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File No. 1726  
sodden
[sdn/sdn]

水浸しの、ずぶぬれの、生焼けの、まぬけな、ずぶぬれにする(なる)

She picked up a sodden towel from the basin.
Standing in the heavy rain, he became sodden and looked miserable.

おしぼりなどの「湿り方」とは異なり、水滴がぽたぽた落ちるくらいに「ぬれている」状態を言います。その他、パンやお好み焼きなどが、まだ「液体状態」だというときの生焼けの様子や、突然の激しい雨の中を「ずぶぬれ」になって帰ったという場合にも使います、また、彼は「お酒でずぶぬれ状態」というと、物理的にお酒を頭から浴びて… というようなことではなく、体のなかから酒びたりになっている状態。また、そういう場合は、表情もキリッとしているはずがなく、間の抜けた、ボーっとした様子を表現するときにも使います。語源は中世英語の soden 「茹(ゆ)でた、煮た」。


File No. 1725  
mull
[mΛl]

熟考する、検討する

He mulled over the question for several days.
They mulled it over and decided there was no answer.

じっくりと考えて検討するという意味の動詞ですが、何度も思いをはせてみる、いろんな方向から見つめるなど、それなりの深さや時間が必要で、「検討しときます」などと言いながら、実は何にも考えず(最初から考える気もなく)、そのまま1ヶ月ほど経った頃、「あの件どうなりました?」と聞かれて、「例の件ですよね、ウチのほうでもみんなでいろいろと話し合った結果(実は忘れていた?)、やはり、むずかしいだろうということになりましてね」などというのとは違います。語源は中世英語の mollen 「湿らす、砕く、粉をひく」といった意味の単語で、やはり、じっくりと取り組む必要がありそうです。


File No. 1724  
coin
[kin]

硬貨(を鋳造する)、新語を作り出す、コイン状のもの

He coined many new words in his books.
The topping was shrimps and coins of sausage.

「この丸くて平たいものは何ですか?」「ですから、それ、自作の1000円コインなんですわ」なんてことはいけません。法律違反になります。しかし、英語の coin には、お金としての「硬貨」という意味だけでなく、「コインのような形をしたもの」という意味もあります。たとえば、このピザにはペペロニのコインがトッピングされていて… というと、「高価なピザですな」というのではなく、丸く薄く切ったペペロニが乗っているだけのことです。また、故障ばかりで働かない「ロボット」を「サボット」と言います(架空)など、「新しい言葉などを作り出す」という意味でもよく使われます。語源はラテン語の cuneus 「くさび」。


File No. 1723  
oodles
[ú:dlz]

たくさん、どっさり

She has oodles of books about the history of China.
You can enjoy oodels of noodles in the restaurant.

量や数がたくさんあるという意味のくだけた名詞表現で、oodles of〜というふうに使います。発音に特徴があるため、oodles of noodles 「麺類がいっぱい」とか、〜of poodles 「プードルがいっぱい」、〜of doodle 「暇つぶし(落書き)がいっぱい」、〜of boodle 「不正なお金がいっぱい」、ちょっと妥協して、〜of needles 「針がいっぱい」、〜of hurdles 「ハードルがいっぱい」、〜of saddles 「サドルがいっぱい」…など、韻を踏んだ言葉遊びがどっさり楽しめます。語源は不明だということですが、「不正なお金」を意味する boodle の語源である caboodle 「たくさん」から来たのではないかという説もあります。


File No. 1722  
mnemonic
[ni:mnik/-mnik]

記憶術の、記憶を助ける(語句・韻を踏んだ詩など)

The teacher told me a mnemonic to learn histocial events.
A mnemonic device is a method for memorizing facts.

学校時代に覚えた「イイクニ(1192年)作ろう鎌倉幕府」や、おばあちゃんの家の電話番号は、「シワにイレバさ(482-1083)」などと言うときの「記憶術」のこと。英語では、一般的な例として、虹の色と順番の覚え方というのがあり、 ROY G BIV (Red, Orange, Yellow, Green, Blue, Indigo, Violet) と覚えるのだとか。とは言え、その語句自体を正しく覚える必要があるわけで、「イイクニ作ろう江戸幕府」とか、「シワにイレバよ」だったかな?となると、これはもう意味がありません。語源はギリシア語の mnemonikos 「記憶するための」。ちなみに、最初の m は発音しません。


File No. 1721  
gesture
[déstr]

手振り・身振り、意思表示、表面的なそぶり

His apology is just a gesture to to settle the situation.
Even if they don't get what they want, they will appreciate your gesture.

彼らはお互い言葉が通じないので、身振り手振りでコミュニケーションしていた、というときの「ジェスチャー」だけでなく、「意思表示や気持ちを伝えるもの」とか「形だけ見せておく行為」といった意味でもよく使われます。「お気持ちはありがたいが、こんな大金はいただけません」という場合に、「ジェスチャーはありがたいのですが」というふうに表現したり、日本社会ではよくある事例ですが、「ここは状況をおさめるために、とりあえずここは、我々が謝っておこう」など、「いちおう謝る」というのもジェスチャーというわけです。語源はラテン語の gestus で、gerere 「振舞う」の過去分詞。


File No. 1720  
bandog
[bnd]

番犬、闘犬

A bandog usually refers to a mastiff crossed dog for guarding.
He is thinking of getting a bandog.

お座敷でおとなしく飼われているワンちゃんとは違い、いざというときには勇猛果敢に闘う(?)犬のことで、さしずめ「番犬」ということになります。どちらかというと屋外で飼われ、鎖でつながれ、「猛犬注意」などと書かれていたりする犬です。種類的にもマスチフ系で、他の種とかけ合わせた「バンドッグ」というカテゴリもあるようです。やはり、こんなとき頼りになるのはネコよりも犬というわけですが、いっそのこと、「化け猫注意」ということで、行灯の油を舐めながら一晩中寝ずの番をする「番猫」というほうが効果がありそうな…。語源は中世英語の band-dogge で、「紐や鎖でつながれた犬」の意味。


File No. 1719  
unctuous
[ktus]

感動を装った、油(軟膏)のような、 油ぎった、 まことしやかな

People say he is unctuous and tricky.
This substance is of an unctuous nature.

「へえ〜っ?そうなんですか、それはまた…」などとやたら大げさに感動してみせるとか、「たとえ火の中、水の中、地の果てまで追いかけます」てなことをまことしやかに言うなど、やる気はわかりますが、多用するのは考えもの。わざとらしい、誠実さが感じられないような様子を表し、なんだかオイリーな感じもしますが、「油ぎっている」という意味でも使います。その他、物質などが「油っぽい」、「滑りやすい」、「軟膏を塗っているような」といった意味でも使います。語源はラテン語の unguere 「聖油を塗る」の過去分詞。あまり、脂ぎっているのもどうかと思いますが、乾燥しすぎてカサカサというのも考えものです。


File No. 1718  
nonce
[nns/nns]

さしあたって、当分

She remains calm for the nonce.
He made up a nonce word for the nonce.

「今の間だけ」といった意味で、for the nonce という熟語でしか使うことはない文語的な用法。また、a nonce word と言えば、彼は「図太い」というよりは「ずぼしい」(ずうずうしい+さもしい)など、何でもいいのですが、話の途中などで出てきたようなその場限りの造語という意味。語源は中世の頃の間違いから。当時はまだ句読点も確立していなかったせいか、どこで単語を区切るかは至難の業(わざ)。for then anes (「一度だけ」)と区切るべきところを for the nanes などとやってしまったことから、nonce になったのだとか。ちなみに、then は定冠詞 the の中性単数形で、anes  one の変形。


File No. 1717  
desiccant
[désiknt]

乾燥剤

Silica gel is one of the most commonly-used desiccants.
Desiccant is used in the package to absorb moisture.

