」 ということで、力を加えて引っ張るという意味の他に、体力、筋肉、精力などを極度に張り詰めるとか、その結果、痛めてしまうという意味があります。また、お茶やスープ、餡などを漉し器を使って漉すという意味にも使われます。弦楽器の糸のように張り巡らしているだけでは良い音は出ません。人間も同じでたまにはリラックスしなければならないのですが…。語源はラテン語の stringere 「きつく引く、固く縛る」。


 File No. 1373  
dickens
[díkinz]

ひどく怒ること、いったい全体

I didn't know what the dickens he was trying to say.
He gave me the dickens for ruining his favorite bonsai.

おじいさんが大事にしていた盆栽をうっかり壊してしまった。おじいさんはもうカンカン、怒れるおじいさんを目の前にして、じゃあ一体どうすればいいんだ!といったシチュエーションにダブルで使える単語。「厳しい叱責や怒り」という意味の他に、強調・程度の強さを表わす「いったい全体…!?」という意味があり、疑問詞の後にくっつけて what the dickens...  how the dickens... というふうに使います。英語では「いったい全体」というときには、what on earth? とか what the hell? など、スケールの大きな単語をつける傾向がありますが、これももともとは what the devil? (悪魔)の婉曲的な言い回しではないかと言われています。


 File No. 1372  
fib
[fib]

罪のないうそ、軽いうそ、うそをつく

He told a fib that eating cucumbers may turn people into a water imp.
She fibs about she has many celebrity friends.

子供がどうしても胡瓜(きゅうり)を食べないので、厳しく注意したらいきなり泣き出して、「だって胡瓜を食べると河童(かっぱ)になるってパパが言ったもん」と言う。言った本人も忘れているような軽いウソ、でも子供は本気にするようです。高齢出産のママ、つい他の子供の母親の年齢に合わせたほうがいいかなという判断で「ママは28歳」と10歳近くサバ読み、子供はつい最近まで信じていたとか。ということで、エイプリールフールなどにもってこいの罪のないウソのことを言います。動詞にすると「ウソをつく」という意味になります。語源は不明、たぶん fable 「作り話」からできた言葉ではないかという説があります。


 File No. 1371  
tuition
[tju(:)ín]

授業、授業料

She applied for the tuition waiver program in the university.
He started working as a tuition teacher in Asia.

いろいろな問題を抱える最近の教育事情。大学の授業料も昔に比べて高くなっており、良い教育を受けさせるために親御さんたちの苦労も並大抵ではないようです。ということで、大学などの授業料を意味する単語で、授業料免除は a tuition waiver 、授業料ローンは tuition loan 、もちろん、魅力があるのは「免除」のほうですが、免除を受けるためには成績優秀でなければなりません。また、「授業、教えること」という意味もあり、学校に通わせるのは心配なので家庭教師を雇うことにしましたなど、家庭教師は a tuition teacher と言います。語源はラテン語の tuitus tueri 「保護する」の過去分詞。


 File No. 1370  
larceny
[l:rsni]

窃盗(罪)

Grand larceny is a felony, while petit larceny is a misdemeanor.
Larceny is the unlawfully taking and carrying away personal property.

他人のものを勝手に(あるいは力づくで)いただいてしまうということには違いありませんが、専門的に言うと、やはり、どういう盗み方なのか、程度はどうなのかということが問題になってくるようで、burglary は相手の家などに忍び込んで盗むこと、shoplift はお店で商品を盗むこと(つまり万引き)、robbery となると脅しや力づくで奪うことで強盗。この larceny は一般的な意味で「窃盗」を表し、grand larceny 「重窃盗罪」と petit larceny 「軽窃盗罪」に分けられるようです。語源はラテン語の latr 「盗む」、さらにたどればギリシア語の latron 「支払う、雇う」で、もともとの意味はお金をちゃんと払っていたということですね。


 File No. 1369  
dingy
[díndi]

むさ苦しい、薄ぎたない

There is a man in dingy clothes living in the park.
The walls in the room become dingy with smoke.