食品などの乾燥を防ぐために使う物質のことで、代表的なのは、お菓子の袋の中からふと出てくるあれ。見た目にはビーズのようで、子供の頃は興味を持ったもの。「お父さん、このシリカゲルって、なぜ食べられないの?」「それはだな、お尻がカゲルからだ」というのではなく、シリカゲル (Silica gel) はケイ素の化合物で、化学式は SiO2・nH2O 。1640年代頃からその存在は知られていたようですが、特許化したのは、ジョンズ・ホプキンス大学のパトリック教授(1919年)。第二次大戦にはペニシリンの乾燥剤として欠かせなかったようです。語源はラテン語の desiccare 「乾燥させる」の現在分詞。


File No. 1716  
stentorian
[stent:rin]

声量の豊かな、大きな声の

The speaker had a stentorian voice and needed no microphone.
His stentorian vocal sounded throughout the hall.

今日はちょっと風邪気味で喉が痛くて声が出ない、というときに困るのが、近くの席に座っている声の大きすぎる人。「あー、もしもしー、ええ、そうなんっすよ、うわっはっは…」など、当然、電話の声も大きく、こっちの電話が聞こえません。ということで、声が大きい、声量が豊かなといった意味の形容詞。語源は、トロイ戦争で活躍した古代ギリシアの兵士 Stentor 。なにしろ、声が大きいことで有名で、イリアドやオデッセイで有名な詩人ホメロスに言わせれば、50人分集めたくらいの声の大きさだったとか。しかし、「大きな声コンテスト」でヘルメス神に負けて死んでしまったということです。


File No. 1715  
omnivorous
[mnívrs/m-]

何でも食べる、雑食の、雑多な知識を吸収する

A crow is an omnivorous bird.
She is an energetic, omnivorous reader.

草食の動物や、植物なのに肉食だとか、他の貝の肉を食べる貝など、自然界にはいろいろおりますが、鳥や動物などが「雑食である」という意味で使われます。そういう意味では人間も「雑食」であるわけです。その他、彼は、漫画からSF、推理小説から歴史小説、文学書、哲学書など何でも読みます、といった雑多な知識を仕入れるという意味でも使います。あまり、「ゲテモノ」趣味は除いて、いろんなモノを食べてみるというのも、それなりに面白いものです。語源はラテン語の omni- 「全ての」+  vorous 「むさぼる」。ちなみに肉食は carnivorous で、肉をむさぼるという意味。


File No. 1714  
tautology
[t:tldi/-tl-]

重複表現、冗漫な表現、恒真式(こうしんしき)

A tautology is a sentence that is always true.
"A free gift" is a tautology because a gift is something always given free of charge.

「漁師さんが大きなでっかい魚を釣ったよ!」「息子よ、"大きな"と"でっかい"は同じ意味だよ」とか、「店のおばさんがただのプレゼントをくれたの」「おお、娘よ、"プレゼント"というのは、もともと"ただ"なんだよ」、あるいは、「うちのおばあさんは女のおばあさんです」と言うときの"女"と"おばあさん"など、冗漫な重複した表現のことを言います。また、論理学では、「明日は雨が降るか、降らないかのどちらかだ」「博士、あなたは常に正しい」など、降るか降らないかしかない、つまり、降っても降らなくても「真」となる命題(恒真式)のことを指します。語源はギリシア語の tautologos 「余計な」。


File No. 1713  
beam
[bi:m]

光を放つ、輝く、喜びに輝く、微笑みかける、信号などを送る

She beamed and gave me a big hug.
He tried to beam a message to the unknown aircraft.

「ビーム光線だ、それ!」というときのビーム(光線)の他に、「輝く、微笑みかける」といった意味もあります。春になって太陽が微笑みかけるように輝くとうれしくなりますが、「彼女は輝いている、微笑んでいる」など、人に対しても使います。また、「信号などを送る」という意味もあり、かの「スタートレック」では、人間も含めていろんなものを「転送する」という意味で使われていました。カーク船長のセリフ、"Beam Me Up, Scotty" は、このドラマを知る世界中の人たちの合言葉(?)。代名詞のようなもので、「ああ、"Beam Me ..." のことだね」といった反応が返ってきます。語源は古英語のbeam 「木」。


File No. 1712  
me-too
[mí:tú:]

右にならえの、人まねの

I hate to sound like a me-too person, but I agree with him.
"Me-too" products are easy come, easy go.

胃の調子が悪いので「そば」にしとくよ、と言えば (Me, too!) 「私も」。いや、やっぱり「エビフライ定食にしよっかな」「じゃ、やっぱり、私も」てなことで、人の真似をして右にならえする様子を表す俗語。日本人には多いタイプのようです。しかし、例えば(架空)、A社が新商品「Vista」を出したとたんに、B社が「Pista」を発売とか、アメリカでは「プリズンブレイク」とかいうドラマが流行っているので、日本でも「牢破り」というドラマを企画、無実の兄を救うため、弟が背中に唐獅子ボタンの刺青(いれずみ)をして頑張ります、など、どこか似ているな〜、など、オリジナリティがないのもどうかと思われます。


File No. 1711  
trailer
[tréilr]

後に続くもの、トレーラー、映画の広告・予告編

The couple bought a camping trailer for fun-packed weekends.
Check out the trailer before deciding to watch the movie.

週末はトレーラーでキャンプですというときの、「トレーラー」以外に、「あなたはこの恐怖に耐えられるのか?」とか「今度のキアヌは助けてくれない」といったキャッチフレーズとともに面白そうなシーンをちらっと見せてくれる映画の予告編(広告)のことを言います。最近ではインターネットでも見ることができます。なぜ trailer なのかというと、「後に続くもの」という意味から。ドラマでも予告編は番組の最後ですが、もともと、本編の終了後に見せていたのですが、お客さんは映画が終わればさっさと映画館を出てしまい、「そして誰もいなくなった」てなことになるため、最初に見せるようになったのだとか。


File No. 1710  
macadam
[mkdm]

マカダム道路(用の砕石)

The macadam surface consisted of three layers of stones.
The first macadam road in U.S. was created in 1823 in Maryland.

スコットランドの土木技師 McAdam の名前が語源で、細かく砕いた石を三層に分けて敷き詰め、それをローラーでならすという方法で作られた道路のこと。現代ではほとんど、タールやアスファルトの道路に変わりましたが、同時では、ローマ帝国の道路以来の大革新。そのポイントは、なんと言っても、それまで丸い石を使っていたのを角張った砕石を使ったということ。圧力を加えることで角同士がパズルのように組み込まれ、表面が平らになるわけです。また、道路全体にスロープをつけ、水はけを良くしたというのも画期的。macadamize 「マカダム道路を敷く」という動詞形もあります。


File No. 1709  
Barbie
[b:rbi]

バービー人形

Barbie's full name is Barbara Millicent Roberts.
He bought his daughter a Barbie doll.

今日は「ひなまつり」ということで、女の子なら一度はいっしょに遊んだ着せ替え人形の代表格。ちなみにバービーのフルネームはバーバラ・ミリセント・ロバーツだとか。パートナーのケンとも離れたり、くっついたりで、2004年には正式に別れたらしい。でも、友だちもたくさんいて、ヒスパニック系のテレサ、アフリカ系アメリカ人のクリスティーやスチーブン(クリスティーの彼)など、その数ざっと50人。その他、姉妹のスキッピーにステイシー、クリッシーはまだ赤ちゃん。従姉妹のフランシーなんてのもいたりして賑やかなようで。では、世の中の女性たちが、友だちに恵まれた楽しい人生を送れますように。


File No. 1708  
tickle
[tíkl]

くすぐる、うれしがらせる、くすぐったく感じる、くすぐったい気持ち

He was tickled pink by the compliment.
The girl tickled the baby's foot to stop him crying.

泣いている子供も、くすぐるとたいていは笑います。しかし、これを大人に対してやるかどうかは問題で、「部長の機嫌が悪いんでお腹のあたりをくすぐってみようか」なんてことはやめておいたほうがよいでしょう。その代わり、大人の世界では、言葉をもってこれをやります。つまり、「さすがですね、私にはとても思いつきません」などと言ってみると、「よせ、くすぐったいじゃないか」など、自尊心をくすぐるという意味でも使われます。また、おもしろくて興奮して見ていたドラマ、いきなり「来週に続く」とかで、好奇心をくすぐるという意味もあります。語源は中世英語の tikelen 「軽く触る」。


File No. 1707  
discretion
[diskrén]

思慮分別、慎重、口が固いこと、自由裁量

You should behave and speak with discretion.
He didn't do anything when his discretion was required.

「今日は課長はお休みです。"よろしく"やっといてくれとのことでした」などと言われてもこの「よろしく」という「自由裁量」がむずかしい。じゃ、朝からみんなでカラオケにでも行って「よろしく」やっておこうというのでは、「思慮分別がないのか!」ということになり、やはり、物事は「慎重さ」が必要。じゃあ、慎重に考えて、カラオケは昼からにしましょう、というのもどうかと思いますが。もちろん、思慮深い人は口も固い。人事部の○○さんに聞けばみんなの給料の額を教えてくれます、なんていうのもいけません。名詞形である discreet の語源はラテン語の discernere 「見分ける」の過去分詞。


File No. 1706  
mangy
[méindi]

毛の抜けた、みすぼらしい、むさ苦しい

He found a mangy dog in the wood.
She is thinking of buying a new coat because the old one is mangy.

犬や猫の毛が抜ける皮膚病 mange 「疥癬(かいせん)」の形容詞で、疥癬にかかったり、毛が抜けた様子を表します。また、犬や猫だけでなく、毛皮のコートや毛糸のセーターなどに対しても使われます。古くなって毛が擦り切れたり、あるいは、手持ち無沙汰で毛糸のカーディガンの毛羽をむしっていたら、まだら模様になってしまいましたなど、やはり、あまり格好良いものではありません。したがって、「みすぼらしい」という意味でも使われます。とはいえ、最近では、破れたジーンズなどもカッコいいわけで、そのうち、ところどころ毛の抜けたの毛皮なんてのもお洒落かも(?)。


File No. 1705  
minstrel
[mínstrl]

吟遊詩人、ミンストレルショーの芸人

The minstrel show gradually lost its popularity in the 20th century.
A minstrel used to wander throughout Europe reciting their own poetry.

中世のヨーロッパで活躍した吟遊詩人。各地を旅しながら、自分で作った詩をハープなどの弦楽器のメロディーとともに歌う芸人のことで、日本では、琵琶法師がよく引き合いに出されます。物語的な内容が中心で、題材も「アーサー王と円卓の騎士」などの英雄もの、聖人の奇跡などの宗教的なものなどがあり、表現的な技巧のレベルも高かったようです。なかでも特別に秀でていたのがイタリアの吟遊詩人だという説もあります。また、19世紀から20世紀初頭のアメリカで、白人が顔を黒く塗って演じるコミカルなショーの一団という意味もあります。語源はラテン語の ministerium 「奉仕」。


File No. 1704  
glide
[laid]

滑る、滑るように動く、滑走する

The bird glides through the water.
She glided into the room.

鳥が滑るように空を飛ぐ、水の中を泳ぐという場合など、スムーズで静かな様子で、羽もバタバタさせず、いかにも見た目にはカンタンそうな動きが特徴。その他、スケートなどでなめらかに滑るとか、すーっと音もなく部屋に入ってくる、詩的な表現では、時間がすべるように過ぎていくという意味でも使われます。しかし、実際、滑らかで易しそうに見せるのも大変なようで、時を刻むのも1分間に60秒、それを60回重ねて1時間、けっこう手間なんですわ、ということかもしれません。また、メロディーをスラーで演奏する、音声学で異なる音に挟まれた「わたり音」という意味もあります。語源は古英語の glidan 


File No. 1703  
despondent
[dispndnt/-pn-]

落胆した、意気消沈した

Many young people feel despondent about the future.
He is despondent after a series of failure.

「どうしたんだ、鈴木くん、元気がないぞ」「はあ… 心のなかでずーっと"葬送行進曲"が流れてるんです」といった夢も希望も持てないという状態で、まわりの人にとっても見ていられないものがあります。こんなときに、「キミらしくないぞ、それ、軍艦マーチだ、♪チャンチャカチャチャ…」などとやってもあまり効果はないようです。そんなときこそ、自分を見つめるチャンス、スランプがあるからこそ新しい自分になれる。「今日は元気そうだな」「はい、今はちなみにビバルディの"四季"から"春"です」「そうか、もうすぐ春だなあ」てなことで、落胆のなかから再び希望が芽吹いてくるものです。


File No. 1702  
cockle
[kkl/kkl]

ザルガイ、トリガイ(の殻)、小舟、しわ

Lovable animals warm the cockles of people's hart.
Cockles have rounded or heart-shaped shells.

ザルガイとかトリガイなどと呼ばれる二枚貝のことで、その貝殻を指して言う場合もあります。特徴として、丸みを帯びた形やハート型の形をした貝殻で、放射状に筋模様があります。とある石油関係の会社のマークに使われている貝殻がまさにそれだと言えるでしょう。また、cockles of one's heart と言うと、その人の心の最も内面の部分という意味があり、 a story to warm the cockles of one's heart 「心が温かくなる話」などというふうに使われます。語源は古フランス語の coquille (コキーユ)「貝殻」で、そのまた語源はラテン語の cochillia 。その他、小舟、しわといった意味もあります。


File No. 1701  
gurney
[r:ni]

ガーニー、車輪付きストレッチャー(担架)

A trolley is called a gurney in the U.S.
He was carried on a gurney to a local hospital.

ドラマ「ER」などでもよく出てくる、負傷者や急病人を運ぶときに使う担架。担架は担架でも、人間が抱えて運ぶというのもなかなか大変で、そんなときに役に立つのが車輪付きタイプ。高さを調整したり、患者を固定するためのストラップなどがついており、救急車では折りたたみ式が使われます。最新式のものには、点滴などの器具も装備されているようです。もっとも、この単語はアメリカでの言い方で、語源は、1883年に、車輪付きの馬車を特許申請した J. Theodore Gurney という発明家の名前からだという説があります。ちなみに、イギリスでは trolley という単語が使われるようです。


File No. 1700  
diction
[díkn]

言葉づかい、用語法、口調、発声法

He was the first poet who used the diction of ordinary speech.
I found the diction of the author is too hard and complicated.