触っただけでどんどん汚くなっていくといった汚れ方ではなく、時間をかけてゆっくりとしみ込んでいるような汚れを言います。したがって、今日タバコを1本吸ったら壁がこれだけ汚くなったといった即効性のある汚れではありません。また、鮮やかな色が何度も洗濯するうちに少しずつ色ざめしているような状態を言います。泥などが付いて見るからに汚れているというのではなく、なんとなくみずぼらしい、薄汚いというのがポイント。もちろん、洗剤のCMのように、洗濯したからといって新品同様の真っ白になったりすることもありません。語源は中世英語の dinge で、 dung 「家畜などのふん、肥やし」の変形という説があります。


 File No. 1368  
goatee
[outí:]

あごひげ、やぎひげ

A man with goatee in a red jacket was stading at the reception desk.
He was busy trimming his goatee in front of the mirror.

ヒゲを生やしている山田さんの愛称は「ヤマヒゲ」、八木さんなら「ヤギヒゲ」というわけではありませんが、山羊のようなヒゲという意味の単語。ヒゲにもいろいろあるようで、口ヒゲは mustache 、頬のヒゲは whisker 、ネコのヒゲも whisker 、あごヒゲは beard 、もみあげになると sideburns など。で、このヤギヒゲですが、もちろん、山羊のヒゲに似ているのですが、あご全体にワイルドに生やしたヒゲではなく、あごのラインに合わせて丸く生やし、あご先に来る部分が尖っているような形のヒゲ。放っておくと伸び放題になりますので、きちんとトリミングが必要なようです。


 File No. 1367  
lean
[li:n]

贅(ぜい)肉のない、脂肪のない、貧弱な、むだを省いた

The company starts to practice lean management.
Low fat diets including lean meat are as healthy and effective in lowering cholesterol levels.

なぜ、日本人はオーストラリア産の分厚い牛肉と、日本産の薄い牛肉が同じ値段だったら間違いなく日本産の薄い肉を選ぶのか、というのはあるオーストラリア人の疑問。オーストラリアのビーフは脂肪が少なく健康にも良いのに、日本のビーフは脂肪分が多いと言う。脂肪の少ない肉はそれなりに美味しい、日本人はその味を知らないだけだとか。ということで、肉や魚などが脂肪が少ない、あるいは、人間の体型などが贅肉がなく引き締まっている、経費の節減をしてムダのない経営など、どちらかというと良い意味で使われることが多い単語です。語源は古英語の hlæne 


 File No. 1366  
guff
[Λf]

ナンセンス、バカ話、共有物、不要物

There's been a lot of guff and nonsense written in this book.
Don't put personal things in the guff fridge.

マヤ文明を築いたのはエイリアンなど、「ナンセンスでいい加減な話」というのが辞書に載っている定義ですが、実際には他の意味でもいろいろと使われているようです。たとえば、学生などが共同生活をする a coop house において、住んでいる人たちが共同で使えるもの(冷蔵庫、家具、本など)を集合的に guff 、共同でなく個人のものは non-guff と呼んだり、誰にも心当たりのあることですが、電車のなかで読もうと思って持って来た本、あ、これも要るかなということで辞書、雨も降るかもしれないから折りたたみの傘、などなど、要ると思っていたのに結局使わず、バッグの場所を取っただけというアイテムを指して guff と言うようです。


 File No. 1365  
entail
[intéil]

〜を必要とする、を必然的に伴う、相続人を限定する

You should understand what running a business entails.
Bigger investment entails a higher risk.

投資にはリスクがつきもの、結婚には責任がつきもの、出世には我慢がつきもの… など、あるひとつの物事「A」に対して、「B」という現象がもれなくついてくるという場合に、「A」を主語にして使います。一見、良いと思われることでも、こんなマイナス面もあるんだというニュアンスでも使いますが、「青春とは何か?」とか「幸せとは何か?」とか、ちょっと哲学してみるときなどに、 what adolescence (happiness) entails というふうに what をつけて表現するとそれらしくなるようで、「青春」の定義や「幸せ」の条件といった脈絡になります。その他、法律的な用法で相続人を限定するという意味もあります。語源は中世英語の entaillen 「相続を限定する」。


 File No. 1364  
haft
[hæft/h:ft]

刃物のつか、柄(え)

He gripped the haft of his sword and was ready to fight.
In Stone Age, humans already used a kind of axe with a wooden haft.