「私の辞書には"不可能"はない」「あ、ほんとだ、載っていないぞ」とか、彼女の辞書には「ちょー」とか「かわいい」など、10語くらいしか載っていませんということではなく、言葉はどんな人にも平等。言葉を選び、いろんな方法で組み合わせて表現すること、つまり、言葉づかい、表現法という意味があります。その組み合わせも無数、そこにその人の個性が出てくるわけですが、話し方も人それぞれ。あの人はぼそぼそと早口で話すとか、あの人は大声で怒鳴るように話すなど、口調、発声法といった意味もあります。語源はラテン語の dicere 「言う」の過去分詞 dictus 


File No. 1699  
tank
[tæk]

タンク、戦車、タンクに入れる、急落する

The project tanked due to huge expenses.
He doesn't remember what he says when he tanks up.

「表にタンクカーが止まってるんですけど」「それ、ボクのお茶です。ペットボトルじゃ足りないんで」など、水や液体、ガスなどを入れておくタンクという意味や、「駐車場に戦車が止まってますが」「あ、すいません、それウチの自家用車です」(架空)など、戦争で使う戦車という意味があります。また、それだけでなく、tank up と動詞で使うと、その人自身がお酒のタンクになってしまうということで、「酔っ払うほど飲む」という意味の俗語。その他、株式市場やプロジェクトなどが「タンクした」と言えば「急落・失敗する」という意味のスラング。語源はラテン語の stanticare 「ダムでせき止める」。


File No. 1698  
parley
[p:rli]

(敵との)会見・協議(をする)

He had a parley with the rebels.
The Foreign Minister held parleys with senior officials of the nation.

主に敵方との会見や協議、あるいは、そういった協議をするという意味の単語。その内容も、姉妹都市になりませんかといった交流を暖めるものというよりは、現状、お互い敵の関係にあるわけですから、「休戦」についての話し合いとか、捕虜を返してくれたらこっちも返しましょうといったものになり、その意味では、前向きな話し合いとも言えます。また、beat a parley というと、協議を呼びかけるため太鼓をたたいたり、ラッパを鳴らしたりすることで、「隊長、敵ながらあっぱれの鼓笛隊であります」といったパフォーマンスではありません。語源はラテン語の parabola 「会話」。


File No. 1697  
lug
[lΛ]

重いものを引きずって動かす、重い動きをさせる・する

He lugged his suitcase into the room.
The engine luggs when driven at a low speed.

旅行のスーツケースを引きずって二階まで持って上がりましたとか、重いテーブルを引っ張って動かしたなど、重いものを引きずって動かす、引っ張るという意味の単語。また、小さな車に体重の重い人たちがぎっしり、坂道を登るのも大変ですなど、重さや何かの抑制がかかってエンジン、モーターなどの動きが重たいという場合に使います。そこであったら便利なのが、モバイルハウス。家全体が、あるときは、自動車、船、飛行機などいろんな乗り物に変身、引越しも旅行もラクラク、しかも、家族全員いつもいっしょです。語源は中世英語の luggen でスカンジナビア語源。


File No. 1696  
raving
[réivi]

うわごと(を言う)、狂乱の、すばらしい

The doctor examined a raving patient who keeps screaming.
He is a raving genius with so many talents.

「うわごとを言う、夢中で話す、べたぼめ」といった意味の単語 rave の形容詞形。患者さんがうわごとを言っていますなど、その言動が異常である様子を表します。その他、賞賛に使う名詞の前につけて、興奮するほど素晴らしいという場合にも使われます。つまり、その「素晴らしさ」が尋(じん)常ではないということで、「これが娘のマリーだ」「なんて美しい… うつくしすぎ…」「おい、キミ、いかん、うわごとを言っている」とか、「山田さんの提案があまりにもすばらしくて、会議の出席者がみんなうわごとを…。はい、本人も同じ状態で…」というのではなく、あくまでも比ゆということで。


File No. 1695  
guru
[úru:]

指導者、権威、ヒンズー教の導師

He is a guru of good healthy eating.
A guru refers to a recognized leader in some field or of some movement.

彼も不正事件にはグルでした、というときのグルではなく、もともとはヒンズー教やチベット仏教などの導師という意味の単語で、精神的な指導者、信頼できるアドバイザーという意味があります。最近では、使われる範囲が広がり、思想や運動、分野における権威者、指導者という意味でも使われ、彼はコンピュータの「グル」だなどと言います。やはり、「グル」と呼ばれるからには、知識や能力があり、認められていることが大切。政治的な力関係などで「今日からオレがグルだ」というのでは務まりません。語源はサンスクリット語で、guru には「重い」という意味があります。


File No. 1694  
keister
[kí:str]

臀(でん)部、スーツケース

The expensive cost is a pain in the keister.
This seat is not so hard on the keister.

「お尻」を意味する米スラング。なかでも、座るときに椅子などに触れる肉のついたお尻全体の部分(「臀部」)を指します。このシートは固すぎてお尻が痛くなりましたという場合に使います。また、同じ「お尻」を意味する単語で、映画やドラマなどで、あまりお上品ではない人たちがよく使う ass という単語もありますが、品位が下がるというわけか、代わりに pain in the keister などと入れ替えて使う人もいます。もともとは、隠語で「金庫」や「スーツケース」、「ハンドバッグ」という意味で使われており、語源は「胸部、箱」を意味するイギリスの方言だという説があります。


File No. 1693  
pentagram
[péntrm]

五角形星

He found a book with a pentagram printed on the cover.
The pentagram is sometimes associated with a magic.

昨日のアナグラムに引き続き、「〜グラム」のつく単語。接尾辞の -gram は「書かれたもの」という意味があり、今日の単語は、 penta 「5」との組み合わせ。五角形の頂点が5つの直線でつなぎ合わせた星、のようなマークを指します。魔法などのシンボルとしてよく使われますが、その起源は古代ギリシアやバビロニア。キリスト教では、かってはキリストの5つの傷を表すと信じられていたようです。悪魔崇拝でも使われるようですが、二重の円のなかに5つの星の頂点のうち、2つが上に来るように配置されるのだとか。語源はギリシア語のpentagrammon 「5つの線」。


File No. 1692  
anagram
[nrm]

アナグラム、つづり遊び

He send secret codes using anagrams.
His nickname is an anagram of his family name.

「警部、こんな手紙が…」「なに、オンチナビルドレダ?」「音痴なビルどれだ?」「まだあるぞ、サイゴンノサンバ…」「サイゴンの産婆?」と、そこへ登場、名探偵アポロ。「ノンノン… これはアナグラムで、盗まれた絵は、"レオナルド・ダ・ビンチ"の"最後の晩餐"です」など、ある単語やフレーズの文字を並べ替えて別の単語やフレーズを作ることで、暗号などによく使われます。ご存知「ダビンチ・コード」でもよく出てくる単語。英語なら、たとえば、pot  top (実際にはもっと複雑)。語源はギリシア語の anagrammatismos で、ana- は「下から上へ」という意味。


File No. 1691  
concoct
[knkkt/-kkt]

混ぜ合わせて作る、作り上げる、でっち上げる

He concocted a wonderful mystery story.
She concocted a special recipe using various ingredients.

「次にカレールーを入れます」「味噌の後にですか?」「そして、つぶ餡(あん)を入れます。次に、お酢を少々…」「あの… 一体何ができるんですか?」「それはまだわかりません」など、何でも混ぜればいいということではありませんが、いろんな材料を調合して料理する、飲み物を作るという意味の単語。また、料理・飲料だけでなく、創造性や知性や才能などを使って、物語などを作るという意味でも使われます。その他、ありもしない話などをでっち上げるという意味もあります。語源はラテン語の concoquere 「いっしょに煮る」で、con-  「いっしょに」+  coquere 「料理する」。


File No. 1690  
poultice
[póultis]

湿布剤・パップ剤(を貼る)

She applied a poultice to the wound.
You can remove stains from marble or granite using poultices.

肩こり、腰痛などに欠かせない「サロンパス」に似ていますが、どちらかと言うと、それよりも厚手の湿布剤のこと。特に、暖めたり湿らせた薬草などの材料を布の上に広げ、それを患部にあてがうといった種類のものを指します。また、治療するだけでなく、「あたくしは、泥パック」、「わたしは海草」、「ワタシはごみパック」(?)(架空)など、「え?」と思わせるいろんなものを顔に貼ったりするようですが、そういった顔パックを指すこともあります。また、大理石などの石から染みと取るときに使う「貼付剤」という意味でも使われます。語源はラテン語の pultes 「厚いペースト」。


File No. 1689  
hex
[heks]

魔法をかける、たぶらかす、悪運をもたらす、魔法の呪文

A witch hexed him into a frog.
She put a hex on her love rival to win his affections.

魔法の呪文だとか、魔法をかけるという意味の単語、主にアメリカで使われます。「魔法」と言っても、「おお、可哀想なシンデレラ、どれ、舞踏会に行かせてあげよう」と、きれいなドレスや馬車を出してくれました、というような親切なものではなく、ちょっと憎らしいあの人に魔法をかけてカエルにしてしまおう(いけませんね)、といったよからぬ目的に使われる邪悪な魔法の場合が多いようです。その他、悪運を願う・もたらすという意味もあります。語源は、17、18世紀にドイツやスイスからペンシルバニアに移民してきた人たちが使っていたドイツ語の方言の hexe 「魔術を使う」。


File No. 1688  
inoculate
[inkjlèit/-kj-]

予防注射を施す、接種する、(思想などを)吹き込む

He tried to inoculated his students with his ideas.
Most of inoculated children were not affected by the disease.

はしかやインフルエンザなど、病気に対する免疫力を高めるために、病原体などを弱めて作ったワクチンを接種するという意味。いわゆる予防接種のことで、子供の頃はよく受けたものです。 やはり、病気にかからないためには予防が大事で、「予防接種が趣味なんですけど、変わった予防接種ないですか?」「えーと、いもち病とかうどんこ病なんてのはどうですか?」「植物系ですね、じゃ、今日はいもち病で…」(架空)など、遊びにしてはいけませんね。その他、考え方や思想などを人に吹き込むという意味でも使います。語源はラテン語の inoculare で、in- 「中へ」 + oculus 「目、芽」。


File No. 1687  
wiggy
[wíi]

エキセントリックな、クレイジーな、興奮している、おかしくなった

I'm getting wiggy with eating lots of chocolate.
I thought she was wiggy when she asked such a question.

シリアスな法廷ものの映画かと思って見ていたら、いきなり、弁護士がドラキュラになって、裁判官はバンパイア、陪審員たちはゾンビになって戦い始めたりで、奇抜なストーリー展開になり、見ている自分もおかしくなりましたなど、エキセントリックだとかヘンになっている状態を表すスラング。どちらかと言うと、何も原因もないのに、いきなりおかしくなったというよりも、何かの出来事や状態に反応してヘンになるような場合に使われます。また、じっと静かな奇妙さというのではなく、感情的にも高まり、驚いたとき、ショックを受けるようなことに遭遇したときなどに使う場合もあるようです。


File No. 1686  
knuckle
[nkl]

指の関節、関節で打つ・押す

He hit the man with the knuckles of the fingers.
I guess he will knuckle down and finish his job.

手の指の関節の突き出た部分のことで、特に指の付け根のところの関節を言います。動詞として、関節で打つ・押すといった場合にも使われ、「つい、カッとなって…」「殴ったのか?」「いえ、押しただけです」「使った指は何本か?」「中指一本だけです」というのもあり得ない話で、普通はゲンコツを使いますが、そのときのゲンコツは knuckles と複数形。牛や豚などの膝の関節部分の肉という意味もあります。その他、熟語で、knuckle down と言うと、仕事などに「頑張って取り組む」、knuckle under で「屈服する」という意味になります。語源は中世英語の knokel 


File No. 1685  
mousy
[máusi]

ネズミのような、ネズミの多い、目立たない、おどおどした

She is a young woman with a mousy face and long blond hair.
The bird has big eyes and feathers in mousy brown color.

「おどおどした感じの男の人が出てきて…」「うむ、それで?」「それから、顔が小さくて目立たない女性がお茶を出してくれました」「服装は?」「地味なネズミ色の服でした」「おかしいなあ… あのビルは、もう30年間も無人で、住んでいるのはネズミだけで…」「ほんとに見たんですってば!」「ひょっとして、その男はこんな顔かね?」「あーっ、あのときの…!」  mouse 「ネズミ」からきた形容詞で、ネズミがはびこっている、ネズミのような地味な色であるとか、目立たない、おどおどしている、あるいは、顔の作りがこじんまりとしていて目鼻立ちが鋭いといった意味があります。


File No. 1684  
curlicue, curlycue
[k:rlikjù:]

渦巻き模様、花模様

She drew curlicues on the paper in red ink.
He added colorful curlicues to the package design.

「先生、ハルカちゃんは花まるなのに、どうしてボクはただの渦巻きなんですか」「ヒロシくん、次はもっと頑張りましょう」なんてことで、小学校などで先生が赤ペンでぐるぐると書いてくれる渦巻き模様、花びらの形がついているともっとうれしい。ということで、ペンなどで描いた花のような渦巻き模様や巻き毛(カール)のような模様のことで、学校の「まる」以外にもバリエーションがあります。童心に戻って、会社などでも、「この間の報告書はよくできていたんで、花まるつけといたよ」「あ、ありがとうございます、課長」というのも楽しいかも(?)。語源は curl 「カール」 +  Q の文字。


File No. 1683  
butt
[bΛt]

角などで激しく突く、強く押す、激しく突くこと、(butt in) 干渉する

His goat butted the thief, who was soon caught by the sheriff.
Other people couldn't talk because he butted in so often.

いつものどかなOB牧場(架空)、ある日、奥さんとダンナさんが激しくケンカしていると、いきなり、「それは奥さんが悪いぜ」という声。「誰だね?人の夫婦喧嘩に割り込んで…」「オレは強盗さ。命が惜しけりゃ金出しな」「あーれー!」という奥さんの悲鳴を聞きつけて、突進してきたのはヤギのメエ吉、その角で強盗を突き倒し、あえなく御用に。ということで、ヤギなどの動物が角や頭で突くという意味があります。また、butt in は「干渉する、邪魔をする」、逆に butt out は「放っておく」という意味のスラング。語源は古フランス語の bouter 「打つ」で、以前紹介した butt とは別の単語。


File No. 1682  
bridle
[bráidl]

馬勒(ばろく)(をつける)、抑制する(もの)、頭を上げて不快感を表す、怒りを表す

She bridled and said, "I don't need money from you."
I tried to put a bridle on my tongue.