葵(あおい)のご紋が入った刀の柄をカチャッと握りなおすと、勇ましい音楽とともに本格的なチャンバラが始まります、ということで、刃物、刀、剣などを持つ部分を言います。たかが柄などと軽く見てはいけません。柄がなければ、握って戦っているうちに手が血だらけ、切れが良い刃なら、気がついたら指がなかったなんてことにもなりかねません。語源は古英語の hæft 「ハンドル」。カンタンに handle of a knife など、handle という単語を使うこともできますが、ちょっと考古学や古典のニオイがするのがこの単語です。


 File No. 1363  
tenacity
[tinsti]

粘り強さ、不屈

After the accident, he showed his tenacity and finally could win the game.
She is a person of tenacity and creativity.

「チーフ、ほんとにキツイっすね、この仕事」 「うむ、また今日も徹夜だな…」 「この仕事、完成させたら会社から何かご褒美ありますかね?」 「いや、ない」 「じゃ、何もいいことないじゃないですか」 「粘り強さが身によく付く」 ということで、苦しいことがあってもどこまでも目的に向かってやり続けるという性質を表します。そうです、ただひたすら、やり続けるしかありません。粘り強さがあれば、たぶんサバイバルには強くなることでしょう。形容詞は tenacious 、その語源はラテン語の tenere 「持つ、つかむ」。


 File No. 1362  
tractable
[trktbl]

手なずけやすい、処理しやすい

At school, he was a tractable student and did what he was told.
They deviced a complicated system to make the problem tractable.

動物などが手なずけやすい、人間が管理しやすい、扱いやすいといった意味で、指導やアドバイスに反応しやすいといったニュアンスがあります。管理や指導をする立場からすると非常にありがたい存在です。反面、扱いにくい相手には逆効果を狙うという方法もあるようで、「これをやりなさい」と言われると「け!なんで?」という態度だが、「これはキミにはむずかしいから」と言われると「やったろやないか」という気になるもので、これもある意味では扱いやすいのかも。その他、問題などが処理しやすいという意味でも使われます。語源はラテン語の tractare 「管理する」。


 File No. 1361  
warble
[w:rbl]

声を美しくふるわせてさえずる・歌う、せせらぎの音をたてる

I heard larks warbling in the sky.
They enjoyed warbling singing and beautiful lyrics in the concert.

「チーフ、苦しいですね、この仕事」 「うむ、また今日も徹夜してしまった…」 「なんか、ベータ波とガンマ波だけで生きてますよね、最近」 「ああ、欲しいなあ、アルファー波が…」 といった状態のときに、「まいどー、アルファー波のお届けでーす」 「ふーん、何があるのかね?」 「えっと、最近話題のイナ・バウアーとか」 「あ、ボク、それにします」 「オレはやっぱり、雲雀のさえずりか小川のせせらぎだな」 ということで、鳥などが心地よい美しい声でさえずる、人間が美しい声で歌う、小川などがせせらぎの音を出すという意味の単語。語源は中世英語の werble 「メロディー」で、ゲルマン語源。


 File No. 1360  
sore
[s:r]

傷ついた、炎症を起こした、悲嘆にくれた、怒っている

He is sore about losing in the game.
She has a cold and suffers from sore throat and cough.

風邪をひいて腫れて痛い喉は sore throat 、パソコンなどやりすぎで痛くなった目は sore eyes 、久しぶりに張り切って運動した後の筋肉は sore muscles など、炎症などが原因で痛みや不快感、苦悩を与えるような状態を表します。また、肉体的な症状だけでなく、悲嘆にくれている様子を表すときにも使います。その他、ゲームに負けると機嫌が悪くなるのは a sore loser で、負けっぷりの悪い人を言いますが、be sore about...  というふうに、何かに対して怒ったり、機嫌が悪いという意味でも使われます。語源は古英語の sar で、古アイルランド語の saeth 「苦しみ」も同じ語源。


 File No. 1359  
escapology
[èskpldi/-pl-]

脱出術、縄(かご)抜け曲芸

People call him a master of escapology.
The show was a mixture of illusion, escapology and magic.