馬勒(ばろく)と言って、手綱とくつわがセットになった馬具のこと。では、なぜこういった馬具をつけるかと言うと、ウチの馬、これつけると可愛いんですよ、というようなことではなく、人間が馬の動きをコントロールするというわけです。そこから、感情や発言などを「抑制(する)」という意味でも使われ、put a bridle on one's mouth (tongue) などと表現します。また、自動詞として、怒りや不快感を表すという意味もあり、そのときの様子も、顔で笑って心で怒るというのではなく、頭をツンと上に持ち上げ、顎(あご)引いたようなポーズをしているのが特徴。語源は古英語のbridel 


File No. 1681  
telltale
[telteil]

告げ口する者、〜を表す証拠(顕れ)、自動表示装置、タイムレコーダー

He showed us a recording that is a telltale sign of lifeforms out there.
Though he denied it, there was a telltale stain of blood on his shirt.

「お父さんが帰ってくるまで待っててくれって言ったのに、先に豆まきやっちゃっただろう?」「ううん、やってないよ」「じゃ、このデジカメの写真は何だ?動かぬ証拠じゃないか!鬼の面なんか被って、これお母さんだろ?」「これ、去年の写真じゃん」「むむ… ここに豆が一粒落ちているじゃないか。これこそ豆まきをやったということじゃないのか」「あ…!」というわけで、a telltale sign など、ある事柄を証明、詳しく説明するような証拠といった意味で使われます。その他、人のことを告げ口する人、情報などを表示・登録する装置という意味もあります。ということで、今日は節分。


File No. 1680  
medevac
[médivk]

緊急医療搬送(機)、メディバック

Sometimes called an air ambulance, a medevac transports seriously injured persons to the hospital.
Thanks to swift medevac transportation, his life was saved.

「チーフ、もう歩けません」「だから、反対したんだ、"砂漠特集"なんて企画は」「行方不明になって5日め… 救助来ますかね?」「メディ・キャメ隊が出ているはずだ」「なんですか?それ」「ラクダの救助隊だ」「時間かかりそうですね、なんでヘリにしなかったんですか?」「予算がない、ヘリは高い」「あ〜、UFOとか来ないかなあ…」ということで、ケガ人や病人などを辺鄙な現場から、病院など設備の整った場所へ運ぶための専用の乗り物を指し、なかでも、ヘリコプター、飛行機など空路によるものを言います。medical 「医療の」と evacuation 「避難」を合わせた造語。


File No. 1679  
scaffold
[skfld]

足場、支えること、死刑台、足場を作る

Safe scaffolding is paramount to ensure workers' safety at construction sites.
Effective scaffolding enables students to learn quickly and efficiently.

「なかなかの高層ビルですな」 「ただ困ったことがひとつありましてね、エレベータも階段もないんですわ」 「そりゃ困りましたな。で、どうして上るんですか?」 「この足場を使いますねん」 というのはない話ですが、工事現場などで作業用に設置する「足場」のことを言います。また、教育や習い事というのも、やる気や根性だけではむずかしいものがあり、そのための援助になるようなプログラム、教材、指導などを総称して使われます。その他、絞首刑台という意味もあります。動詞として「足場を作る・提供する」という意味でも使われます。語源は古フランス語の eschafaut 「足場」。


File No. 1678  
biggie
[bíi]

重要人物、大物、重要なもの、大作

He is a biggie in the music world.
Next movie is going to be a biggie.

ジョンはジョニー、ワンちゃんはドッギーなど、名前や名詞の語尾に -y または -ie をつけることで、小さくて可愛い様子や親しみを表現しますが、この場合は、大きいけど可愛いものというようなことではなく、「大物、重要人物」という意味のスラング。たぶんに、「お偉方」とか「エライおっちゃんら」というときの、半分茶化すような、おどけた感情が入るのかもしれません。また、「今度の作品は超大作だ。タイトルは"24 x 365"で、ご存知ジャックが大活躍。リアルタイムで24時間ぶっ通し、しかもそれが、365日続きます…」など、映画などの作品が「大作」という意味でも使われます。


File No. 1677  
foyer
[fir/fiei]

休憩室、ロビー、玄関エリア

Visitors to the exhibition are welcomed at the foyer of the building.
There is a foyer with a 24-hour reception desk.

「ロビーで待ち合わせしましょうか」「そうだな、じゃ、ヤマダ病院のロビーで…」 というのはあまり聞きませんが、冷暖房も完備、お茶も飲める便利な空間。入るだけならタダなので、ときどき酔っ払いなどが「部屋はいいから、ロビーに泊まりたいんだけどぉ…」などとからんでフロントを困らせるなど、いろんな人間模様が見られるのもロビーというわけです。ということで、特にホテルや劇場などのロビー、玄関エリアを指します。 lobby あるいは anteroom とも言います。フランス語から入った単語ですが、その語源はラテン語の focarius 「暖炉」の中性形。やはり、冬は暖かいのが良いようで。


File No. 1676  
tenure
[ténjr/-nju]

地位の保有、在職期間、在職権

He has been granted tenure at a local university.
During his tenure as a president, he launched various reform programs.

カーター先生は獲得することができたが、残念ながらスーザン先生はダメだったというのはドラマ「ER」の話。かって日本の企業でもさかんだった終身雇用制に近いものですが、大学などで、研究を自由に行えるようにという目的で設けられた「終身在職権」。肩書きも教授 professor に次ぐ associate professor 「准教授」(日本では助教授に相当)に昇格します。その他、大統領、判事などの在職期間、社員の雇用期間といった意味でも使われます。また、彼は、この土地の保有権を与えられたなど、土地、建物などの「保有権」という意味もあります。語源はラテン語の tenere 「保有する」。


File No. 1675  
ironmongery
[áinmri]

金物類、金物店

The company offers a wide range of ironmongery products at reasonable prices.
There is an ironmongery store in the town.

以前、scaremonger のところでもありましたが、 monger (「○○屋・○○魔」)に iron をつけて名詞にしたもの。と言っても、彼はアイロン魔で、シャツやズボン、ハンカチはもちろんネクタイや下着など、自分のものだけでは物足りなくなって、「こんばんはー、アイロンかけときましたんで、どうぞ」「あらやだ、ベランダの洗濯物が無くなったと思ったらアナタだったの?」(なんてのはいけません)といったことではなく、ドアのノブや留め金、ハンマーやドライバーといった金属を使った部品・道具を扱っている店や企業、あるいは、hardware とも言いますが、そういった金属製品を総称してこう呼びます。


File No. 1674  
scamper
[skmpr]

あわてて逃げる、走り回る

When the light was on, a roach scampered away to hide into somewhere.
Children scampered around in the garden.

ネズミ、リス、猫など、どちらかと言うと小さな動物などがあわてて逃げるという意味。また、子供などが走り回るという意味でも使います。その動きも、「あ、見つかった、どれ、逃げるとするか」と重い腰を上げて… というのではなく、即座に素早く、軽やかな動きでなければなりません。また、その格好もなりふりかまわないのが普通で、「オレって逃げるときもカッコいいかな?」などと格好をつけている場合ではありません。ともあれ、とても勝ち目のない強い相手の場合は、逃げるのが最善策のようです。語源は、ラテン語の excampare  ex- 「〜から外へ」 +  campo 「畑、牧草地」。


File No. 1673  
wend
[wend]

進む、たどる

Don Quixote and Sancho Panza wend their way through Spain.
We wended our way toward the castle up on the hill.

 wend one's way 「〜に向けて進む」などの形で使われる文語的表現。「あれ?go の過去形の went に似てるぞ」という人はかなり感が良いようです。go の過去形が went といった不規則な英語の動詞活用には悩まされた人も多いかもしれませんが、それもそのはず、実は、went はこの wend の過去形だったのです。(send 「送る」の過去形が sent というのと同じパターン。)もともと、古英語では eode という形を使っていた go でしたが、そのうち、went が使われるようになり、過去形を取られた wend 、今では、素直な規則形 wended が使われています。語源は古英語の wendan 


File No. 1672  
caduceus
[kdjú:sis]

ヘルメスの杖、カデューシャス

A caduceus is a symbol associated with the Greek god Hermes.
He was wearing a caduceus on his badge.

ギリシア神話の「伝達の神」ヘルメスが持つ、二匹のヘビと翼をあしらった杖(下記URL参照)。主に米国では医学関係のシンボルとして使われています。ヘビは脱皮することから「再生」、翼は「崇高な精神」を表すのだとか。16〜17世紀では、印刷屋のマークとして使われていました。ところで、ギリシア神話で医学の神と言えば、アポロの子アスクレピオスで、その杖のヘビは一匹(一匹のヘビのマークもあります)。一説によると、たまたま医学関係の出版物に印刷屋のマークが大きく使われていたことから、誤解が生まれたとのではないかと言われています。語源はギリシア語の karux 「伝達者」。
http://en.wikipedia.org/wiki/Image:Caduceus.svg 


File No. 1671  
bubba
[bb]

あんちゃん、兄弟

Hey, whaddaya mean, Bubba?
President Bill Clinton was sometimes called bubba.

くだけた会話の語尾に「呼びかけ」として使われることが多く、兄弟を表す brother を短くした bub から派生。主にアメリカ南部または、黒人の人たちの間で使われるスラング。南部では、特に最年長の兄を親しみをこめてこう呼ぶことがあるようで、実際の名前よりもこちらのほうが定着し、家族以外の人たちからもこの名で呼ばれたりするようです。ちなみに、元大統領のビル・クリントンもこう呼ばれていたとか。南部以外では、あまり良い意味では使われず、田舎者で教養もなく、貧しい、社会的地位も低い男といったニュアンスになるようです。いずれにしろ、積極的に使う必要はないでしょう。


File No. 1670  
slur
[slr:]

あっさり見逃す、不明瞭に発音する、スラー(で演奏する)、中傷(する)

Under influence of alcohol, he slurred his speech.
When there is something to check, you should not just slur it over.

文字の校正は大変な作業、箇所によっては繰り返しチェックも必要。というわけで、使えそうなのが音楽記号。「キミ、ここは繰り返しとフォルテ箇所だ、スラーでやっただろう?ミスを見逃してるぞ」など、間違いなどを見逃す、注意深く行わない、音楽のスラー(複数の音符を流れるように演奏する)という意味があります。つまり、個々の音が不明瞭になるわけで、「パプアニューギニアの首都は?」「(自信がないので)もごもごレスビ」とか、酔っ払ってろれつが回らないなど、わかりにくい発音をするという意味もあります。その他、印刷の汚れ、侮辱・非難するという意味もあります。語源は中世英語の sloor 「泥」。


File No. 1669  
billow
[bíou]

大波、押し寄せる、大きくうねる

A billow of black smoke was seen up above the mountain.
Suddenly a wave of joy billowed within me.

「チーフ、どうしたんですか?髪の毛がうねってますけど」 「うむ…」 「ひょっとして心の中に"うねり"が…」 「実は、世の中の矛盾に対して怒りが押し寄せるんだ」 「そんなときにこれ、生クリームうねうねソフト」 「う…うまい!だんだんうれしさが押し寄せてくるぞ!」 ということで、煙がもうもうとうねるように上がっているとか、波や風や音の大きな流れが押し寄せる、といった意味の他に、心のなかの喜怒哀楽の「うねり」を表現する場合にも使われます。また、船の帆などが風を受けて膨らみ、波立っているという場合にも使われます。動詞として「うねる、押し寄せる」という意味でも使われます。語源は古ノルド語の bylgja 「波」。


File No. 1668  
impale
[impéil]

槍・針などで突き刺す、刺し通す

She impaled meat and vegetables on skewers.
The soldier impaled thousands of his enemies in the field.

「ここに置いてたカレー用のお肉は?」 「あ、バーベキュー用の串に突き刺しました」 など、突き刺す、刺し通したりするという意味。食材ならまだいいのですが、人体などを突き刺すという意味にも使われます。もちろん、現実には起こって欲しくないことですが、「あれ、さっきまで暴れてたドラキュラは?」 「高いところから落ちて、たまたまそこにあったポールに突き刺さって死んだよ」 「そんなとこにポールあったっけ?」 ということで、そうでもしないと、解決のしようがない映画やドラマのラストでもよく出てくる結末です。語源はラテン語の impalare in- 「中へ」を表す接頭辞 + palus 「杭」。


File No. 1667  
teaser
[tí:zr]

いじめる人、難問・難題、本番前のハイライト

His question is really a teaser.
Just after the teaser of the show, a commercial will be aired.

「先生、これ以上難しい問題を出していじめないでください」 「へへ…」 ということで、「いじめる」という意味の tease から来た単語で、「難題、難問」という意味があります。テレビ番組で、始まる前に見せて「面白そうだ」と思わせる短いシーンという意味もあります。もともと tease には、いろんな意味があり、羊毛をすく、けばをたてる、また、髪形で、櫛(くし)で髪の毛を逆さにとかしてボリュームを出すという場合にも使われます。確かに、「逆毛」は髪の毛にとってはあまりよくないようで、「キューティクルも傷つくし、これ以上髪の毛をいじめないでください」 「へへ…」  tease の語源は古英語のtæsan 「櫛などですく」。


File No. 1666  
crumple
[krmpl]

しわくちゃにする、ぺちゃんこにする、やっつける、しわくちゃにする

He crumpled up the paper and threw it into the trash can.
A hard blow crumpled him on the floor.

「そんな資料はもらってないよ」 「三回もお渡ししましたが」 「もらってないものはもらってない!」 「じゃあ、この丸めた紙は何ですか?」 「あれ?」 ということで、紙などをくしゃくしゃに丸めるという意味。また、「確かにクリーニングに出しました」 「じゃあ、このくしゃくしゃになって引き出しに入っているシャツは?」 「あ?」 など、衣服などをしわくちゃにする(なる)という場合にも使います。その他、殴ったりして人をやっつける、出来事などが精神的に打撃を与える、あるいは、危険から救ってもらったお姫さまが王子さまの腕のなかに崩れるように倒れこむといった場合などにも使われます。語源は古英語の crump 「かがみ込む、曲げる」。


File No. 1665  
vestige
[véstid]

痕跡、形跡、名残り、ほんのわずかの

His idea is a vestige of old stereotypes.
There is no vestige of truth in what he says.

「あれ?ヘビさん、昔は足があったんじゃないですか?」 「やあ、トカゲさん、実は、進化の途中で "蛇足" じゃないかということになりましてね…」というわけで、昔はあったのに、今は無くなったものの痕跡という意味。人間の盲腸や親知らずもその一例のようです。その他、生物学的なものだけでなく、この町は古都の名残りをとどめているとか、彼の考え方には明治時代の古い考え方が残っているという場合などにも使われます。また、否定文で no vestige of...  で、以前あったかどうかに関係なく、「〜のかけらもない」という意味になり、no vestige of truth 「真実が少しもない」などと表現します。語源はラテン語の vestigium 「形跡」。


File No. 1664  
muzzle
[mzl]

犬などの鼻の部分、銃口、口かせ、口かせをはめる、口止めをする

He suddenly pointed the muzzle of the rifle at them.
You should muzzle your dog if he is prone to bite people.