まさに驚異のイリュージョン、縄から抜ける、閉じ込められた水槽から抜ける、火から抜ける… といったショーなどの脱出術を言います。観客をはらはらドキドキさせながら見事に脱出するというお手並みはたいしたもの。しかし、ショーでなくても、案外自分の身近にいる「脱出」の上手い人。「大丈夫、いっしょにやればなんとかできるさ」などと言うので思い切って引き受けたのに、いざとなると、いつの間にか他人事… など、今日もどこかのオフィスで繰り広げられる「しんどい仕事から逃げる」曲芸ショー、そして、その舞台裏で泥をかぶる人。語源は escape 「逃げる」と「〜学」を表す接尾辞 -ology を組み合わせたもの。


 File No. 1358  
hide
[haid]

獣の皮

Leather is a natural material made from the hide of animals.
When I returned there, there was no hide nor hair of them.

かくれんぼは hide and seek というときの hide 「隠れる」ではなく、「獣の皮」という意味の単語。「あれ?さっきまでここにいたオオカミさんは?」 「いま、ヒツジの皮を被っています」 「じゃ、ヒツジさんは?」 「オオカミの皮に隠れています」 「お客さんがカンカンになって怒鳴り込んできたけど、社長は?」 「トラの皮の敷物の下に…」 ということで、隠れることもできそうです。その他、hide nor hair などと言えば「影も形もない」という意味の熟語。語源は古英語の hyd 「隠れる、覆い」、やはり隠れることに関係があるようです。


 File No. 1357  
fang
[fæ]

牙(きば)

All snakes have teeth, but not all snakes have fangs.
A vampire bit her neck with his fangs.

ライオンやネコ、イヌなど、肉食の動物にあるのが牙(きば)。肉食動物だけでなく、毒蛇や吸血鬼、ヴァンパイヤなどにも牙があります。いずれにしろ、獲物を逃がさないようにつかんだりするためにあるものですが、人類が登場したばかりの太古の昔には、人間も肉食動物の牙の餌食になることも多かったようです。しかし、そこはさすがにホモ・サピエンスと呼ばれる人間、お互い協力し合って食べられるのを防ぐことができたが、パラントロプス属と呼ばれる類人猿は、逃げた人間の分も加えて、獲物にされる率が高くなり、とうとう絶滅してしまったのだという説があるようです。語源は古英語の fang 「つかむ」。


 File No. 1356  
binary
[báinri]

2つの、二進法の

In binary system there are only two digit values of 0 and 1.
He is a binary, all-or-nothing person.

「二進法 (binary system) では2は10になります」 「え?ということは、2円で10円のものが買えるということですか?」というようなことではなく、 2つの要素でできあがっているという世界のことで、コンピュータの世界がまさにこれ。その他、彼は yes(1)  no(0) かの2種類の考え方しかできない a binary person など、おどけて使うこともできそうです。それにしても、実際、世の中、0と1だけだったらコミュニケーションも大変。「1?」(元気?)と聞かれて「0!」(さっぱりあきません)とか、今日の私の一日は「1,0,1」(朝は元気で昼はダウン、夜になってまた元気)など、想像力が鍛えられるかも。語源はラテン語の bini 「2かける2」。


 File No. 1355  
estrange
[istréind]

疎遠にする、遠ざける

Last night he had a call from his estranged wife.
She estranged herself from her family and began traveling around the world.

あれほど愛し合っていた二人だったのに今は… など別居したり家を出ていった夫や妻は estranged wife (husband) 、ケンカ別れしてから何年も会っていないという親は estranged father (mother) 。以前は仲良く、愛情や友情があったにもかかわらず、何かの原因で嫌いになったり、どうでもよくなったりしている場合によく使われます。また、家を出て家族から離れるなど、