犬などの顔の鼻の部分の突き出た部分を言います。クーンと鼻づらをすり寄せてくるとなかなか可愛いものですが、獰猛な犬が歯をむき出して近づけてくるのは怖い。そういう場合は、犬に口輪をする必要があるようで、「口かせ、口かせをする」という意味でも使います。また、もっと怖いのはピストルなどの「銃口」。その他、「口止めする、自由な発言を抑える」という意味もあります。言論の自由を抑えられるのは困りますが、うるさい人間のおしゃべりも困るもの。そこで、欲しいのが口チャックシール。「これから電車に乗りますので、皆さん、お口チャックを貼りましょう」なんてことで、語源はラテン語の musus 「突き出た鼻」。


File No. 1663  
bunch
[bΛnt]

房、束、群れ、束にする・なる、一団になる

A bunch of people are insterested in this topic.
She bunched flowers to make a nice bouquet.

果物で言えばバナナやブドウなどの「房」という意味の単語で、動詞として、束にする(なる)、ひとまとめにする(なる)という場合にも使われます。ちなみに、くだけた言い方で、趣味が同じだとか、考え方が似ているなど、まさに類は友を呼ぶというのか、何らかの共通点で集まっている「人間の群れ」といった意味や、a bunch of ... で 「かなりの量の○○」という意味があります。その他、bunch the fingers で「(指をくっつけて)げんこつを作る」という場合に使われます。語源は中世オランダ語の bont 「束」の縮小辞。


File No. 1662  
coagulate
[koujlèit]

凝固させる、凝固する

Vitamin K found in seaweed, for example, is needed to coagulate blood.
Cheese is made by coagulating milk into curds.

液体などの物質を固体にする、あるいは、固体になるという意味の動詞で、専門用語では「凝固」という言葉を使います。固体になると言っても、カチカチの物体になるというよりは、柔らかい、半固体のような状態になることを表します。「あ、さっきまで傷から出ていた血が止まってるぞ」など、「血液が止まる」という場合や、「ミルクが固まってチーズになっているぞ」など、ミルクが固まるといった場合に使われます。ちなみに、血液が固まるには、フィブリン(fibrin)と呼ばれる繊維のような物質が働き、ミルクのほうは、レンネット(rennet)という酵素や乳酸菌の働きで凝固するということです。語源はラテン語の coagulare 「固める」。


File No. 1661  
pogonip
[pnip]

氷まじりの霧

According to the weather forecast, there will be pogonip in the morning in the area.
The word pogonip refers to a type of fog containing ice crystals.

さすがに寒くなると霧も凍ってしまうのか、氷まじりの濃い霧のことで、氷の結晶が空中に存在している状態のものをいい、その氷の分子はいずれ地面などの表面に付着します。日本語で言えば「霧氷」のことなのかもしれませんが、ここら辺のことは天気の専門家ではないのでわかりません。アメリカ西部の山や谷のある地域において、気温が氷点下に下がり、湿度が100パーセント近い場合に起こる稀な現象のようです。語源はショショーニ族というネイティブアメリカンの言語で「白い死」という意味だとか。この氷まじりの霧を吸い込むと肺がやられることから、こう呼ぶようになったようです。


File No. 1660  
gravel
[rvl]

砂利(じゃり)(をしく)、途方に暮れさせる、いらいらさせる

Her attitude really gravels me possibly because she is like myself.
He explains the gravel in the garden represents the sea.

岩のかけら、あるいは石ころの混ざったものということで「砂利」という意味の名詞。当然のことながら、1個、2個… などと数えていたらキリがありません。数えられない名詞として集合的に使います。砕いてそのままのものや、丸まったものなど種類もいろいろあるようです。また、動詞で「砂利を敷く」という意味や「いらいらさせる、混乱させる」といった意味があり、どちらかと言うと、些細なことでイライラさせるという場合に使うようです。語源はケルト語源の grave 「小さな海岸」から派生した古フランス語の gravele 


File No. 1659    
expendable
[ikspéndbl]

犠牲にしてもよい、消耗してもよい(物)

He knew that the government decided he was expendable.
The batteries are expendables but are expensive.

文房具や最近ではパソコンもそうですが、いくらでも置換えや入れ替えがきく、消耗できるという意味の形容詞で、消耗品という名詞としても使います。物に対して使われるのはまだいいのですが、悲しいのは人間に対しても使われること。軍隊や組織などで、戦略的な意味から、犠牲にしてもかまわない人材という意味でも使われます。トップ層の戦略や考え方によっては、誰でも「消耗品」としての扱いを受けてしまう可能性もあるわけで、これからの時代は、たとえそのような扱いを受けても、たくましく再生し、他で再利用が利くような人材になること、きっと自分にしかできない何かがあるはずです。


File No. 1658  
T, t
[ti:]

アルファベットのT、T字型の

He matches the description to a T.
Make sure to dot your i's and cross your t's to get the job perfectly done.

今さらアルファベットを覚えるということではありませんが、慣用句としてよく使われるのが to a T という表現。fit  suit などの動詞を前につけて、「まさに、ぴったり(合った)」といった意味。その起源はというと、T square (T定規)だという説もありますが、どうも年代が合わないようで、tittle の上についている点など)ではないかという説が優勢のようです。なんだか細かい話になってきましたが、cross one's "t"s というと、文字通り、の横棒を引くということで「細かいところに注意を払う」という意味で使います。さらに、それに dot your "i"s をつけて(「の横棒を引いて i に点をつける」)使われる場合もあります。


File No. 1657  
phial
[fàil]

小型のガラス瓶(びん)、薬の瓶

He showed a phial containing some blood sample.
The drug is available for injection in a phial or a cartridge.

「なんですか?このペットボトル一杯の赤い液体は?」 「血液検査してもらえるって聞いたんで、持参しました。もう、ふらふらですわ」 とか、「給水トラックが何台も止まってるんですけど」 「湖の水質を調べてもらおうと思って、全部汲んできました」 というのも困った話で、そんなとき便利なのが、この小さなガラス瓶。液体サンプルを入れて密閉しておくなど、医学や科学の分野では欠かせません。また、注射をするときに、注射針を指し込みながら中の薬液を抜き取りますが、その薬液の入った瓶を指し、アンプル (ampoule) とも呼ばれます。語源はギリシア語の phiale から派生したラテン語の fiola 「底の浅い容器」で、 vial 「小瓶」も同じ語源。


File No. 1656  
intermittent
[ìntrmítnt]

断続的な、中断してまた続く

Having been out of work for several years, he has finally found an intermittent job.
The river is a short intermittent river on the Pacific coast of southern California.

しばらく続いては中断し、しばらくしてまた続き、そうしてまた中断するといった継続性のない様子を表します。ずっと継続して何かを行うというのは、なかなかむずかしいものですが、人間で言えば、ちょっと仕事したら休憩、また仕事して休憩といったことになり、「痛み」で言えば、ずきんずきん…休憩…ずきんずきん…という断続的な痛みを表し、「休憩」があるがために、「ま、いいか」とついつい我慢してしてしまうことも。川などで言えば、水のあるところ、ないところがあるなど、流れが途中で切れて、また続いているという状態を言います。語源はラテン語の intermittere 「中断する」。


File No. 1655  
chancy
[tnsi/t:n-]